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マニュアル人間と反マニュアル人間が職場で対立。貴方はどちらを支持しますか?
ある会社の不採算部門で従業員同士の対立が深刻化しています。 発端は労働組合の会合での1人の従業員の発言でした。 「仕事が忙しくて堪らない。従業員を増やしてくれ」 これに対して大学卒や体育会系出身者が反発をした。 「従業員を増やすことは最後の手段だとマニュアルに書いてある。まずは仕事内容の見直しや組織の見直しをすべきだ」 「だいたい、仕掛品や在庫が多すぎて売り上げにつながらない余計な仕事を増やしている。マニュアルにも仕掛品や在庫が多いことは問題だと書いてある。そこから改善すべきだ」 「エクセルは表計算ソフトだとマニュアルに書いてある。その表計算ソフトを使って在庫管理をすること自体が間違っている。マニュアルどおりデータベースソフトを使用すべきだ」 「新入社員が入ってきても、作業方法が標準化されていない現状では戸惑うばかりですぐに辞めてしまう。まずはマニュアルを作り作業の標準化を図ろう」 「パソコンを例にしても、デスクトップのアイコンはまちまちだし、ファイルの保存方法もバラバラだと、いつも使ってるパソコン以外を使うと混乱するよ。まずはマニュアルを作り、アイコンの並び方からファイルの保存方法まで統一するところから始めようよ」 しかし、これらの意見に対してはそれ以上の反発があった。 「マニュアルマニュアルとうるせーよ。マニュアル人間共。人間には個体差があるんだ。マニュアルで画一化なんてされたくない」 「マニュアルに頼っていたらいつまでたっても1番になれない。それじゃ意味がない」 「マニュアルがなければ仕事ができないのは一人前とはいえない。俺は自分のやり方に誇りがあるからマニュアルの導入なんて認めない」 「マニュアル通りに動くなんて誰でもできる。自分で考えて動くことが大事なんだ」 「マニュアルで画一化するよりも個性を生かした方が会社が良くなる」 その後も対立は深刻化しています。 マニュアルの導入を主張する従業員達(マニュアル人間)は独自に会合を開いた。 パソコンに詳しい者が中心となって、アクセスやファイルメーカーを使ったデーベーベースを完成させると、工学部の電子科出身者が中心となって計測器とパソコンを繋いだパソコン計測システムを設計。商学部出身者が中心となってトヨタ生産方式を真似た多能工育成マニュアルを作成。事務所―工場―倉庫をLANで結び、発注状況・製造状況・在庫状況をどこからでもパソコンで分かるようなシステムを提案した。 彼らは言う 「次の新入社員が入ってくるまでにマニュアル化を完成させ、働きやすい環境を整え、離職率を下げよう」 「うん、長期継続使用できるマニュアルを作ろう」 「でもQC手法に基づいて、適時マニュアルの見直しはしていこう」 一方マニュアルの導入に反対する従業員達(反マニュアル人間)も独自に会合を開いた。 「マニュアルは考える習慣を奪うだけだ」 「マニュアルに頼らず自分で考えることが大切だ」 「マニュアルなんかに頼らず、誰にも思いつかない斬新なアイデアを出したい」 「俺は自分のやり方を絶対に替えない。マニュアルなんて無視する」 「個性が大切だ。自分の個性を捨ててまでマニュアルどおりに動きたくない」 「あいつらは馬鹿だ。マニュアルがなければ働けない未熟者だ。考えることを放棄した怠け者だ。あんなマニュアル人間の言うことなんて聞くな」 どうやらマニュアル人間はマニュアル通りに行動することに誇りを持ち、反マニュアル人間はマニュアルどおりに行動しないことに誇りを持っているようです。 こうして、マニュアル人間と反マニュアル人間の間で対立が深刻化していった。 さて、貴方はマニュアル人間と反マニュアル人間のどちらを支持しますか? また対立する勢力を屈服させる良い説得方法をご存知なら教えてください。
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- ok2007
- ベストアンサー率57% (1219/2120)
