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アトピーについて教えてください。宜しく御願いします。
アトピーという状態が人それぞれ、症状や進行、治療など広範囲にわたるのでぜひ、多くの方が経験した対策や実践した日常の注意など教えていただけませんでしょうか? 30代の知人とお子さんの7歳がアトピー性皮膚炎様の状態で長年困っていらっしゃいます。情報の収集だけでもお手伝いしたいと思うのです。 本人も書籍や人ずてにお話を伺うなどして勉強はしておるようですが、皆様からの生のご意見は最も勉強になるので宜しければ教えていただきたいと思います。 特にお勧めのポイントと気をつけなくてはいけないポイントなどありましたらお書き添えいただけると大変ありがたいです。通常の治療法から民間療法的なものまで情報を歓迎しております。 皆様どうぞ宜しく御願い致します。
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アトピー性皮膚炎って「奇妙な」と云う語源から付けられた病気です。そもそもが奇妙で解らない、と云うことなのかもしれません。 アレルギーを大別すると、I型・II型・III型・IV型に分類できます。アトピー・花粉症・食物アレルギーなどは、I型にはいります。II型は溶血性貧血など III型はリューマチなど IV型は接触性皮膚炎などです。最近はII型、IV型もアトピーに関与しているという説も出てきました。IgG抗体上昇で分かる遅延性食物アレルギーです。 I型の発症機序は、体の外で作られたタンパク質と、自分の体内で作られたタンパク質の喧嘩騒ぎがアレルギー症状です。 小難しい話になりますが、タンパク質とは20種類のアミノ酸が、数珠のように連なりそのアミノ酸配列が変わると別の種類のタンパク質が出来上がる、と云うものです。 一番小さいタンパク質でも、200個のアミノ酸が連なっており、大きい複次構造のものになると2000個も連なっています。従って、タンパク質とは20の2000乗種類(電卓では弾けないほど膨大な数)も存在することになります。 そして自分の体内でタンパク質を作っていると言いましたが、その種類はせいぜい20の100乗種類程度です。ですから、私たちの身の回りには体外で作られたタンパク質に満たされているといっても過言ではないのです。体外のタンパクを異種タンパクと云い、自分が作り出すタンパクを体タンパクといいます。この異種タンパクと体タンパクは、喧嘩するようにできていて、これを免疫作用と言います。 生体肝移植で、適合するドナーから肝臓の一部を貰って命を取り留めても、その患者は一生免疫抑制剤を続けなくてはいけないのを理解すれば、判り易いかもしれません。 私たちの皮膚や粘膜からは、異種タンパクは体内に入り込めない構造になっています。 例えば、不備なく完成された家は雨漏りしないものですが、そうではない家もあります。雨の度に天井からポタポタと滴がたれる家もあります。雨漏りで汚れた天井が汚いからと云って、天井板を直したところで、雨が降れば再び天井は汚れるものです。ステロイドや抗ヒスタミン剤は、この雨漏りを直さず天井を張り替える作業に似ています。 皮膚科医にそう言ったら激怒していました。「アトピーはステロイドで治るんだ!」・・・彼にとっては、痒い症状そのものが病気で、ステロイドで痒くなくなったら病気は治った、と云うことなのでしょう。 私たちが、タンパク質を食べるとそれは最初に胃の中で粗消化されて、アミノ酸の連なりをブツブツに切ります。それでも完全に消化が終わったわけではなく、次に小腸に入り、1個~3個程度のアミノ酸の連なりに消化されて、そのアミノ酸は腸壁から肝臓へ届き、吸収の作業が完成します。アトピーが起きる原因は此処にはありません。しかし、消化の作業が悪くて、未消化な異種タンパクの儘吸収されてしまう方もいます。これがアトピーの始まりです。消化作業が不完全・入り込めるはずのない未消化タンパクが腸粘膜から吸収されてしまう。 その結果、異種タンパクを捉えようとIgE抗体と云う防御タンパクが、お巡りさんの仕事を始めます。 それは鍵を掛けたはずの家の中に不法侵入する族を、お父さんが退治しようと喧嘩を始めたような騒ぎになります。 大暴れして家中にできた傷が、アトピーの湿疹に例えられます。 