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ミキシング・マスタリング時のクリッピングについて
クリッピングについて質問です。 T-RackSやWavesなどで音量をギリギリまであげて、 ピークに達したとしても、 一見クリッピングしてるようには聞こえません。 (ちゃんとモニタリング用ヘッドホン使ってます) こんな時って、コンプやらリミッターやらで音量を下げるべきでしょうか? それともまだガンガンあげてもいいんでしょうか?
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あーなるほど、質問者の方の気にしてる事がやっとわかりました。 当方も、ちょっと誤解してました。 まぁ、当方の環境は、T-RackやWavesじゃない別のツールなので、完璧な根拠を持って言うんじゃないですが、 >-0.1dbくらいでしょうか? それとも1.0dbとかいっちゃいますか!? は、気にするポイントが全然違います。 これくらいのランクのマスタリングツールなら、メーター部は「アナログメーターシミュレータ」みたいなもんです。 ちゃんとしたアナログ機器と並列運転しても、メーターの追随性を同じ動きになるようにシミュレートして表示していると思って良い。 で、純アナログメーターなら、一概には言えないけど瞬間なら+3~4dBくらいは許容範囲な事が多い。 デジタルでは、演算部的には本当は一瞬たりとも閾値越えは許されませんが、このクラスのマスタリングツールなら、「アナログなら一瞬の+3dB超えになった…時の音圧感」も、デジタル的にシミュレートします。本当はデジタルデータ側はギリギリ超えないようにマスタリングエンジンが監視してるけど、メーターはわざと「アナログ的にちょい超えに表示させる」みたいな…その程度の芸の細かさはあります。 だから、メーターはアナログ的に見ればよい。 聴感上の歪みが出てない程度なら、メーターはあくまで「一瞬」の範囲なら、ちょくちょく+2~3dBくらいまで跳ねても問題ないはずです。 ただ、もっと難しいのは、ほとんど「ちょい越え」が無いはずなのに歪み感が大きい音源、「ちょい越えしまくってる」のに音圧感がいまいち無い音源…というのがある。 実は、普通の生ミックスダウンだと、そのような状態になってしまう(歪んでる場合は歪まない所まで落とすしかないが)ので、ミックス後にマスタリングで音圧感調整をする…という面もある。 なので、最終的には音感で調整するしかないわけです。 そして、これが悩みのタネですが、No.1で述べたように、モニター環境であまりにもギリギリ狙いすぎると、モニターではギリセーフと思っても、例えばCD-Rに焼いてコンポで聞くと「なぜ割れる!」ということもよくある。 そういう場合の「さじ加減」は、数を製作して自分の環境の癖を知り尽くすしかないです。
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- kenta58e2
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まぁ、マスタリングツールを適正に使ってれば、メーターでピークギリギリ~ちょい超えでも、クリップノイズが出ないギリギリにはしてくれるはず…ではあります。 ただ、仮に下げるべきと判断した時は、さらにコンプやリミッターを付け加え方向で足すよりは、素直にマスタリングツールのパラメータ変更でレベルを押さえる方が、音の鮮度は維持しやすい(高音質を保ちやすい)場合が多いです。 なお、使ってる再生環境にもよりますが、クリッピングノイズに関しては、モニター環境でのリスニングチェックが完璧とは限らないので注意が必要です。マスタリングツール+モニターヘッドフォンでセーフ判定でも、それはモニター環境の耐久力に依存してたまたまセーフなだけで、そのマスタリング音源を別メディアに移して普通のオーディオ環境で聞いたらグダグダ…ということは良くあります。普通のオーディオ環境での追試は大事ですよ。
補足
音の鮮度の事については初めて知りました。 教えていただきありがとうございます! あと、ちょい越えってどのくらいのレベルでしょうか? -0.1dbくらいでしょうか? それとも1.0dbとかいっちゃいますか!?
お礼
かなり気合の入った回答をありがとうございます!!! アナログに関しては全く知識がなかったので 実は記事を見てもあまり意味がわからなかったりするんですが、 のちのちこの記事を読み返したいので永久保存版にさせていただきます。 ちょい越えについても試しまくってみたいと思います。 ありがとうございました!!