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バスの事故増加?規制緩和後の現状を調査
- 日本でバスの事故が増加しているという報告があります。特に貸切バスの規制緩和の時期に事故件数が急増し、その後は横ばいに推移しています。
- 一方、自動車全体の事故件数も増加しており、バスの事故件数は自動車全体に対して微々たるものです。
- バス事故の増加は規制緩和だけでなく、他の要因も関与している可能性があります。バスの規制緩和に詳しい方からの知見を求めています。
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規制緩和後、新規参入の会社が大幅に増え、トータルの台数も増加しました。需要は変わらないか、少し減っているぐらいですから、競争は激化しています。 とはいえ、電鉄系の観光バス会社など、老舗の会社は、台数こそ減らしたものの、今でも車の整備や乗務員訓練をしっかりやっているところが多いです。会社で専属の整備士がいて、しっかり整備をやっていますし、乗務員もベテランが多いです。長年の経験の積み重ねで、車が故障しやすいところ、交通事故を起こしやすい場所・時間などが分かっていて、それを社員の訓練で生かしていると思います。 新規参入の会社は、レベルは様々だと思います。点検を怠っている会社、点検・修理の人員や設備を自前で持たず、バスを街の整備工場にアウトソーシングしている会社も多いです。そういう会社では、車の状態を正確に把握して乗務員が運転できませんから、故障も多くなっていると思います。また、経験がない分、乗務員を教育できませんし、資金的に教育している余裕がありませんから、速度やルールを守りません。さらには、労務管理する人員すらいない会社も多いです。社長が運転している会社もあります。こんな会社は何かあったら、誰が責任をもって対応を取るというのでしょうか?出勤のとき、点呼すらしないところもあります。 一度、JRの高速バスに乗ってみてください。運行速度は極めて一定で、車線変更の仕方、ミッションのシフトアップの仕方など、殆どの乗務員が同じような運転をしていますし、特徴的で独特な印象を受けると思います。大手では、乗務員毎に運転のクセはあっても、少ないです。新規参入の会社では、乗務員によって非常にクセが異なります。教育をしていないですから、当然ですね。 結論:事故率は増えた。しかし、それは事故の多い業者が増えただけ、という理由である。
お礼
丁寧なご回答ありがとうございます。 事故の多い事業者が増えた、というのはたしかに 大きな観点ですね。 やはり都市間の長距離路線の増加が事故率を 高めているのでしょうか? 新聞の記事の数を検索してみると、 規制緩和以降の時期が多く、 特に高速バスの事故の記事が多いです(乗合バスもツアーバスも)。 とはいうものの、そこまで具体的な統計データがないため、 はっきりとは確認できませんが・・・。 なかなか回答してもらえなかったのでたいへん助かりました!