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「マニフェストを守るな」と求めるマスコミについて
先日の衆院選後、新聞やテレビを見ていてやたらと目に付くのは、民主党はマニフェスト通りの政策を実行するべきではなく、「柔軟に」国政を運営すべき、という主張です。民主党が大勝したのは、民主党の政策が支持されたためではなく、自民党への批判票であったことを推測させる世論調査などを根拠として、このような主張をしているようです。 選挙時と比べて大きな状況変化が起こった場合なら、納得できる主張ですが、特に目立った変化のない現状で、しかも選挙が終わった直後からこのような主張をして、マニフェストを守らなくても良いという国民的合意を形成しようとするマスコミとその周辺の報道姿勢に不信を抱いています。 確かに、すべての国民から賛成される政策などあるわけはなく、例えば子供がいない人は子供手当に懐疑的な傾向があり、車を使わない人は高速道路無料化に懐疑的な傾向があるはずで、マニフェストの全てに賛成の人はまずいないと思います。 しかし、マニフェストを可及的に実現することは、国民が政策によって投票先を選ぶ動機付けを与えるものとして重要であり、また、公約として掲げた以上、マスコミは基本的にはマニフェストの実現を求めるべきだと思います。 マニフェスト選挙定着の芽を摘むかのようなマスコミの報道姿勢について皆さんはどう思いますか?
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- bairibari
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同様のことを考えていました。自民党への批判票であったとしても、民主党がどうにも受け入れがたい主張をしているのであれば、民主党に投票しないでしょう。マニフェストを明示して民主党は選挙戦を戦ったのですから、投票結果に対して、我々は厳正に受け止め、結果に責任を持つべきです。kaihyouさんのおっしゃるとおり、マニフェストの実現を求めるのが筋でしょう。 マスコミの報道姿勢に関しては、おそらく民主党政権に反対する立場の人たちの代弁をしているのであろうと考えます。 記者クラブの廃止などマスコミも今までの既得権益がなくなりそうですし、国立慰霊施設など、もめそうな問題もまだまだあります。民主党生検に関しては、まだまだ様々な抵抗があると思います。 しかし、民主党は日本国民がマニフェストを提示された上で、過半数が民主党生検を選んだという事実を忘れず、可及的にマニュフェスト遂行をしていただきたいと思います。(現実的には修正が必要なことは当然あるでしょうが)
- mat983
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私はマスコミが正しいと見ます。 その前提は800兆円の巨額の赤字です。 大阪府の橋下知事は府の財政を立て直すことに全力を注ぎ、単年度の赤字から脱却しました。 横浜市の中田市長は7年で1兆円赤字を削減しました。 地方自治体の市長は財政健全化のため、市民に行政サービス低下など負担の協力を求めています。 これが首長の本来の仕事です。 しかし、自民党も民主党もばら撒き政策が主体で、財政のことなど完全無視です。 また、民主党は成長戦略すら提示していません。 企業業績が改善し、高い経済成長が実現する道筋があるのなら、借金は減っていきます。 それすら示さず、マニフェスト通りに実施したら日本の財政はさらに借金漬けです。そのツケは次の世代が間違いなく負います。 この先、金利が上がったらさらに負担は増します。 この論議が全くなされていない中、高速道路無料化、子育て支援、農家補償など経済成長を伴わないばら撒きばかりです。 しかも鳩山次期総理の温室ガス25%減への取り組みと、高速道路無料化は相反するとは思いませんか? http://www.fp-nakayama.jp/category/1206106.html http://f47.aaa.livedoor.jp/~gijutsu/1.html
お礼
私の質問の趣旨は以上に補足したようなものでしたが、mat983さんの意見は、国民が政治的責任や政治参加を意識を阻害したとしても、「より妥当な国政のため」には専門家の判断のもとに世論を誘導することにメディアが積極的に動いたとしてもやむをえないというものだと理解しました。 そのような意見は、今までの日本の政治の流れからすれば自然なものかもしれませんね。私も、それが適切にできるなら統治の方法としてはありだと思いますよ。しかし、ここ数年の世論によってぐらぐら揺れる政治状況を見ていると、専門家やメディアが上手く国民をコントロールできているとは思えませんね。やはり、国民が主体的に参加する意識を持つ必要があると思っています。そうやって責任を持つことが財政健全化にも資すると考えます。 ご回答ありがとうございました。