お書きの事例なら、私はひとまずマニュアル人間に組みします。 問題点ないし到達点は、仕事の忙しさの解消ですよね。それがいつの間にか、マニュアルに従うかどうかの問題に摩り替わっている。不毛な争いになりつつあるようです。そういうときは、問題点を整理し、早く着手できる部分から潰していくと、案外早く解決するものです。 今回の場合、忙殺されそうな側から具体的アイディアが出ていないようですので、構築された新システムをとりあえず導入して効果を試してみるのが先決でしょう。試験期間中により良いアイディアが出たり、新システムに連携する仕組みを立ち上げたり出来れば、さらに業務改善が達成されるように思います。 要するに、マニュアルと反マニュアルとの対立なんて、問題解決のためにはどうでもいいことです。 反マニュアルも、マニュアルに背を向けてはいますが、マニュアルを背中越しに凝視しそれに闇雲に反対する点で、一定の枠に嵌まっています。マニュアルVS反マニュアルの対立のように見えますが、その実、マニュアルVSマニュアルなんですよ。それを脱し、マニュアルと臨機応変との両方を許容する「非マニュアル」とでも言うべき第三勢力が数を増やせば、問題解決にすぐ近づけるのではないでしょうか。
- cse_ri2
- ベストアンサー率25% (830/3286)
>それから、ここが重要なことなのですが >マニュアル人間は大学卒・体育会出身を中心とした少数派であり、 >反マニュアル人間の方が多数派なのです。 >そして古株や管理職達は、「マニュアルなんて必要がない」という >反マニュアル人間なのです。 私自身はマニュアル派です。 マニュアルって、偉大ですよ。 ポッと社会に出てきたばかりの若者が、マクドナルドでもそこそこ働けるのは、長年に渡って整備されてきたマニュアルのお陰なのです。 とはいえ、上記にあげたように >古株や管理職達は、「マニュアルなんて必要がない」という >反マニュアル人間なのです。 という前提であれば、もう打つ手なしです。 組織で仕事をする上で重要なのは、指揮命令系統です。 そして、この指揮命令系統が狂っているのであれば、どんなに若手が頑張っても、組織が生まれ変わる可能性は非常に低いと言わざるを得ません。 私が推奨するのは、有望な若手は子会社か、親しい取引先に出向させ、残った親会社には非効率な非マニュアル人間だけ残すことです。 この不景気の中、そういう人間だけ残れば、おそらく数年と経たずに経営が行き詰まることでしょう。 そうなったところで、オーナーや株主などが、外部から力量のある人材を引き入れて(今日発表のあったJALの経営再建チームのように)、彼らに経営再建を託すことです。 そして、有能な経営者が確保できたところで、外部に非難させていた有望な若手を会社に呼び戻せば、彼らが核となって会社を生まれ変わらせることも、決して不可能ではないでしょう。
お礼
回答ありがとうございます。 マニュアル人間の3人目ですね。 管理職全体が反マニュアル人間なのには理由があります。 会社全体では黒字なので、赤字事業部でも潰れないだろうという危機意識の不足もありますが、マニュアル人間を早い段階で左遷や嫌がらせによる退職によって出世させないようにしてきたからです。 マニュアル化によって一番仕事と責任が増えるのは管理職なので、管理職たちが一番マニュアル化を嫌っているのです。
補足
法学部を卒業し、大企業で生産管理の仕事に携わっていたF(20代後半)は当然マニュアル人間でした。 現在は労務管理部に所属するFは全従業員の勤務状況を調べ、調査結果を上司のN課長に報告した。 「現在、事業所内はマニュアル人間と反マニュアル人間に分かれて対立しています。発端は『仕事が忙しくて堪らない。従業員を増やしてくれ』という反マニュアル人間からの提案でした。しかし勤務記録を調べてみると、従業員の間に勤務時間のばらつきが大きくあることが分かりました。残業時間ゼロが3ヶ月以上続いている従業員が全体の3割を占めています。 定時きっかりに仕事を終えることが、3ヶ月も続くことなどありえません。どこかで仕事をサボっているのです。 たとえば製品倉庫係のベテランK主任は、3ヶ月以上残業していません。仕事が速く終えた場合は、30分以上手を洗っていたり、2時間以上机に座ってぼんやりとタバコを吸っていることがありました。またそれでも仕事がない場合は、来週の出荷分まで用意して、出荷物置き場に置いてしまうため、ただでさえ狭い置き場が更に狭くなり、本当に必要な緊急を要する出荷物を置く場所がなくなるという自体が発生し、それが置き場の確保という本来必要がない仕事が発生し、K主任以外の製品倉庫係の仕事量を増やすという結果です。一方でK主任以外の製品倉庫係員の中には月50時間を越える残業をしている者もいて、大変不公平です。 これは仕事範囲を自分で設定し、他の人の仕事を手伝おうとしないK主任、そしてK主任をコントロールできないO製造倉庫係長の怠慢以外の何者でもありません。 