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冬山登山におすすめのシェラフを紹介!最新の小型で多用途なモンベル製品を検討中
- モンベルのダウンハガー#0を受け取りましたが、自分のザックには大きすぎて使いづらいため、車中泊用に活用することにしました。
- 雪山登山を始めるために汎用性の高いシェラフを購入したいと考えています。モンベル製品を検討しているが、どの番号のシェラフが最適か迷っています。
- シェラフカバーについても悩んでおり、モンベルのブリーズドライテックが良いのか分からないです。他メーカーのゴアテックス製品を別途購入するべきかもしれません。アドバイスをお願いします!
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先の質問にも回答したJagar39です。 寒さの感じ方は個人差が大きいので一概には言えません。私は夏の立山や涸沢あたりだと、#4を使っているのですがほとんどシュラフには入ってません。フルオープンにして腹の上に掛ける程度で寝ています。 その私の横で、カミさんは#3のシュラフをジッパーを上まで引き上げて、頭周囲のコードまでしっかり引いて寝ています(それでも寒くて寝れなかったとか言う日もあり)。 なので、ご自分が寒がりか暑がりかを把握して、それで最終的に候補を決めてみてください。 一般論として、モンベルのモデルだと「快適睡眠温度」と「使用限界温度」が表示されています。 快適睡眠温度とは、「下着などのままでも6時間以上眠ることができる温度」で、使用限界温度は「6時間の睡眠が可能な温度」ということになっています。 例えば、冬の北八ヶ岳でテント泊をする時の条件を考えてみます。 最低気温がだいたい-20℃前後でしょうか。 テントの中だと、外気温より数度は高いでしょう。1人用のテントに1人で寝ている場合、2人用のテントに1人で寝ている場合、4人用のテントに3人で寝ている場合、4人用のテントに4人で寝ている場合、外気温が同じでもテント内の気温はそれぞれの場合でかなり違うでしょうが・・・4人用のテントに4人で寝ている場合など、外気温より10℃くらいは暖かくなりそうです。つまり外気温が-20℃なら、テント内気温は-10℃くらいでしょうか。(学生時代は細かくデータを取っていたのですが、あらかた忘れてしまいました) また、シュラフカバーを使うことによっても保温性が向上します。 さらに、冬山でまさか下着では寝ないでしょう。薄手のダウンジャケットやダウンパンツを着込んで寝ると、飛躍的に暖かくなります。 ということで、仮にテント内気温が外気温+3℃、シュラフカバーの使用によって+3℃、薄手ダウンの上下を着ることによって+5℃という計算をすれば、-20℃にまで下がる山では、#1(快適睡眠温度-9℃、使用限界温度-22℃)だと、まず間違いなく快適に眠れる、ということになりますね。寒さに強い人であれば、#2(快適睡眠温度-4℃、使用限界温度-15℃)でもいけるでしょう。 モンベルのカタログでは、#1は「国内2,000m級のほとんどの冬山で使用できるモデル」、#2は「冬季登攀や縦走など、積雪期の登山で幅広く使える」モデル、という位置づけになっています。 まあ良い線なんじゃないでしょうか。極端に寒がりの人はやはり#0をということになるかもしれませんが(ちなみに#0は「国内3,000m級の冬山で使用できるモデル」ということになっています)、普通の人は#1、寒さに強い人なら#2、というあたりじゃないでしょうかね。 私は、学生時代は#3程度のシュラフで厳冬期の北アも登ってました。 もちろんダウンジャケット(今みたいな薄手の良いモノはなかったですが)を着込んでシュラフカバーを併用しても、とてつもなく寒かったです。冬山ですやすやと安らかに寝た記憶なんてほとんどないですね。 でも、無闇に暖かければ良いというモノでもありません。 一度だけヒマラヤ遠征隊が払い下げたスーパー天山(昔から登山をしている人にとっては"遠い目"になるほど懐かしい名前かと)という抜群に暖かいシュラフで2月の穂高に行ったことがあるのですが、逆に暑くて寝れなかったです。 冬山では炊事も100%テント内です。テントの外で炊事などあり得ません。 また、夏山にはない仕事として「水を作る」というのがあります。要するに雪を溶かして飲料水を作るのですが、これももちろんテント内でします。 さらに、テントを出入りするたびにどうしても雪をテント内に持ち込みが値になります。 