5月や6月の生育期に剪定するのは、葉の付け根からわき芽を生じさせたいからです。そのわき芽が伸びて枝となります。つまり枝数を増やすのが目的ですね、枝数が増えればまたそこから葉が生じ、コンモリと茂る良い感じになります。
11月に入ったこの時期はもう休眠期に入りましたから、上記の事は期待できません。あくまでも生育期(4月下旬~9月)における作業です。
しかし見苦しい徒長枝が多いようでしたら、剪定しても構いません。不恰好なのもナンですから。
切りたい所の葉の少し上で徒長枝を切ります。ベンジャミンはゴムの樹の仲間で、切った枝から白い樹液が流れ出ます。短時間で樹液の流失は止まりますが、1度に剪定して沢山の樹液を出ささない方が良いでしょう。
1回の剪定の枝は4~5本にとどめ、また日にち(4~5日)を置いて何回かに分けて剪定を行った方が良いでしょう。あくまでも徒長枝です、太い枝は避けます。
ひん曲がった枝は針金(アルミ線)で矯正します。盆栽用の針金ですが、ホームセンターあたりの盆栽コーナーあたりに置いているかもしれません。
針金の太さも種類があって、枝が太くなれば太めの針金を使いますが、ひん曲がった枝の太さを園芸担当の店員に説明して選んでもらいましょう。
ひん曲がった所を中心として前後10~15cmぐらいを、きつからず緩からず枝にらせん状に巻きつけていきます。
針金ごと枝を曲げて矯正します。こうすると枝が折れにくいのです。一度にグイッと曲げず、何回かに分けてグッグッという感じですね、解かりますか?。
針金の弾力で枝のひん曲がりを矯正できるのです。
あまり長期間針金を巻きつけておくと、枝が成長して太くなった時に針金が食い込んできます。来年の4月あたりで針金をはずしましょう。なお針金をはずす時はニッパーで「らせん」をプチプチ切っていった方が無難です。
お礼
詳しく教えて頂きありがとうございます! 曲がってしまった枝がとてもかわいそうだったので 教えて頂いた方法で早速対応してみます。 ありがとうございました!