- ベストアンサー
友達の統合失調症診断と誤診の問題を考える
- 友達が統合失調症と診断され、しかし本人にはあまりあてはまらないと感じている。
- 治療を受けても感情の起伏が激しく、他の病院に診断を求めた結果、統合失調症とは異なると言われた。
- 精神科の診断は病院によって異なることがあり、誤診は重大な問題であり影響を与える。
- みんなの回答 (3)
- 専門家の回答
質問者が選んだベストアンサー
- ベストアンサー
【統合失調症】http://ja.wikipedia.org/wiki/%E7%B5%B1%E5%90%88%E5%A4%B1%E8%AA%BF%E7%97%87#.E5.90.8D.E7.A7.B0 《以下の文章は上記リンク先からの引用文です》 2 名称 『元々ドイツ語のSchizophrenieに対する訳語として、日本では明治時代に精神分裂病と訳された。Schizophrenieはギリシャ語のschizo+phren (分裂+横隔膜) から。これはギリシャ時代の医者が魂は横隔膜にあると考えていたことに由来する。 本来、精神分裂病の「精神(phrenie)」は心理学的意味合いで用いられた単語であり、「知性」や「理性」を現す一般的な意味での精神とは意味が異なる。ところが、「精神分裂病」という名称が日本では「精神が分裂する病気」→「理性が崩壊する病気」と誤って解釈されてしまうケース(統合失調症患者であっても、理性が崩壊するとは限らない)が見られた。患者・家族団体等から病名に対する偏見が著しく強いという苦情が多かった。そこで、2002年に日本精神神経学会総会によって英語のschizophreniaに対する訳語を「統合失調症」にするという変更がなされた。』 * * * * * * 話が拗れそうなので、一旦、整理した方が良いと思います。 病名のことを主に触れられていらっしゃいますが、 《“精神分裂病”とは旧称で、患者側が一般の健常者から偏見を持たれないようにとの配慮から、現在では“統合失調症”と病名が改められている。》 ということで、質問者さんの ご質問の流れはこういう事ですよね。 1)ご友人が、統合失調症(旧称:精神分裂病)を患っていると以前掛かっていた病院で診断され、何年も治療を受けていた。 2)ご友人の病態が統合失調とは当てはまらず、病状も好転しないと感じた質問者さんは、ご友人に他院で診察を受けることを勧めた。 3)ご友人は、行った先の他院で統合失調症ではないと診断され、そのときの担当医の言葉からも以前の主治医は統合失調症に関しての知識が浅く、誤診治療をしていたと質問者さんは確信した。 4)世間では未だに“精神分裂病”という古い名称が使われたり、偏見を持たれることが多い精神疾患である“統合失調症”の診断を ご友人に下した元主治医の行為は あまりにも軽率である。 このことは誤診の一言では済まされず、ご友人の健康を損ねるだけではなく、心にも大きな傷を負わせる結果になり許し難いことである。 * * * * * * 一番仰りたいのは、「4」ですよね。 ご友人は不運だったと思いますが、ご友人のことを真剣に心配して、誤診発覚まで漕ぎ着けるきっかけを作った質問者さんの功績は非常に大きいと思います。 結局のところ、医療ミスだったと言うことになりますね。 裁判をしたいとか、そう言うことではないのですよね? ご友人も精神科に掛かったのですから、自分でも精神疾患を患っているとの自覚はあったのでしょうが、気弱になっていたので、病状が良くならなくても以前の主治医には強く出ることが出来なかったのかもしれませんね。 一般に、統合失調症患者には“病識がない”と言われていますが、もしもご友人が、自分から精神科に向かったのなら珍しいケースだと思います。 統合失調症の誤診は意外に多いようですよ。 統合失調症の陰性症状と鬱病の症状を間違う医師もいるそうですし、アスペルガーと統合失調症も間違われることもあるそうです。 精神科の病気は、典型的な症状を示さないと判断が付きにくいことがあったり、鬱病から双極性障害といったように、途中で病名が変わることもしばしばあるようです。 正しい診断まで何年もかかってしまったり、健康を損ねてしまったことは悔しいことではありますが、質問者さんが しっかりご友人を見ていたから誤診も判明したのだし、質問者さんが この質問を立てたことも、ご友人のように誤診を受けている人が転院するきっかけになるかもしれませんよね。 