口の中も、胃の中も、腸の中も、それは体の外ですから、異種タンパクが残っていても普通なのです。しかし、それを吸収してしまう隙間だらけの粘膜に問題があるわけです。だとしたら、体内に異種タンパクが侵入しないように、体の機能を整えてあげれば良いわけです。 根治療法ですが、「分子整合栄養医学」と云う新しい分野の医学が世に出始めました。医師免許を取得した現役の医師たちが、分子栄養学を学び始め、それを習得した医師を「分子整合医」と言います。 分子整合医は、アトピーを確実に治せるように最後まで指導してくれます。 ただ、厚労省が薦める 保健医療・治療マニュアル(対症療法)とは、治癒の目的を異にしているため、保険適用が出来ないのが残念です。 栄養医学ガイドブック マリアクリニック院長 柏崎良子著 Gakken の166~187ページにアトピーについて詳しく出ています。図書館で探してみてください。
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- 某HN クロメート(Chromate)(@CoalTar)
- ベストアンサー率40% (705/1742)
こちらに書き込んできますので参考にしてください アトピー性皮膚炎について http://oshiete1.goo.ne.jp/qa5328044.html 咀嚼&玄米は症状の軽減にとても有効でした。 先の回答からステロイドを使って治療も可能なようです。(ほかにもブログなどを確認しました) しかし、当方は丁寧に治療方法を教えてくれる皮膚科医に出会えませんでした。30分~1時間待ちの1分診療が現状でした。 ビデオ「よくわかるアトピー性皮膚炎」 http://www.atopy-symposium.com/movies/ 参考まで
お礼
CoalTarさん 回答に感謝を致します。 ありがとうございます。早速リンクを読ませていただきます。 今後とも教えてくださいね。
- asitaasita
- ベストアンサー率43% (47/108)
私は、幼少からアトピーに悩まされ生活してきました。汗をかく夏場になると身体がかゆくなり、アトピーが全身に広がります。今までは痒くなったら、病院へ行き、対照的に軟膏など処方してもらいの対応でしたが、現在は病院にて軟膏と飲み薬を処方してもらっています。 アトピーに効くわさびであったり、石鹸であったりと今までに色々試してきましたが、実際効いているかも良くわからず、また、すぐに手に入らない、値段が高くて継続が難しい、ある程度良くなったらやめてしまう、などの私の怠慢もあり、この方法ではダメだと自分では思いまして、内服と軟膏にて対応しています。 主治医がいわく、アトピーなどは完全に完治することはなく、いかに、継続した治療をして反応を抑えるか、という部分で考えてほしい、とのことでした。あとは、日ごろの簡単な予防策。汗をかいたあとは、必ず濡れタオルなどで簡単に身体を拭き最後に乾燥タオルで拭く。アトピーがひどい部分には油分をあまりつけない。などですね。 軟膏も最初のひどい頃はステロイドの軟膏でしたが、あまり使いすぎると跡が残ってしまうので、ある程度おさまった時点で漢方系の軟膏に切り替えてもらいました。その効果があってか、ここ数年はほとんど痒みなどはなく快適に過ごせています。 あらゆる面で自分が最も継続できるような治療方法を見つけて、実践していくことが、アトピーの症状を軽減していく第一歩ではないでしょうか。
お礼
asitaasitaさん ご回答ありがとうございました。 大変参考になりました。確かにステロイドは体の中で酸化などの変性によって酸化脂質に変わることで脂質でも除去できない残留する冷えの原因になりますよね。恒常的な冷えによって更に悪化することもあるでしょうし。 最も簡単な対処療法ですが体の中で代謝可能な量の調整や体内で産生する副腎皮質ホルモン(本来のステロイド)とのバランスが難しいですよね。 他に食事や日常の生活習慣などで注意している点やお勧めがありましたら書き込みくださいね。抑制できている素晴らしいケースですものね。
お礼
higegieさん ご回答をいただきありがとうございます。 大変ていねいな回答に感謝しきりです。 早速ご紹介いただいた書籍を見せていただこうと考えております。 アミノ酸、グロブリンから免疫に至まで幅広い知識ですね。 ぜひ今後とも教えていただければと思います。 ためになりました。感謝です。