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ドッグトレーナーについて

ドッグトレーナーという職業について質問です。 まず前置きが長くなりますことをお許し下さい。 中学生の時にいじめを受け、それが原因で高校を入学後すぐに中退しました。 数年の通院治療期間を経て派遣で働くようになり、契約期間の関係で数箇所を転々としながら2年ほど仕事をしました。 正社員を目指すために派遣での仕事をやめ、去年からパソコン関係の専門学校に通っています。 現在2年生として勉強中です。(4年制課程コース) 元々日常的にパソコンを扱っていたのと、デザインに興味があったので印刷業界への就職を目指していました。 ですが、学生時代から犬と関わり合いのある職業に憧れがあり、 昔は漠然としたものでしたが、年を重ねるごとにその気持ちがはっきりしたものになってきています。 ペット業界での安定した就職は難しいと思っているので、一般的な会社員として働きながら、 並行してボランティア等でペット業界に関わっていくのが良いと考えていました。 なので派遣で働いている時も、仕事の後や休日に知り合いの働いているペットショップでの作業を手伝ったり、 盲導犬キャンペーンなどのボランティアに参加したり、個人で犬の世話を請け負っている人の手伝いをしたりしてきました。 これから先も、専門学校を卒業して就職したら、同じような流れで続けていこうと思っていたのですが・・・ 本職にしている人たちを見ると、その生き生きとした姿に憧れを抱いて、 自分も人生の大半の時間を大好きな犬のために捧げたいと願う気持ちが頭から離れないのです。 学校の研修ツアーでヨーロッパ旅行に行きましたが、どこへ行っても犬を連れた人が歩いているという光景でした。 現地の方に実際にお話を聞いてみたりもしたのですが、それは行き届いたしつけがあってこそのものなのです。 犬の気持ちを理解して、犬が人間と快適に暮らしていけるようなしつけをしたい、それを仕事にしたいと切に願うようになりました。 ドッグトレーナーになるためには、どういった過程や勉強、資格が必要なのでしょうか? アルバイトや派遣で働きながら、講座やセミナーで知識と資格を身につけようと思っていますが… また、仕事をする上で最終的には独立が必要になる業種なのでしょうか? ドッグトレーナーについてご存知の方、実際にドッグトレーナーをされている方のお話を聞かせて下さい。 甘い考えや幻想を抱いているのは承知しています。現実を見据えた意見も頂けると嬉しいです。 よろしくお願いします。

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回答No.1

こんにちは。以前ドッグトレーナーをしていました。 まず、現在日本ではドッグトレーナーとしての公的な資格はありません(トリマー・動物看護士も同様)。ですから、取得必須資格というものも制度上は存在しません。 なお、独立する場合には資格等が必要です。 現在、トレーナーとして働いている人は大きく分けて2つの過程を経ているかと思います。 一つ目は、訓練所などにイキナリ入所(就職・修行?)してしまうというもの。見習い訓練士募集!という施設は探せば意外とあると思います。そこで実際に働きながら様々なことを教えてもらいつつ勉強をして一人前を目指す…という形ではないかと思います。 二つ目は専門校(『専門学校』の認定を受けているところは非常に少ないです)などに通って勉強・経験をし、就職等をするというものです。私はこれでした。 私の場合は2年間通いましたが、多くの専門校では社会人向けのコースが設定されており、そちらですと1年間・半年間・土日のみで1年などなど色々なコースがあるようです。 もちろん、卒業後は自力で就職活動を行うのが一般的です。訓練施設や動物病院のしつけ担当、しつけ教室などを専門的に行っている会社…など、下手をすると(?)ペットショップのアドバイザーやドッグランの監視員など、直接しつけができないこともあります。 資格については、前者ではJKC公認資格や日本警察犬協会公認資格等を取得することが多いようです。 後者では一応それぞれの専門校の認定資格を得られますが、はっきり言ってその資格自体はほとんど役に立ちません。実力を見せるしかないということになるかと思います。 その他に通信教育などもあるようですが、トレーナーになるにあたっていかに多くの犬と接するかということは非常に重要で、実際にどの程度の実力がつくのかは疑問です。 なお、収入は非常に低く、初任給は月給10万円強辺りが相場ではないかと思います。また、訓練所は見習いとして入所するのでさらに低く、住み込みで2~3万円というところもあるようです。 残業代や退職金も出ないところがほとんどなので、そういった状況や将来を考えて独立せざるを得ないという風になることが多いようです。 もちろん長年続ければ平均年収よりも少し下くらいを維持できる場合もありますし、独立してうまくいけばもっと…ということもありますが、基本的には「好きなことをしてるんだからお金はしょうがない」というスタンスでないと働けませんね。 現状として、私と一緒に卒業したしつけ訓練科の卒業生約30名のうち、卒業後5年ほどたった今、トレーナーをしている者は5名もいません。 また、男性に限って言うと、同学年(他学科含む)だった男性12名のうち、現在もペット業界で働いている人はひとりもいません。 そういう仕事・業界だということですね…。 以上、長くなりましたがご参考までに。不足点があればおっしゃってください。

