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ガンダムSEEDについて、(ストーリー・キャラクター)
最近、ガンダムSEEDを全話見ました。 個人的にはそれなりに楽しめたのですが、ネット上ではかなり評価が低いようですね。 ネット上での評価を読んでみて気になったことが数点あるので、ご意見お聞かせください。 「登場人物がおしなべて美形である。よってこの作品は一部女性ファンに露骨に擦り寄った作品である。故に駄作だ」 まずはこの意見。登場人物が、男気のある無骨(=不細工?)な兵士にあふれていた場合 SEEDの評価は上がったのでしょうか。 「ストーリーが陳腐で行き当たりばったり。キラ達の行動思想に信念、一貫性がない。故に駄作だ」 民間人の少年が急に戦争に駆り出されて、結果論的に誤った選択をしながらも 成長していく姿を描いていると捉えるのは恣意的でしょうか。 キラがはじめから明確で正しい行動指針に則って終始持ち前のスーパーマンっぷりを発揮したら SEEDの評価は上がったのでしょうか。 「ここの部分が描ききれてない。説明不足に過ぎる!故に駄作だ」 1から10まで理詰めで説明しなくては「名作」になれないのでしょうか。 ミヤザキアニメが時として観客を突き放し、解釈をそれぞれに委ねているように 含みを持たせる為に解釈の余地を持たせる手法は常套手段ではないのでしょうか。 気になった点は以上です。 顔も肉体も精神もまっちょで、何の女気もない中年兵士が 相手を圧倒しない程度の強さのガンダムを操り 個性的で男気のあるキャラクター達と共に 誰にでも納得できるような戦争の終結を迎えるアニメ… あまりにも夢が無いような気がしますが、みなさんが求めるガンダム像というのはこのようなものなのですか?
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答えは、NO。 >まずはこの意見。登場人物が、男気のある無骨(=不細工?)な兵士にあふれていた場合SEEDの評価は上がったのでしょうか。 ブサイクな登場人物しかいない高評価なアニメがあったら教えてください。 それが答えです。 >民間人の少年が急に戦争に駆り出されて、結果論的に誤った選択をしながらも成長していく姿を描いていると捉えるのは恣意的でしょうか。 ちゃんと通してご覧になりましたか? キラの言動は鳥頭で一貫性がありません。 脚本をした嫁のせいです。 >1から10まで理詰めで説明しなくては「名作」になれないのでしょうか。 名作で1から10まで理詰めで説明している作品があったら教えてください。 それが答えです。 基本的に嫁の糞脚本がある限り評価は上がりません。 また、ご都合主義というのはどんな作品でも少なからずあるものですが、嫁のキラマンセー主義によるものは度が過ぎております。 個人的には、平井の絵が嫌いだしゲームのような戦闘演出も最悪なのでSEEDにおいて私の評価が上がる事は決してありませんけどね。 ※SEEDの企画は負債の持込なので他のアニメーターがやったらという仮定の話はありえません。 何にせよ物語の骨格はファーストのパクリで歌姫の要素はマクロスのまんま、それに序盤の展開がレイズナーにそっくりじゃあ正当な評価なんてしようが無い。 完全なるオリジナル作品は作れないのは最もだが、ここまで何かしら成功したアニメの要素をパクっているだけのアニメが高く評価される方がどうかしている。
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- shinju-t
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美形というか今までのガンダムっぽくなかったんじゃないかなと思います。 特に1st好きな人からしたら受け入れ難い人が多いのかも。 ストーリーというか宇宙空間で機体爆発して挙句にヘルメット吹き飛ばされてても続編で生きていたりとか、近距離でコクピット露出した状態で敵機に組みつかれ敵機自爆しても助かったりだとか。アニメにしてもこれはひどくね?という展開が多かった。そして脚本家の遅筆による(と思われる)総集編の多さ。キラがどうこう以前にやっぱり脚本家によるんじゃないかなぁと思います。 説明不足というか上述の近距離自爆の際もアニメだけ見てると地球から急にプラントに運ばれていたり、実際は外伝主人公によって救助され云々があったんですが何にしても1から10まで説明する必要はありませんがせめて1から3ぐらいまでは劇中のみで説明があってほしい。と個人的には思います。 「顔も肉体も~」なアニメを作ったら受ける!というわけじゃないです。 というか内容だけならそこまで叩かれなかったように思いますが福田監督の発言の数々(実際に言ったかは知りません)がネット上でもちょいちょい見れるんですがふざけんな(笑)と思いました。わざわざ他のガンダム作品貶めたりとか自分の作品だけ語っておけば敵も増えなかったと思います。 未だにSEEDの外伝やってますが早めに終了してほしいです。