少なくとも、ご友人は、これでより良い治療を受けて、回復に向かう可能性が出てきたのですよね。 このことだけでもプラスになっていますよね。 ご友人が一番悔しい思いをなさったり、落ち込んでいらっしゃると思いますので、少なくとも質問者さんからは、今回の誤診の話は振らない方が良いと思いますよ。 ここは、治療に専念できるようサポートしつつ、あまり話を蒸し返さない方が良いと思います。 ご友人が悔やんで落ち込んでいるときは、 「そうだね、悔しいよね。 今度の治療でも、何か困ったことがあったら話してね。 そのときは一緒に考えよう」 そんな感じで良いと思うんです。 理解を示せば、極端な話、黙って頷くだけでも良いと思います。 あまり、カッカして話すと ご友人も更に落ち込んだり、今までの歳月を思い起こして怒りが収まらなくなることもあるでしょうしね。 ご友人が感情的になり過ぎないよう、上手くサポート出来る関係でお付き合いすると良いと思いますよ。
その他の回答 (2)
- ajnsuqbaas
- ベストアンサー率43% (118/274)
質問の内容は結局なんでしょうか。 「あんまりではないですか」では、同意を求めているだけで 質問とはいえないでしょう。 なんの可能性があるか、についてついでに考えてみます。 なお、統合失調症は、精神分裂病の新しい病名で、 現在では精神分裂病という名称は使用しません。 通常は幻覚や妄想を伴なうものです。 感情の起伏が激しいとなると、考えられるのは ・うつ病または躁うつ病 ・パーソナリティ障害 などでしょうか。 おそらくは気分安定薬(リーマス、デパケン、テグレトールなど) を中心として、様子を見ながら統合失調症でも使う非定型抗精神病薬 (セロクエル、ジプレキサなど)または、議論がありますが 抗うつ薬(トレドミン、ジェイゾロフト、日本では新薬として 注目されているレメロン=リフレックス)を少量加え、 不安などが多い場合に、なるべく依存の少ない抗不安薬 (メイラックスなど)を用いるのがいいようです。 ただ、その別の医師がどう診断したかわからないので、なんともいえません。また投薬は医師の判断ですので、ありうる例をかいただけです。 うつや躁鬱もそうですが、パーソナリティ障害はとくに、 臨床心理士などによるカウンセリング(自費)がおそらく必要になってきます。 日本の医療制度ではこの領域は保険になりませんし医療行為にもなりません。 なお、精神科はじっくりと時間をかけて患者の状態や心に向きあって 診てくれるのが本来のありかたのはずなのですが、そういうところは 極めて少ないです。 医師の質も下がっていますが、大量の患者をさばくのに、そうはして いられないという事情もあります。下手すると治療を強制終了されて しまいます。 とくに精神科などにおいては、医師の見立ての違いを医療過誤として 訴えるには証拠が明確でなく、難しいところがあると思います。 また医師の萎縮を招くとして医療過誤の告発がはばかれれる風潮に あります。判決でも医師側に有利なものが多いです。 今回のケースも残念ながら見解の相違になってしまうかもしれません。
- dogday
- ベストアンサー率29% (2313/7949)
精神分裂病も統合失調症のうちです。 生活に支障が出る身体障害が「疾病」と定義されていて、 「病」ほど一般生活に支障がでないのが「症」であって、統合失調症は精神病の下位に属されます。 なので、相談者さんの心配は全般的に間違っています。 >経験があさいのか? といった医師はもっと重症な治療が必要だと言っているのです。 統合失調症は、「全般的にどこか健康ではない症状」という名称に過ぎませんので、あまりあてはまらないとかの判断はできません。 間違った知識で友達に接すると、あなたも病院と同じ不安をもたれてしまいます。 友達は不安になる病気ですので、うかつに不安を増やさないように気をつけてください。
お礼
長々とありがとうございました!そうですね、医者が間違えることなんてないだろうと思い込んでましたし友達も医者にそういわれれば、疑わなかったんだと思います!精神科はいった病院の数だけ診断は違うみたいです。驚きです。