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ゲーム系の専門学校って・・・
こんにちは。 『ゲーム専門学校から見た風景』という漫画(検索すれば読めますが、文字が小さくて読みにくいので注意)を知ってネットで読んだのです が その内容を見て驚きました。ざっと紹介しますと。 ・情報処理科なら向上心のある者もいるし上達するが、ゲーム科はひどい。 ・4年間で約600~700人の卒業生がいるが、ゲーム業界に入ったのは0人。 つまり4年で250万×600=15億がドブ。 ・良心的な専門学校は高校に「うちを卒業しても就職は出来ません」と説明している。 ・入学してくる生徒のほとんどはパソコン触るのが初めて。 数ヶ月してもタッチタイピングが出来ない。 ・たった4行のプログラムさえ書けば絵が出る素晴らしいソフトがあるが、その4行すら打てない。 ・絵が描けない、プログラム出来ないから企画科へ流れる者が多い。 ・文章を書く時は「てにをは」が大切だと言ったら知らなかった。 ・九九が出来ない生徒がいて、2年かけて教えたら親に感謝された。 ・2年生に卒業後の進路に関するアンケート取ったら、「イルカの生態を調べたい」と言う奴がいてひっくり返った。 ・デッサンの授業は、静かにしていられるのは10分が限界。 ・ゲームの企画を立てさせると皆、サウンドノベル・剣と魔法とお姫様 マジでこんなんばっかなんでしょうか? 自分が思うに、専門学校が全て悪いというわけではなく、大半は生徒自身に問題があるんじゃないんですか?
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割と単純な話です。 日本は、世界一の高校進学率と、世界でほぼ最低(OECD参加国中ほぼ最下位)の大学進学率の国です。 海外の先進校の多くは、中学卒業程度の段階で、技術を身につけて就職に向かう人と、学問を身につけて進学に向かう人に分かれる制度になっていて、この技術を身につける人を受け入れるのが専門学校の役割となっています。 日本は、高校を卒業するけど、就職も「大学」進学もしない・できない子供たちが大量にいるんです。で、「進学したい」という需要が強くある。 専門学校は、その需要を満たすために存在します。手に職をつけるという意味合いだけではないんです。 プロスポーツ選手や将棋・囲碁の棋士を考えるとすぐにわかりますが、一番、技術が身に付く中学・高校時代にではなく、海外では成人とされる年齢から手に職をつけようとしても、手遅れとはいいませんが、効率的ではありません。 また、高校を卒業した人の視野は狭いままです。なりたい職業の上位は、 声優/漫画家/ゲームクリエータ など、その生活で見聞きしてイイナと思えるものに限られているって子も多くいます。 入学生がいれば、専門学校は成立しますから、その受け入れ先として活況になるわけです。 就職については、これらの職業について、生活できる人が何人いるかを考えると分かりますよね。上記を教える「大学」も存在していますし、業界が作った狭き門の養成所もあります。それからの就職者もいるわけですし、競争は厳しくなります。 専門学校としてはお客さんである生徒に対して、その子に合わせて、その子が満足する内容を提供するということになります。 ある意味で芸術系の大学と同じ感じかなと思います。 それに対して、介護、看護、情報処理 などは、社会的な人材不足のため、需要がある分野です。就職先はいくらでもあるわけですから、専門学校としては、「使える人材」を提供することが使命となります。 生徒に対しては、「人気のない」分野ですから、待っていても生徒は集まりません。なので、生徒を集めることができるだけの「就職率」「就職先」等の実績が必要になります。 実績を作るためには、ある程度のスキルを身につけさせる必要があります。そこで、厳しいからついていけないという生徒は辞めてもらった方が実績は高くなりますから、生徒の満足よりも教える到達点の高さの方が重視されます。 就職率100%をウリにしている専門学校もありますが、その学費は大学並み、年数も4年だったりします。 単に役割の違いです。ご質問の通り、専門学校の与えられた役割に、違いがあるんです。
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- nemoax006
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生徒に問題があっても、彼らは給料を払ってくれるお客なので相手はしてくれるでしょう。工業系大学でもPCに触ったことが無い人はある程度います。ただすぐにデバイスドライバくらいは書ける様になります。 プログラムが書けるのは最低限の約束です。これができないと実験が進みません。中にはOSを書く授業もあるので気が抜けません。