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共同脚本について
共同脚本について ハリウッドでは当たり前のやり方だときいたことがあるのですが 日本で黒澤明以外に有名な映画で共同脚本で作成している映画ってありますか? 私は脚本家を目指しているのですが、先日サイトをみつけるまで共同脚本で日本映画を 作るって発想がありませんでした。 調べてみると黒澤明が共同脚本で映画を作っていたと知りましたが、現在の映画で共同脚本ってありますか? なんか、他人と共同で脚本を作ると物語が平均化しそうな気がします。
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- isoiso0423
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ハリウッド作品だと大半の作品が脚本家のクレジットはひとりです。 ですが、完成するまでに十人~数十人の人間がかかわることが多です。 これは製作工程がほかの国の映画の作り方とくらべ、より複雑化しているためです。 契約などの諸関係でかなりの人間がかかわっても、クレジットはひとりだけとか、実際には書いたものがほとんど使われていないのに、脚本家としてクレジットされている、なんてこともあります。 黒澤作品の共同脚本は共同といっても、かなり意味合いが違い、たとえば3人の名前がクレジットされているからといって三人が分業しながら書いているわけではありません。 黒澤流の場合”物語が平均化”はしません。最終判断を小国英雄氏がしていたそうですが、超一流の個性派たちのあつまりなので、より個性的で、より説得力のあるものに仕上がった例の方が多いと思います。 また脚本を書くという作業は、もう物語を作る場ではなく、文章による視覚化の第一段階といったものです。 共同脚本の作品は現在の映画でもわりとあります。 「クライマーズハイ」は3人、「カムイ外伝」「ミッドナイト イーグル」「TAJOMARU」などは2人がクレジットされています。 実際にはほとんど書いていないのに、のちの印税や二次使用権目当てに、名前を載せる、ということもあります。 数行なおしたから俺の名前も脚本のところに載せろ!という監督もいまして、まあ実際に手を入れているんだからウソじゃないんだけど、政治力や知名度など力関係から、あまりにもということもある世界です。