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真冬、北アルプス八ヶ岳あたりでの防寒着
この冬に雪山へ行こうと思っています。 テント泊を予定していますが、3シーズン用の防寒着 (モンベルのU.Lダウンジャケット)しか持っておりません。 上記のダウンは防寒、というよりは夏の3,000m付近登山用に 購入したので、真冬に使えるかどうかは未知数だと思うのですが・・・ そこで、テント泊の際の防寒着でなにかお勧めのダウン等(化繊含む) ありましたら教えていただければと思います。 また、皆さんの経験から防寒の極意などぜひ伝授ください。 冬用アウターシェル、厳冬期用シェラフなどは持っています。
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ダブルヤッケなんていつの時代の話だ、と思わずツッコんでしまいますが、よく見たらウールのアンダーにウールのシャツ、セーターにダブルヤッケという構成そのものが20年前のものじゃないですか。 今はアンダー(ウールでも化繊でも可)にフリース、ゴアテックス等のアウター、という3枚のレイヤリングが基本でしょうね。 それはともかく、質問が「テント内での防寒」に限定されていますし、その他の装備もきちんと準備されているようですから、それほど"低レベルな"質問だとは私には思えません。例えば北アルプスでの冬山経験が豊富な人でも、八ヶ岳が初めてなのであれば「防寒具はどうしよう」と迷ったりすることはありますからね。 八ヶ岳はとにかく「寒い」のが特徴です。寒さだけなら北アルプス北部の方がよほどマシなのではないでしょうか。この気温に関しては北も南も変わりませんから防寒具の考え方は共通で良いと思います。 むしろ南八ヶ岳では稜線で幕営することは滅多にないですから、幕営地の標高は北八ヶ岳の方が高いことが多いでしょう。なのでテント内の防寒に関しては北の方がシビアかもしれないです。 中厚手もしくは厚手のアンダーにフリース、アウターというウエアの基本構成をベースに考えると、確かにULアンダーは使いづらい面があります。フリースの上に着るようなサイズ設定ではないですし、アンダーの上に着るとなると、結局行動着のままと変わらないですから。 中厚手のダウンを用意しても良いのですが、冬のテント内は結露や炊事などウエアを濡らしてしまうことも多く、そもそもダウンは行動中の休憩時に使いづらいので(晴れていればまだ良いのですが)、日本の冬山ではちょっと使いづらいですね。 まあテント内でも炊事しているときは火器を使用しているのでけっこう暖かく(結露が激しくなるのであまり気温は上げたくないですが)、夜間の用足しや雪かき、朝起きてからの準備などが辛いくらいなので、気合いでまり着る乗り切るという手もあります。 私は今は本格的な冬山はやらないので、学生時代の話になるのですが(それこそウールのシャツにダブルヤッケの時代です)、ことさらテント内用に防寒具を用意したことはありません。けっこう辛かったですが。 もうひとつの案は、化繊の防寒着を用意することです。 海外メーカーでよくラインアップされている「ビレイパーカ」というジャンルのウエアがあります。 冬山や高所で登攀するとき、登っている人は良いのですがロープを確保(ビレイ)している人は長時間じっと寒さに耐えなければならず、たいへん辛いです。私は厳冬期の穂高で6時間ビレイしたことが・・・ そういう時のために、アウターを含めたフル装備の上から着る防寒具があって、それがビレイパーカと呼ばれるものです。 従って、1.濡れても保温性がある化繊の中綿、2.フル装備の上から着るための大きめのサイズ設定、3.ハーネス着用が前提のため、下からも開閉できるダブルスライダーのファスナー、といった設計をされています。 これが使えるのではないかと。 ネックは重量(パタゴニアのDASパーカで800gほど)なのですが、テント内の防寒のためだけに持って行くのはアホらしいとも思えますが、これなら行動中でも休憩時などに着れるし、あればけっこうありがたい装備だと思います。 この手のウエアでお薦めは、やはりパタゴニアのDASパーカでしょうか。 http://www.patagonia.com/web/jp/product/collection.jsp?OPTION=COLLECTIONS_DISPLAY_HANDLER&catcode=MAIN_FA07_JP.CLOTHING_GEAR.MENS.JACKETS.DOWN/SYNTHETIC まあかなり高いウエアなのですが、品質は良いですし、山をやらない人にもたいへん人気が高いウエアなので必要なくなればオークションで高値で売れるし、そこまで考えるとたいへんコストパフォーマンスは高いウエアです。 日本のメーカーではあまりこの手のウエアは売られていません。 化繊中綿のジャケットならとりあえず応用可能ですが、サイズ設定が普通なので、フル装備の上から着ることを考えれば1つ上のサイズを選ぶ必要があることと、こういう用途にはちょっと着丈が短いかな、という程度です。 パタゴニアでもマイクロパフがそれにあたりますし、モンベルだとサーマラップジャケットなんかがそうですね。 冬山でのアンダー、フリース、アウターというウエアの基本構成は、あくまで行動時のためのものです。つまり激しい運動をしていることが前提なので、休憩時などはやはり寒いです。 元々冬山では長時間の休憩はしないのが普通なのですが、それでも北八ツあたりなら「休んでお茶でも湧かそうか」なんてことはあり得ますし、この手のビレイパーカはそういう時には絶大な効果を発揮するでしょうね。
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- dragons37
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八ヶ岳といっても、南と北じゃ大違いです。 北ならウールの下着、ウールのシャツ、セーターにダブルヤッケなどで 十分。かさばるダウンは必要ないでしょう。 ただ、この程度の質問をこのようなところでしないといけないなら (つまり知識のある仲間がいないのなら) 冬の八ヶ岳なんて、まだやめた方がよいと思いますよ。 とりあえず、大菩薩あたりの1泊行程で様子を見ることをお勧めします。
お礼
Jagar39さん、ご丁寧にありがとうございます。 いつもトピの回答に頷き、時にはうなりながら拝見しております。 また今回も的を得た回答でさすが!と感心してしまいました。 テント内、休憩時にどうにも合うアウターを発見できずにおりまして。 ダウンはご指摘の通り、濡れると厄介なので慎重になっています。 いくら撥水されていても限界があるでしょうし。 やはりお勧めは化繊ですね。それもパタゴニアのDASあたりを。 売る時の事までご心配いただき感謝します^^ ありがとうございました。モンベルなども含めて検討してみますね。