ごくごくまれ、というわけではないのですが、どんなグッピーでも50匹以上産むわけではありません。「50匹以上産むものもいる」というぐらいの話しです。
ご存知だと思いますが、まず、グッピーは種類によってメスの大きさがまったく違います。種類によって体長で2倍、体積で4倍ぐらい違うものもいます。
いわゆる「国産グッピー」と呼ばれている種類は、「外産(外国産)グッピー」よりも概して小さく、50匹も産むものはまれです。一方、外産グッピーは体格がたいへん大きく、成熟したメスであれば、50匹以上産むこともまれではありません。
ただ、体の大きな外産グッピーであっても、産まれて数ヶ月の若いメスが最初から50匹も産むわけではなく、まず数匹産み、次に十数匹産み、三十匹ぐらい産み、という具合に、だんだん多くの仔を産むようになってきます(それにつれて身体も大きくなってきます)。
したがって、まずは「種類」の問題、次に「成熟度」の問題、という2つの条件がある、ということですね。
その2つをクリアした上で、出てくるのが、50匹以上産んでいるのに次々と食われているため仔が確認できない、という問題です。
グッピーの中には、他のメスが産むところをずっとついて回り、産まれてくる仔を片っ端から食うような個体もいます。そうすると、せっかく産んでいるにもかかわらず「ぜんぜん産まないなぁ」というような印象をもってしまいます。
この問題については、すでに他の方からレスがつけられていますが、産卵箱を活用するのが、簡便かつ確実です。
さらに、50匹以上産まれているのにたくさん死んでしまって大きくならない、という問題も出てきますが、こちらはグッピーの飼い方全般と関わってくる問題なので、ちょっとここでは書ききれません。飼育のための手引書などをご参照ください。
※一点、よくしてしまう失敗は、「餌のやり過ぎ」です。底に残り餌が落ちるほどやると、それはやり過ぎです。水面と水中で食い尽くされるぐらいの量を1日に2回与えるぐらいが、仔を増やすのに適切でしょう。与え過ぎていると、環境を悪くするのはもちろん、メスの生殖腺が正常に発達せず産児数が少なくなります。また、仔が詰まるなど産児のときの死亡が増えます。オスの体型がスマートに保たれていることを目安にして餌の量を調節することも重要です。
お礼
細かなアドバイスありがとうございます。 非常に参考になりました。 今までは、結構いい加減だったな~と反省しております。。。