続いて矛先は、工場にも向かった。 プレス係(工場)では、4台の機械しか稼動していないのに、D係長以下係員が10名もいる。D係長に理由を尋ねると、『セット替えのときにそれだけの人数が必要になるからだ』という返事でしたが、それなら普段は他所の部署で働き、セット替えの時だけプレス係に呼び返すだけですむことです。 これに対して、いずれも50代のベテランで反マニュアル人間であるK主任、O係長、D係長は反論した。 K主任の意見 「自分の仕事は自分が責任を持って行う。これが製品倉庫係のやり方だ。仕事が速く終わったからタバコ吸っていて何が悪いのだ。置き場がなくて困っているなら俺よりも早く仕事をすることが済むことだ。俺が製品倉庫係で1番優秀で仕事が速いからという理由で文句を言われる筋合いはない」 O係長の意見 「私だって製造倉庫係の一員として自分の仕事がある。管理職の仕事に専念するわけにはいかない」 D係長の意見 「プレス係員がプレス係で働くのは当然だろ。今までプレス係としてプライドを持って働いてきたんだ。いまさら他所の職場に働きにいけるか。それにセット替えには特別な知識が必要な特殊な仕事だ。俺達は職人なんだ。エリートなんだ。他の職場に手伝いになんていけるか」 Fが反論する 「K主任は決して優秀ではありませんよ。1つの仕事しかできない人間を優秀とは言いません。貴方は入出庫時に必要なパソコンでの登録作業を一切行わず、若手にやらせているそうですね?若手が嘆いていましたよ。500m以上はなれた他の倉庫での作業中にK主任からの電話で大急ぎでも戻ったらK主任はタバコを吸っていて、パソコン登録をやるように指示された。わずか1分でできるパソコン登録のためにいちいち呼び出されていたら堪らないって。 それからO係長、自分の仕事があるから管理職としての仕事をできないというのは本末転倒ですよ。自分でパソコン登録をする分K主任よりもましですが、いまだにブラインドタッチさえできないそうですね。1分でできる登録作業を10分もかけていたら、磯がいくて当たり前です。 D係長、プレス係ではなくて会社の中の一員としての意識を持ってください。それからセット替えが難しいなら、マニュアルを作ってください。フローチャートを作れば誰でもできることです。それから難しいといってください。難しい仕事を簡単にするのも管理職の仕事ですよ」 その後Fは上司であるN課長に呼び出された。 「マニュアルどおり動かないから人間は魅力的なんだ。反省しろ」 現在Fは労務管理部での仕事をはずされ、購買部(社内の売店)勤務に移動させられた。 反マニュアル人間によるマニュアル人間の粛清だった。
基本的には私は、マニュアル人間を支持します。 ただし、こういう問題が起きてる時点で、ロクなマニュアルがない事の証明なんですけどね。 なので、既存のマニュアルを脱却して、きちんとしたマニュアルを作成する事が何より必要です。 企業の経験や知識、ノウハウといったものは個人が創造するにせよ、個人にではなく、組織に蓄積されなくてはいけないものです。 反マニュアル人間といっても、すべての法則を無視して存在する訳はないので、新しいマニュアルの作成に参加させるのが一番です。 後は、社是というか、会社の憲法を制定する事です。 顧客第一とか、売上至上とか、内容はお任せします。 マニュアルか、反マニュアルかで対立した場合は会社の憲法に従うという一点さえしっかりしておけば良いと思います。 マニュアルか、反マニュアルかという方法論より、優先すべきものがあります。 目標と目的の違いみたいなものです。
お礼
回答ありがとうございます。 マニュアル人間の2人目ですね。 >後は、社是というか、会社の憲法を制定する事です。 >顧客第一とか、売上至上とか、内容はお任せします。 そのことについては、マニュアル人間も反マニュアル人間も一致しているのです。ただそのための方法論が逆なのです。 マニュアル人間の一人でテニス部出身のS君は 「自分は高校テニス部時代、ボルグやレンドルのプレーを見て真似をして上達をした。ビジネスにおいてもマニュアル通りに行動すれば売り上げも伸びるし、顧客満足度も高まる」という意見なのに対して、 反マニュアル人間からは、「マニュアルどおりに動くことなんて誰でもやっている。だから差がつかない。だからマニュアルにはない行動をしなければ売り上げは伸びないし、顧客満足度も高まらない」という反論が出てくるのです。 2番の人の回答の終わりのほうに近い感覚ですね。 >他人と同じことやっているようでは高い評価はもらえません。 diedrich様が言う「社是」や「会社の憲法」についてはマニュアル人間も反マニュアル人間も対立していないのです。