>「美形なキャラに溢れている」という理由で評価が貶められていることに対しての疑問なのですが、どうでしょう。 近年のイケメン俳優だけ出ているドラマと一緒で視聴者に媚びている事への批判でしょう。 SEEDはガンダムのファン層が最も薄い当時の女性ハイティーンの女性層を特別意識して作られていますから仕方ない話ですが、萌え系のハーレムアニメにせよ同人ウケしやすいアニメを作ろうとしているのが見え見えなのが鼻に付くのでしょう。 >その中でキラ少年が最初から最後まで一貫性があるのもどうかと思いますがね。 嫌いな作品をいつまでも1~10まで覚えていられるほど暇な人間じゃないので記憶も薄いですが、例えばキラがもう泣かないと心に誓ったラスト近辺でラクスに泣いてもいいのですよって言われて泣くシーンとか脚本家のバカ丸出しで草食系男子と言うのはこういうのを指すのか知りませんが、ヘタレキラが成長しようとした瞬間を一撃で潰してしまうような事を簡単にやったり気分で脚本を書いているのか前後の脈略がない事が多ございました。 >言葉足らずだったでしょうか? 「名作で1から10まで理詰めで説明している作品があったら教えてください。」は質問文からのコピペです。 >解釈の余地を残す演出が認められてもいいのでは? 例えばどういう解釈の余地でしょう? イージスの爆発に巻き込まれたキラが生きていた事でしょうかw 作品によってご都合主義が認められる尺度は異なるので、真面目に見せようとしている作品ほど理にかなわないご都合的な演出は嫌がられる傾向にあります。 それに特に最近の宮崎アニメは単なる説教アニメで、解釈をそれぞれに委ねてませんよ。 それを好意的に受け止めるか批判的に受け止めるかの差が解釈に表れるだけです。 また演出と言うのは100%思い通りに見せる事は出来ませんから、どんな名作であろうと駄作であっても解釈に余地は残されます。 制作者の意図を100%そのまま感じ取れる事が出来たとしたら、それはニュータイプなのかも知れません。 >ファーストでの視点が中立であったのは、主人公とも言われるシャア他の相手側の描写を丁寧にするための演出なのではないでしょうか? これは富野監督がどっかのインタビューで答えていたと思うけど、ファーストでの視点が中立なのは主人公が絶対的な正義だと押し付けたくないからだったと思います。 ガンダムに限らず富野監督の作品全体に言える事です。 >SEEDは序盤こそ相手との丁寧な心理描写があります 序盤の葛藤はレイズナーのそれだから、高橋良輔監督の「蒼き流星SPTレイズナー」の地球へ辿り着くまでの前半をご覧になる事をお薦めします。 まんまそのままですからw >主人公側の戦争に無関心であった少年達にある 両澤千晶のキラきゅんマンセーの肩入れにキラを目だ立たせる為の駒として周囲のキャラクターが配置されているように見えましたが? 戦争に無関心な民間人が戦争に巻き込まれる姿だけなら、富野監督の機動戦士ガンダムF91の方が秀逸です。 キラがやる事は何でも正しいという作り方に作家の同人思考が垣間見れるだけで何も感じられません。 >みなさんが求めるガンダム像というのはこのようなものなのですか? もはやガンダムが戦争にこだわる必要が無いというのが私の考え。 モビルドール(全長20センチ程度の小型ロボット)で日本チャンピョンを目指すハイティーン物でも全然かまわない。 陳腐に戦争を語られるよりは全然マシ。
補足
ガンダムってつまり、少年向けアニメなのだから 一話ごとに見所を作ってやらないと視聴者(子供たち)が逃げていくような…。 回想シーンもそういった狙いだと思いますがね。 何せ50週連続で放送する訳ですから、新しい視聴者を掴む努力も必要では? アスランがキラを殺したことについて苦悩する必要がある(二人が共闘する布石として)のだがら キラが「死んだ」という演出はあるべきなんじゃないかなと思います。 そしてアスランがキラを殺したシーンでシリアスに重点を置いた1幕が終わり エンターテイメント主体の2幕が始まった。 そのへんは明確に区切られていたように感じました。 F91も観ましたし当然F91の方を自分も高く評価していますが そのF91とて後半はとってもエンターテイメントでしたよ。 タコみたいなラスボスに対して質量を持った残像で立ち向かう主人公… アメリカン・エンターテイメントですよね。 ひいきという点では、 シャアが乗れば三倍早いんだぜ!戦艦五隻を一人でやっちゃうんだ! しかもアムロはそんなシャアより強いんだぜ! さらに二人は予知能力者なんだ! というファーストも負けず劣らずの…
- mittan009