補足
私の質問の趣旨は、民主党の政策の妥当性とは直接関係ありません。選挙直後(選挙の次の日や2日後)から、国民は政策ではなく反自民の意識で投票を行ったという分析や意見ばかりが取り上げられ、マニフェストを厳格に守ろうと努力するのは愚の骨頂というような意見がやたらと流されていました。 このような状況は、国民が自分たちの投票に責任を持つ、あるいは自分たちが政治に参加するという流れとは真逆の、お任せの政治の継続を選挙直後から強力に意識させました。民主党政権になってその辺りが変わるのではないかという期待を一瞬にして裏切られた気がしました。 また、No.7の方が仰っているように民主寄りのメディアは、民主党の責任が追及されないように先回りして、マニフェストが守られなかった場合の追求の芽を摘もうとしているようにも感じられます。修正する場合は、メディアがしっかりと追求し、民主党はきちんと説明責任を果たすべきで、うやむやに責任回避を許してはなりません。
- -merlin-
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マスコミはたいてい与党の批判をします。 政権交代をしたわけですから当然、民主党の批判をします。 法案について不備や不安があればそこをついてきます。 民主党がマニフェストに挙げた法案を通そうと思ったら まず批判にさらされます。 有識者でなくとも、現実離れしていると思う人が多いのですから。 ある意味、否定的な意見を述べるのは報道に携わる人の責任です。 選挙期間中、対立する政党はネガティブな発言をしても赦されますが マスコミが叩いたら民主主義でなくなってしまいます。 選挙後に民主党さんちょっとそれは・・・的な発言があるのは当然のことです。 むしろこれから本格的に叩かなければ世の中大変なことになってしまいます。 衆議院で議席数をとりすぎてしまったのはとても怖いです。 今回はマニフェスト選挙であって国民が選択したのだから マニフェスト全て国民の信認を得た。 そうやってなんでもかんでも法案を通されたらとんでもないことになります。 八方丸く損をする人がいないなんて政治の世界ではありえないと思います。 批判的な意見をぶつけ、なるべく多くの人が納得できるようにしなければなりません。 政府は国民に納得し理解してもらい政策を実行していくべきです。 そのためにもマスコミは批判的な意見や問題点を提起し続ける必要があると思います。 国民はマスコミを冷静に判断する頭を養わなければなりません。
お礼
ご回答ありがとうございます。 >選挙期間中、対立する政党はネガティブな発言をしても赦されますが マスコミが叩いたら民主主義でなくなってしまいます。 選挙期間ないしその少し前から批判をして国民に情報を提供することが民主主義に資すると思うのですが、いかがでしょうか。 あとは今までの議論を見れば疑問は大体解けると思うのですが、良い機会なので一応ここまでの議論をまとめておきます。 問題点(1) 権力を批判するのはマスコミに求められる役割であり、民主党が政権を取った以上、民主党の政策を批判するのは当然です。国会審議が行われるときなど、さまざまな政策批判を国民に伝えてもらう必要があります。 しかし、選挙で民意が表明された直後に、「今回の選挙は反自民の投票であり、民主党の政策が支持を受けたわけではない」という決め付けの意見ばかりメディアが流すことは、選挙の性格を一方的に規定し、民意を軽視するものではないか、と思うのです。 問題点(2) 民主主義は単純多数決ではなく少数者の意見にも配慮する必要があるため、マニフェストの全てを実行できないとしても、国民との約束としてのマニフェストはできるだけ実現し、できない場合も説明責任を果たすことによって、今後、有権者に投票先を政策によって決める選択肢を提供し、また、政党には実現可能な政策を作成し、実現するというインセンティブを与えます。 しかし、マニフェストの実現状況・説明状況を監視すべきマスコミが選挙直後から、個々の政策についての具体的な問題点でなく、漠然とマニフェスト全体を守らなくて良いという意見を多く流すことは、マニフェストを形骸化することを容認する印象を与え、マニフェスト選挙の信頼を損ない、ひいては国民の政治不信を招く危険性があります。 問題点(3) さらに、マニフェストを守らなくて良いというメッセージは、民主党のマニフェストを実行されては困る勢力を援護し、民主党の意欲を阻害し怠惰を生む可能性を高める効果を持ちえます。この点は、マスコミの報道が恣意的に世論を誘導している可能性を感じさせます。もっとも、これは自民党政権時代からあった問題だと思いますが…。
- 3691819