加えてテントのウォールが結露で濡れます。 このように冬山のテント内はどうしても湿りがちになるので、防水のためシュラフカバーは必須になります。 なので、「冬の八ヶ岳は-20度まで気温が下がるから、使用限界温度が-20℃以下のモデルを買わなきゃ」という選び方をすると、寒がりでない普通の人はと~っても暑い、ということになります。 寝る時に暑いと当然寝汗をかいてしまうのですが、冬山だと水が十分入手できないことが多く、水分補給もままならないので、私はシュラフが薄くて寒い場合より、シュラフが厚すぎて暑い場合の方が"危険"だと思っています。 小屋泊まりの場合はまたちょっと違います。 小屋の寝具や暖房にも依るのですが、テントより寒い小屋というのは実在します。管理者がいない=暖房がない冬季小屋なんておそろしく寒いですし。 まあともかく、寒いのはダウンジャケットを着たりザックにシュラフごと足を突っ込んだりと、何かと"少しでもマシにする方法"があるのですが、暑いのはどうにもなりません。夏山みたいにシュラフから足を出して寝るわけにはいきませんし。どんなに暑くてもシュラフの外は氷点下ですし、そもそもシュラフカバーを使っていれば"足を出す"ことそもものが不可能ですし。 なので、経験が浅い内は不安になるのでどうしてもオーバースペックのものを買ってしまいがちですが、「ちょっと寒いかも?」というくらいのモデルの方が間違いは少ないです。人間、単に寒いだけでは死にませんし。 シュラフカバーはブリーズドライテックで問題ないと思います。モンベル以外のゴアテックス製のものを買っても一向に差し支えありませんが。同じモンベル製品の方が「このシュラフにはワイド」などという対応が明確に判るので選びやすいですけどね。
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No.1のJagar39です。 No.2さんの回答を見て「ああ、なるほど」と思ったのですが、とりあえず今お持ちの#0にシュラフカバーを購入して使ってみるのが良いかもしれませんね。1シーズンやれば#0が自分にとってオーバースペックなのか適正なのかは十分判るでしょうし、オーバースペックなら#1と#2のどちらが適正なのかも見当が付くでしょう。 ちなみにザックの容量ですが、60Lクラスを持っておられるのでしたら、当面はそれ以上の容量のザックを買い足す必要はないでしょう。 冬の北八ヶ岳あたりでしたら、夏山と比較して防寒具が少し増える程度です。夏山で最軽量装備を揃えれば2泊3日程度のテント泊で40Lのザックで十分行けますから、防寒具とシュラフの容量増大を見込んでも、60Lクラスでお釣りが来ます。 1週間ほどの長期縦走や登攀具をたくさん持って行くような山行でしたら80Lクラスが必要になるかもしれませんが、それは大学山岳部や山岳会の冬山合宿レベルの話です。未組織登山者の冬山で80Lものザックが必要になることはあまりないと思います。 (登攀具をたくさん持って行くような山行では、80Lクラスの大型ザックを担いでいると登攀に支障が出るので、シュラフを3シーズン用にするなどの無理をしてでも60Lクラスのザックを使ったりします) コンプレッションバッグ等で無理にザックの外部にシュラフを装着することはお薦めしません。 まず、防水性がダメです。防水性のスタッフバッグで"密閉"しないと土砂降りの雨に耐える防水性は担保できません。コンプレッションバッグには防水性がないのが普通なので、シュラフカバーのような密閉できないモノでまともな防水性は確保できないのは火を見るより明らかです。 まあ冬山だと「土砂降りの雨」はあまり心配しなくて良いのですが、引っかけたり脱落したりするリスクを考えると、お薦めはできません。 それに、シュラフをシュラフカバーに入れた状態で圧縮しても、シュラフとシュラフカバーを別々に収納した状態より小さくはなりません。ダウンの圧縮性がシュラフカバーによって大幅に阻害されるので。 さらに、不規則に畳まれた状態でコンプレッションベルトによって局所に圧がかかるので、シュラフカバーの寿命が大幅に縮むでしょう。 というわけで、あまり良い方法ではないと思いますよ。 ちなみにシュラフの「大きさ」はモデルによって大幅に違います。昔と今では「激変」と言って良いくらい、性能は同じでも収納時の大きさは小さくなりました。 例えばモンベルの現行ラインアップで比較してみます。#0同士で比較してみましょう。 