argyll
質問者

お礼

実際にドッグトレーナーをされていた方の意見、大変貴重で有り難く思います。 就職する上で基準が曖昧だったり就職先が安定しないのは覚悟していましたが、想像以上に厳しいようですね…。 過程の説明も分かりやすくまとめていただき感謝です。 通信教育も視野に入れていましたが、やはり実際に犬と触れ合う機会を持たない限り 頭の中の知識はそれのみに留まってしまうのが一般的のようですね。 犬と気持ちを通わせることが大事な上で、犬を目の前にしない勉強がどれほど有用なものかが 自分の中でも少々疑問に思えてきましたので(勿論全く無駄とは言いませんが…)、検討からは外す方向で考えています。 説明を読む中で、いずれの過程を踏むにしても、いかに自分の行動力と向上心が重要となるか窺い知ることができました。 人生を過ごす中で大半の時間を仕事に費やす以上、 自分の本当にやりたいこと・生きがいと感じられることを仕事にしたいという気持ちに今も変化はありません。 ただ、実際にその業界に入り働いた上で、本当にその気持ちを維持し続けることができるのかどうか (収入等の生活面はもちろん、業界内の本質が見えるといったような意味でも)断定できる自信がないのも事実です。 この場の感情と勢いに流されず、冷静になって今後のことを考えていきたいと思います。 ご回答ありがとうございました。

その他の回答 (1)

noname#117567
noname#117567
回答No.2

無責任な推測とアドバイスです。 そちらの専門学校を卒業すれば、 国内では高度専門士か専門士です。 海外に進学するときは、 その高度専門士や専門士は「学士(bachelor)」と認める大学院も多いようです。 4年制の一般教養、学士を得てから、 大学院修士コースに入学して学位(修士、博士)と職業能力を身につけて貰おうという傾向が強い海外では、 イヌの行動科学や、イヌの行動を基礎としたトレーニング科学、イヌを含めた代替療法を専攻する大学院があります。 アメリカとオーストラリアなどにはそういう教育プログラムが準備されています。 4年制専門学校で得る学位を無駄にすることなく、 新たな学位と職能とその国の公認のトレーナーになって帰国するという方法もありますし、 実際にそのような経歴で活躍されている優秀なトレーナーが国内にいます。 海外がなんでも凄いものがあるなどという考え方はしたことがありませんが、 教育プログラム有無は明確に存在します。

argyll
質問者

お礼

入学前の説明会で、卒業の際には高度専門士として認められると聞きました。 日本国内の会社や企業ではまだその名前が浸透しておらず、 就職の際に特に役に立つ機会は少ないだろうという話も別の所から聞いていたため 高度専門士というものについて特に深く考えたことはありませんでしたが、 海外の学校ではまた事情が変わってくるのですね。 偏見かもしれませんが、犬に対する姿勢や制度・法律などは 日本と比べると海外の方が圧倒的に整っているというのが私の印象です。 ですので、海外での学業を念頭に置いた進路もとても参考になるご意見で、有難いです。 今後の長い人生のためにも、視野を広く持って検討したいと思います。 ご回答ありがとうございました。

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