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ファーストガンダム世代って呼ばれてる人達は割とおっさん達が好きみたいですよ。 SEEDはファーストのオマージュ作品なので比較対象がソレになるのは仕方ないかなと思います。 ガンダムはどの作品でも概ね最強のMSですが、それが戦争の結果に結び付くかというとそうでもなく。 戦争の結果にしてもハッピーエンドでもないよね~ってのが多いですね。 まず比較対象の作品をまったく知らないと話にならないんじゃないかと思いますが…w 解釈もひとそれぞれですよ、ガンダムは。 一言で言えないほど奥が深いから人気作品なんじゃないかなと思います。 >登場人物がおしなべて美形~ 女性ファンに媚びているように見えるようです。 ある意味正しい姿勢だと思うのですけど、文句を言いたい人は何にでもけちをつけるってことじゃないかなー。 >ストーリーが陳腐で~ キラやアスラン、ラクス等主要メンバーがまるで成長しているように見えないと言う人が多いです。 結果論的に誤った判断であるのに反省せずずっと同じことを繰り返している。 そう捉えている人が多いのですね。故に駄作と言われるわけです。 >説明不足~ 含みを持たせているのではなく、基本ラインにおいてきちんと主義主張を説明できていないと考える人が多いです。 ガンダム作品は概ね政治的主張がきちんとあることが多いのでぇ。 ぶっちゃけ、あまり夢のある作品ではありません。もともと。 現実に翻弄される子供達の行く末を描いていた作品なので。 V、W、Xあたりのようにガンダム作品としてだけ発表していたらコレほど言われなかったのかなあって思うのです。 なまじファーストガンダムという固定概念をもったファン層の居る所にぜーんぜん違うというか、最も嫌う形で作品を発表してしまったのでボコボコに叩かれたのかなあ、と。 あたしは結構好きですけどね、SEED。男性ウケしない作品だったのかもしれないですね。
お礼
それぞれに政治的主張を持つ登場人物が交錯する、というのは ファーストガンダムが視点を中立に置いたことで得られた好要素であって ガンダムのガンダムたる所以、絶対不可欠なものとは思いませんね。 特にSEEDの場合は「戦争に無関心であった若者が戦火に巻き込まれていく姿」にフォーカスしている訳ですから。 公開当時の世界情勢(911テロからイラク戦争へ)を考えても 政治的信念のぶつかりを描くより、戦争に無関心な若者が どのように戦争に参加していくのかを描く方がよっぽどタイムリーだと思います。 まあそんな淡い期待の分だけ、後半の エンターテイメントへ針を振ったシナリオには面食らいましたが。 回答ありがとうございました。
どのアニメ・ドラマ・映画・でも人それぞれなので、 楽しいと思う人もいれば面白くない人もいるのが当然です。 個人的にはガンダムシリーズで好きなのは、 初期(第一作目)、0083、SEED(第一期・第二期)は好きですけど 他のガンダムは個人的には好きではありません。 ただひとつ言えるのはSEEDは名作ではありません。 ガンダムに限らずですが、名作とは内容がいくら良くても 人気・経済効果、これらが欠けたらただの人気アニメで終わります。 このアニメでどれだけ商品を出せるか、これも名作には必要な部分だと思います。 >キラがはじめから明確で正しい行動指針に則って終始持ち前のスーパーマンっぷりを発揮したら これに関しては個人的には最初からこうだったら、すぐにSEEDは見なくなったと思います。
お礼
>ブサイクな登場人物しかいない高評価なアニメがあったら教えてください。 男気のある無骨な兵士と言っただけで、「ブサイク」と断定した訳ではないのですが…。 「ブサイク」だけに過剰に反応されるのは面白くないです。 「美形なキャラに溢れている」という理由で評価が貶められていることに対しての疑問なのですが、どうでしょう。 >キラの言動は鳥頭で一貫性がありません。 具体的に挙げてもらえると嬉しいです。 そもそもテーマは戦争を通して苦悩成長する少年達であって、その中でキラ少年が最初から最後まで一貫性があるのもどうかと思いますがね。 >名作で1から10まで理詰めで説明している作品があったら教えてください。 私は「理詰めの説明はそれほど必要ではなく、解釈の余地を残す演出が認められてもいいのでは?」 という主張をしたつもりなのですが、言葉足らずだったでしょうか? ファーストでの視点が中立であったのは、主人公とも言われるシャア他の相手側の描写を丁寧にするための演出なのではないでしょうか? SEEDは序盤こそ相手との丁寧な心理描写がありますが、メインの視点は 主人公側の戦争に無関心であった少年達にあるのだから、肩入れはあってしかるべきものだと思いますがね。 ともかく、回答ありがとうございました。