アルカリイオン水を調理のため加熱すると、空気中のCO2と反応して中和され、
沸騰する頃には、中性になっているそうです。
土壌中でも似たようなことがおきます。
降雨量が多い日本の土壌は、通常酸性に傾いています。
したがって、アルカリイオン水を水遣りに使っても、土壌中の有機物を溶かし込むことにより、
中和されてPHは急降下します。
植物が吸収するころには、アルカリ性は失われ、中性~弱酸性の水になっていると思われ、
根にダメージを与える可能性は低いと考えます。
また、土壌には、(酸性orアルカリ性の水を与えても、その作用を打ち消す方向に働く、)
緩衝作用というものがあります。
このため、仮りにアルカリ性土壌であっても、アルカリイオン水の作用はかなり打ち消されます。
結果的として、アルカリイオン水の植物に与える効果は、水道水とほぼ同じになるため
なんら問題はおきないと思いますよ。
土壌のPHは、ごくわずかながら、上昇していくものと思われますが、
植物の多くは、PH7前後の土壌を好みますから、酸性土壌のPH上昇は悪いことではありません。
但し、肥料や農薬は、水道水を使用することを前提としていますので、避けた方が良いと思います。
また、アルカリイオン水のPHは、それほど高くは無いでしょうから、
直接植物体にかかっても、影響は無いと思います。
心配なら、葉に1~2滴つけてみて、様子をみてはいかがですか?
#2さん、<酸性水>を与えるのは賛成できません。
近年、ヨーロッパなどでは酸性雨により、土壌の酸性化が進み、多くの森林が枯れて、
大きな社会問題となっています。
<酸性水>を水遣りに使っても、緩衝作用で中和されますが、使い続ければ、
土壌の緩衝能は徐々に低下し、土壌の酸性化が促進され、植物に悪影響がでる可能背があります。
お礼
とても理論的な回答をありがとうございます。 (でも自信なしなんですね・・うーん) 回答をいただいたお二人の意見が違っているので、ちょっと迷ってますが、とりあえず数日、水をあげてみようかと思ってます。 ご親切にありがとうございました。