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星新一氏のある小説のタイトルを失念してしまいました。
こんにちは、回答者の皆さんには御世話になっております。 自分が中学生の頃、先輩に薦めてもらって読み始めたのが一連の星新一作品でした。25~6年経た今では他のジャンルの本を読みこなすのに精一杯で、氏の本の事は忘れてしまっていました。しかしつい最近ネット上で氏の作品の書評を読んだのがきっかけとなり、もう一度読んでみたくなったのです。 そこで何冊かの文庫を実家の本棚から持ってきたのですが、持っていたつもりの本がどうしても見つかりません。タイトルもすっかり忘れてしまいました。内容だけはかろうじて憶えている部分があり、それは下記のような内容でした・・・。 某会社に非常に有能だが、皮肉屋で常に他人を見下して悦に入っている 歪んだ性格の男がいた。同僚達は仕事面では彼の能力を認め頼りに していたもののその性格には辟易しており、憎悪の念を抱いている者すら いた。ある日彼らの会社で開発した最新式のボートの水深式をすることに なった。当然のようにボートの最初の試運転をする事に決まった男は 得意げに颯爽と乗り込み・・・そして二度と帰ってこなかった。 同僚達は彼の死にうろたえながらも一方では確実に喜んでいたのだった。 そしてその死も忘却の彼方に消え去ろうとしていた頃、会社に一本の 電話が掛かってきた。 受話器から流れる声は死んだはずの彼の声だった・・・。 というのが記憶にあるあらすじです。短編集ですがこの話からリンクしていてその後に続くのも全て<電話>をテーマにしたお話だったような気がします。星新一氏のホームページの作品一覧を見ても、今ひとつこの本のタイトルがどれであったのかわかりませんでした。ご存じの方、教えていただければ幸いです。宜しく御願いいたします。
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- potachie
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お礼
ご回答ありがとうございます。 そうです!細かい部分は記憶がおぼろげでしたが、おかげさまで思い出しました!彼を憎んでいた同僚達が(試運転で恥をかかせてやろう)程度の気持ちから、自分の担当していた整備のところを<ちょっと手を抜いた>のが原因で彼は戻ってこなかった、のでしたね。良くこんな恐ろしい偶然の一致を星氏は思いつかれたなあと、今更ながら感嘆します。人の恨みは好んで買うものではありませんね・・・。 『声の網』書店で探してこようと思います!