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こんばんは。 確かにマニフェスト批判が連日厳しくなってきていますね。 選挙前は「マニフェスト」をよく見比べて投票する政党を決めま しょうと、しつこいくらい連呼していたくせに、いざ民主党が勝つ とマスコミと自民党が批判ばかりしています。 かと言ってマニフェストが実行されないと、公約違反だと言って 攻め立てるに決まってるし、マニフェストを変更すると 「ぶれてる」と言ってまた批判。正直マスコミには期待なんか 一切していないし、マスゴミと呼ばれるのにも理由が有ると 思っています。 いっそ鳩山さんも小泉みたいに「公約を守らない事くらい大した 事じゃない」って言ってみればいいのにね・・・
お礼
ご回答ありがとうございます。 おっしゃる通り、現在のマスコミの論調に迎合すれば自民党に批判の対象を提供することになるのは目に見えています。民主党は政権を取った以上、もっと自分のマニフェストに自信を持ってよいと思います。
- akatombo59
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テレビに出ている識者は、専門誌に寄稿する識者とレベルが違いますから、 「ああ、その程度の物の見方しかできないんだ」、 と思いながらおもしろく見ています。
お礼
ご回答ありがとうございます。 テレビに出ている識者のレベルが低いとしても、一般国民への影響力という点では、専門誌に寄稿している識者よりも圧倒的に高いのではないかと思います。内閣支持率で右往左往しているここ数年の政治状況を見るに、笑い飛ばせない気がします。
本当、おかしいですね。おっしゃりたいポイントは、「まだ組閣もされていない段階で、鼻からマスコミが国民を誘導しようとしていることに疑問がある」ということですよね。改革への踏み込みが鈍らせかねないようなラッパを吹くのは、「今の時点ではまだ」、私もおかしいと思います。 ただ、2055年には、人口が現在の3/4の9000人を割り込み、2人に1人が老人となってしまうから、子供手当てによる抜本的な少子高齢化対策が必要だ、とか、高速道路を無料化することで、道路財源という収入の一部を絶ち、道路や公共事業などの無駄な支出を廃止する、など、もっと説明が必要だと思います。このような大雑把なものだけでなく、細かい計算に基づいて現実を見据えた上で、十分な説明責任を果たした上で、マニフェスト通りにはならない、のであれば、ならない、として欲しいです。 民主党から出ている人たちも、小沢ガールズというすぐに役立たない政治家たちを除けば、ほとんと国民からは乖離した人たちであるので、もっと、常識のある目線で国を変えられる、新たに政治家になる人たちがたくさん出てきて欲しいと思います。
お礼
ご回答ありがとうございます。 民主党連立内閣ができて、具体的な政策が議論された段階で、その政策について批判するのはマスコミの役割であると思います。しかし今現在は、その前段階として、民主党が妥協しやすい環境をつくるために、先手を打って、マニフェストを厳守しなくて良いという国民的な合意を形成しようとしているように見えます。
- uvkki
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マニフェストなんて子供だましなんてちょっと考えればわかることですが、 選挙前はみんな、マスコミも学者も、わざと目をつぶってきたのです。 それが、選挙がおわって目を開けただけです。 日本の政治の特徴は、野党はどんな無責任な言動でも許される、与党は許されないということです。 そんな状況下で選挙をしてるのですよ。
お礼
ご回答ありがとうございます。 マニフェストは従来の選挙公約とは異なって、目標数値や期限の具体性、事後検証性などに特徴があります。これが、国民の信頼を得て、投票の際に大きな役割を果たすものになるか、単なる子供だましになるのかはまだ確定していない事柄で、今後ににかかっていると思っています。 しかし、そのためには、どの程度実現できたかを国民が知る必要があり、その国民の知る手段の主な存在であるマスコミの役割が重要です。しかし、選挙直後からの報道で既に形骸化の予感がします。民主党は流されず、しっかりと実行および説明責任を果たすべきだと思います。
- mxm56343
- ベストアンサー率27% (33/121)
読ませていただきました。 マスコミの報道姿勢は間違っています。 選挙前はマニフェスト選挙を熱心に説いていたのもマスコミ 民主優勢が知れ渡ると マニフェストを意味の無いものとして 国民を誘導しようとしているのもマスコミ、 私は朝日新聞を購読していますが もう完全に民主党の機関紙です。 でも、 こんな曖昧なやり方で 国民を幻惑させられるのももう少しの間。 国会審議が始まれば 今までの主張とのギャップに 全国で不満の炎が上がることは間違いありません。 自公政権は野党になることで 政治責任を取りました。 民主連立政権は 実績を国民に示す責任があります。 ちなみに、 私は次回の選挙も自民党の議員に投票します。 参考になれば幸いです。