補足
>ロクなマニュアルがない事の証明なんですけどね。 そうです。マニュアル自体がまったくないのです。 だからA先輩に言われた通りに仕事をしていると、B先輩から「仕事のやり方が間違っている」と怒鳴られ、B先輩に言われた通りに仕事をしていると今度はC先輩から怒鳴られることが日常茶飯事なので、新入社員たちは次々離職をしてしまい、人材が育たない。 新しい人材が育たないから、ベテランに頼らざるを得ず、管理職もベテランに逆らうことができないという状態であり、だからこそ大学卒・体育会系出身者を中心としたマニュアル人間達は、従業員を増やすことに反対しているのです。 ちなみに体育会系出身者や大学卒たちはマニュアル通りに行動することに慣れているため(理論書を読んだり、コーチや先生の言うことを聞くいたり、あるいは一流スポーツ選手のビデオを見て真似をしたり、赤本を読んで合格点を取るための勉強をしたり)、マニュアルに抵抗がないどころか、マニュアルどおりに行動することを「かっこいい」と思い込んでいる節があります。 それに対して、反マニュアル人間達は、そういう経験が乏しいため、マニュアルどおりに行動することを「かっこ悪い」と思い込んでいる節があるようです。
私は「反マニュアル派」を支持します。 現代はマニュアル、マニュアルと言って何でも文書管理や手順書に身を委ねる傾向にありこれが思考力を低下させます。 許される許容範囲内で自分自身のマニュアルを作って行くのが「道なき道を切り拓く」ではないでしょうか? 御社の派閥争いは工学部と商学部のそれぞれの出身学部別の独りよがりに過ぎません。 ”ハイテク”と”財テク”のバトルが起きて誰がレフリーするのかしら? 私は工学部出身で店舗接客経験が長く現在オフィス勤務ですがそんな争いはしたことが無いし・・・。 >マニュアルなんかに頼らず、誰にも思いつかない斬新なアイデアを出したい これは大切です。 他人と同じことやっているようでは高い評価はもらえません。 他人の出来ないことをやれるようでなくてはならないと思います。 ただ、これは誰にでも出来るというわけではありません。 だから出来ると価値が付く訳です。
お礼
回答ありがとうございます。 今度は反マニュアル人間からの回答がありました。 理想的です。 このように双方からの回答があると非常に助かります。
補足
>御社の派閥争いは工学部と商学部のそれぞれの出身学部別の独りよがりに過ぎません。 いいえ、そうじゃなくて工学部出身者も商学部出身者も仲良く、マニュアル人間なのです。ハイテクと財テクのバトルなんて起きていません。 この部門(全体としては儲かっている会社の不採算部門)で、大学卒・体育会系出身者=マニュアル人間(少数派)と高卒を中心とした反マニュアル人間(多数派)が対立しているのです。
- kametaru
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>さて、貴方はマニュアル人間と反マニュアル人間のどちらを支持しますか? マニュアル人間を支持します。 >また対立する勢力を屈服させる良い説得方法をご存知なら教えてください。 屈服ですか・・・ 個人的には懲戒もしくは諭旨解雇対象にいたします。
お礼
回答ありがとうございます。 マニュアル人間の1人目ですね。 このような回答をどしどし募集中です。 ただ、現状ではマニュアル人間は少数派であり、また管理職たちは反マニュアル人間なので、「懲戒」や「諭旨解雇」という方法は使えないのです。
補足
すみません。 「屈服」という言葉は適切ではなかったですね。 「対立する勢力を納得させる良い説得方法をご存知なら教えてください」 に変更させてください。 それから、ここが重要なことなのですが マニュアル人間は大学卒・体育会出身を中心とした少数派であり、 反マニュアル人間の方が多数派なのです。 そして古株や管理職達は、「マニュアルなんて必要がない」という反マニュアル人間なのです。
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お礼
回答ありがとうございます。 マニュアル人間でも反マニュアル人間でもない「非マニュアル」というものを主張されていますが、この言葉は辞書に載っていませんでした。 意味合い的には「反マニュアル」のようですが、回答内容が理解できませんでした。 造語ではなくて、分かりやすい言葉で回答していただけると助かります。