私も詳しくは知りませんが、
テレビで放送するような大会にはもちろん賞金が出ています。
浅田選手が2位になったエリック杯は
優勝18,000ドル
2位13,000ドル
3位9,000ドル
4位3,000ドル
5位2,000ドル
という賞金が出ます。
しかしこういった賞金は競技を続ける足しになる程度です。
有力な選手になって国から資金援助が出る強化指定選手になるまでは、
やはり費用の面では皆相当苦労するようです。
高いコーチ料や道具代が負担になって辞めてしまう子もいます。
非常にキナ臭い話になってしまいますが、
ウィンタースポーツの多くが経済的に裕福な人々の特権になっているのは事実です。
ウィンタースポーツでの黒人選手の活躍が少ないのも、
保守的なウィンタースポーツ界の状況と相成って、
経済的な問題が非常に大きいのです。
これは水泳界にも同じことが言えますが、
水泳はプールさえあれば練習が出来るのに対して、
ウィンタースポーツはとにかく、特殊な器具、施設が必要になり、
そのため陸上のように万人に門戸が開いているというものではありません。
その中でもフィギュアスケートは特に経済的に裕福な国の人々しか
競技に参加できないという、実はとても無理のあるスポーツであることは確かで、
そのことはフィギュアの観戦者として頭に入れておく必要はあると思います。
もしそういった問題がクリアされた場合は、
能力の高い黒人の選手(かつてはフランスのボナリー選手がいましたが)が高難易度のジャンプをきめまくってリンクを沸かす日が来るかもしれませんね。
お礼
非常に参考になる内容を紹介していただきありがとうございました。 賞金はゴルフと比較してかなり差があるのは意外でした。 そういえば、以前からウィンタースポーツは何故黒人があまりいないのかも不思議に思ってましたが、やはりコストの問題でしたか.. おかげさまで長い間の疑問が解けました。これからフィギュアスケートの番組はもっと楽しく見れると思います。