お礼
ご回答ありがとうございました。 私も民主党連立政権は今後、国民に実績を示す責任があると思います。
>マニフェスト選挙定着の芽を摘むかのようなマスコミの報道姿勢について皆さんはどう思いますか? アンフェアだと思います。もし民主党のマニフェストに問題があると考えるのであれば、選挙前にそのことを主張して国民に知らせようとするべきでしょう。なぜ選挙が終わってからそんなことを言い出すのか?これでは一昔前の自民党の公約と全く同じではありませんか。 別にマニフェストを全く変更してはならないと言うつもりはありませんが、そうするのであれば、選挙前とどのように状況が変わって変更する必要が生じたのか、民主党も説明責任が必要です。まさか、この条項は選挙受けを狙ったもので、勝った後は引っ込めるつもりでしたと言うわけにもいきますまい。 民主党よりのマスコミはそこを先読みして、「国民がマニフェストの変更を求めているのだから、民主党さん、どうか変更していただけませんか?」と言う論調に持っていこうとしていますが、それはあまりにみえみえではないの?下手すると角を矯めて牛を殺すことになりますよ。 それよりも、マニフェストを変えるのなら、堂々と「政権を握ってみるとこのマニフェストには問題がありました。申し訳ありませんが修正させてください。」と鳩山さんが謝る方が良いですよ。その方が民主党らしいし、長期的に見ればキズも小さいでしょう。とにかく、国民に対してオープンな議論を心がけるべきです。それが唯一の民主党のとりえなんだから。
お礼
ご回答ありがとうございます。 >民主党よりのマスコミはそこを先読みして、「国民がマニフェストの変更を求めているのだから、民主党さん、どうか変更していただけませんか?」と言う論調に持っていこうとしていますが、それはあまりにみえみえではないの?下手すると角を矯めて牛を殺すことになりますよ。 全くその通りだと思います。そんな小手先の手を使わずに、民主党はきちんと政策の実行のために努力し、どうしても困難な問題があればきちんと説明責任を果たす、そしてマスコミはこれらがきちんとなされているかチェックしていくのが本来の役目だと思います。
- 2011年 2月変更(@wwbc)
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決定的な間違いをしておられますよ。 今期の衆議院選挙での民主党議席獲得数は308議席。これは総議席数480の64%でしかない。 従って国民の審判は、「民主党のマニフェストを全部はやるな」 というものです。 また、国会は衆議院と参議院がある。民主党は参議院においては過半数にも及ばないじゃないですか。 参議院には参議院選挙の時の各党マニフェストがある。民主党マニフェストよりは反民主党マニフェストの方が国民の信任を得ていたのであるから、そっちのマニフェストを優先すべし。 更に、拘って良いマニフェストと拘ってはならないマニフェストが有る。 民主党のマニフェストは拘ってはならないマニフェスト。当たり前の政治感覚を持っているのであれば、民主党マニフェストは大部分を実現してもらっては困ると考えるのが普通。 全部実現せよと考えるのは、政治オンチか左翼だけ。 次に、マニフェストに拘る風潮が出来上がれば、今期の民主党のように国民を買収するかのようなバラマキ選挙がまかり通るようになる。 次の選挙で自民党が定額給付金一人当たり月5万円。と言えば、民主は月10万円と言い出す。応じて自民は個人住宅建設資金の3割を国庫負担。と言えば、民主は個人住宅の全国民への贈与制度の創設・・・なんてやりだす。
お礼
ご回答ありがとうございます。 制度上、国会が過半数で総理大臣を指名し、その総理が内閣を組閣することになっていて、国民もそれが解った上で投票するのですから、制度上、国民は民主党の政策を選んだといえると思います。もっとも、国民の全てが支持したわけではないというのならその通りで、単純な多数決ではなく少数者の意見も取り入れるのが民主主義であるとすると、場合によってはマニフェストを何が何でも押し通すのは不合理だと思います。 ただ、心配なのは、マスコミがマニフェストを軽視する報道をすることで、マニフェスト選挙の信頼を壊し、形骸化させてしまうことです。
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お礼
ご回答ありがとうございます。 マスコミだけでなくネット上もマニフェストは守る必要がない、という意見やどうせ守れるはずがないというような懐疑的な意見がとても多いですよね。同じ問題意識を持っている人がいて安心しました。 ありがとうございました。