1.SSダウンハガー#0 収納サイズ:20×39.6cm (10L) 重量:1.58kg 2.UL.SSダウンハガー#0 収納サイズ:18.5×36.6cm (8L) 重量:1.3kg 3.ULスパイラルダウンハガー#0 収納サイズ:19×36cm (8L) 重量:1.2kg というように、ノーマルのスーパーストレッチとULモデルで収納サイズが2割も違います。 ノーマルモデルは650FP(フィルパワー)のダウン、ULの2モデルは800FPのダウンを使っています。一昔前は550FPで「高品質ダウン」と呼ばれていました。 このFPは単位重量あたりのロフトの大きさに直結する数値ですから、この数値が大きいほど「重量が同じでも大きく膨らむ」→「保温性が高い」→「保温性が同じなら重量は軽く済む」→「収納時に小さくなる」ことを意味します。 また、シュラフを構成する生地も改良されています。 モンベルでは、SSモデルとULモデルでは生地が違います。ULモデルの方がより薄い生地を使用しています。加えてスパイラルモデルはスーパーストレッチをやめて生地の編み方で伸縮性を持たせているので、スーパーストレッチシステム(すなわちゴム紐など)の分だけさらに軽量化(&コンパクト化)されているというわけです。 なのでシュラフ全体の嵩や重量に占めるダウンの割合が多い冬用シュラフより、夏用シュラフの方がさらにシリーズによる差が大きくなっています。 例えば#4同士を比較すると、 1.SSダウンハガー#4 収納サイズ:15.3×30.3cm (4.5L) 重量:839g 2.UL.SSダウンハガー#4 収納サイズ:13.4×26.5cm (3L) 重量:620g 3.ULスパイラルダウンハガー#4 収納サイズ:13×24cm (2.4L) 重量:480g というように、同じ温度域での使用を想定していながら、嵩も重量もほとんど倍近い差があります。 モンベルのシュラフは数年に一度はモデルチェンジされますが、そのたびにちまちまと少しずつコンパクトに軽くなっているので、同じ#0ですら、ちょっと前のSSモデルと現行のスパイラルモデルでは、明確な違いがあるでしょう。ザック内での占有体積2Lと重量400g弱の差は大きいですよ。 ですから、1シーズン今の#0を使ってみて「やはり自分には#0が良い」という判断をしてですら、現行のスパイラル#0に買い換える、というのだって十分理由があるわけです。 まあそんなお金が泣ければ体力でカバーするしかないのですが、43,000円で体積2Lと重量400gを稼げるというのは、費用対効果としてはけっこう大きな方です。 シュラフカバーは#2までならワイドでokですから、今の#0用のものがそのまま使い回せそうです。なので現時点でシュラフカバーだけ購入して1シーズン様子を見て、それから考える、というのが良さそうな気がしますね。
- titokani
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どうも気になるのですが、「シュラフ」です。 私もザックの新調をおすすめします。体に合ったザックなら100Lクラスでも特に負担はありません。 また、シュラフをシュラフカバーに入れた状態でコンプレッションバッグを使うなら、防水に関してはほぼ問題なくなりますので、ザックの外にくくりつけるという方法もありそうです。 以前試したことがありますが、真冬ならまず問題ないでしょう。雨が降る時期だとちょっと微妙かもしれませんが。 ちなみに、羽毛シュラフの場合、最新だからといって、ほとんど小さくはなってないです。中身の羽毛は昔から変わっていませんから。
雪山でテントを張るのなら ダウンハガー#0にシュラフカバーという組み合わせでいいのでは。 購入するならそれを入れてあまりある ザックの購入を検討するということではないでしょうか。 モンベルのエキスペディション65や80あたりを 一度見に行かれてもいいかもしれませんね。 http://webshop.montbell.jp/goods/list.php?category=261000 秋山をやるということなら#3あたりでもいいのでしょうけど。 私は寒がりなんで秋山でも3000mなら #1を持って行きます。そんなにシビアな縦走もしないですし。 冬の北八を歩くなら、みなさんけっこう安もののそりに ひもをつけて引っ張ってますね。私もしたことがありますが、 けっこう楽ちんです。登山道ではザックにくくりつけるので、 けっこう邪魔ものですが。