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訪問着に踊り用の肌襦袢
首回りに赤いラインが入っている踊り用の肌着と、同じ赤の東スカートを、訪問着を着る時に長襦袢の下に着たいのですが‥。衣紋を抜いた時に首の後ろから赤い部分が少し見え、足元も襦袢の間からたまに赤い部分が見える、といった感じです。 先日知人がこの着方をしていて、とても素敵に見えました。いつも着付けをしてもらっている叔母に話したところ、そんな下品な着方をしてはいけないと怒られました。 確かにその知人は普段、夜のお商売で着物を着る人です。着物に関して初心者な私ですが、夜のお仕事の方の着こなしを「イキ」と思ってしまいます。叔母は、私が「イキ」と下品を吐き違えていると言います。 披露宴や観劇の際にその着方をしてはマナー違反にあたるのでしょうか? だとすれば、好き嫌いは別に、どういった場面でならこの着方をしても大丈夫なのでしょうか?どなたか宜しくお願い致します。
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- asebi-0806
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粋(いき)を辞書で引いてみますと http://wpedia.goo.ne.jp/wiki/%E3%81%84%E3%81%8D/?from=websearch まあこのように何やらわかりづらい解釈なんですね。 良いのか?悪いのか?とても曖昧なのです。曖昧だからこそ、それを見極めることに価値があると言えます。 「いき」が行きすぎると「野暮」なんです。 それはやはり使われる「場」による、という事に尽きると私は思います。 ご質問の夜のお商売の方の着方はたしかに「いき」なのでしょう。 しかし披露宴でそれをしてしまうと「野暮」になります。 「場」ちがい、だからです。下品にもなります。 観劇の場合は、公式な場、正式な場ではなく個人的な遊興の場ですから、お好きにどうぞ、という事になります。 見る人によって、感じ方は様々でしょう。あだっぽい着方になるのは否めませんね。 粋筋(いきすじ)という言葉はご存じでしょうか。花柳界をさしたり男女の情事のことを言います。 着物の着付け方をさして「粋筋だ」と言う場合は完全に男性の相手をする夜のお商売の方の着方をさすわけです。 赤い衿をのぞかせる着方はこの「粋筋」にあたるとおばさまは判断されたと思います。 商売の方ではない素人の女性、きちんとしたお嬢様や奥様のする着方ではないからです。 「いき」と「粋筋」は違うものですが、カッコよさ、色っぽさ、といった共通点があり、この境界が難しいのです。 おばさまは「いきを通り越えてそれは粋筋だから、やめなさい」と言いたかったのだと思います。
- bekky1
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>確かにその知人は普段、夜のお商売で着物を着る人です。着物に関して初心者な私ですが、夜のお仕事の方の着こなしを「イキ」と思ってしまいます。叔母は、私が「イキ」と下品を吐き違えていると言います。 別に夜のご商売が悪いということはないのです、これを最初にお断りしておきます。 本来、「粋と野暮」とが対語になってます。 だから、「粋で下品」と「粋で上品」は両立しますし、「上品だけど野暮」 、「下品で野暮」というのもありです。 >披露宴や観劇の際にその着方をしてはマナー違反にあたるのでしょうか? だとすれば、好き嫌いは別に、どういった場面でならこの着方をしても大丈夫なのでしょうか?どなたか宜しくお願い致します。 前述を踏まえるなら、儀式は「白」が基調です。 花嫁は全部「白」アクセントに赤を使う。 参列する人は白を上に着るのは花嫁とダブるのでこれはタブーですが、 儀式の白として、下着は「白」、小物も「白」です。 これが決まり。 昔は葬儀も「白」でした、黒ではなく。 時代的にこれは非常に微妙なのですが、裏地の胴うらが今なら白ですが、 たとえ、留袖といえども赤・紅絹であった時代があります。 だから、袖の振りからは白の長じゅばん、そして、白の重ね着としての白の袷(今なら比翼として退化して残存している形です) それに、袖裏が紅絹の表は黒の留袖を着る。 黒留袖の見せる「洒落」としてあったことはあったんです。 特に、黒に赤をちょっと見せると引き立つのが和のカラーコーディネイトだから。 タダシ、これはあくまでもみせるための袖の振りの色重ねです。 下半身の「赤」を見せるのは、吉原の太夫が外八文字を踏んでの ふくらはぎの白と赤の湯文字との対比として見せるのが発祥ですから これは明らかに、大昔の、ちら見せストリップに準じる見せ方です。 歌舞伎で助六ってご存知ですか? あれで「色男」の助六は明らかにふんどしの前ダレ?をバカット開いた股の間から見せる。 同じように、太夫は歩くときに、蹴り飛ばすように歩いて、赤い腰巻を見せる。 今で言うなら、ミセパンツのゴム部分にある、ブランド名やら色やらをしゃれとして意識するのに通じるでしょうか? 下品か、粋かはご判断いただくとして、少なくとも、見せないものをあえて見せる「洒落」ですから、これが儀式にふさわしいかはご判断ください。 着物は文化ですが、これは重ねてきているものを見せる。 見せる部分は見える部分ということで古くは「十二単」ですが、同じように、袷にするときに裏地をちらと見せるために「ふき」を余分に張り出して色の重ね具合を見せる。 伊達えりを重ねる(これも本来はえりの数だけ着物を着たんです)。 見せる部分は開口部ですから、「えり」と「ふり」。 男性は「ふり」がないので、その代わりに「袖口」から長じゅばんを見せるためにあえて、袖口が長く開口してます。 ちなみに異素材をあわせるというのは、昔でも綿と絹、麻であわせるというのはありでした。 化繊はあくまでも絹の代わり・代役です。 安いから。 下品というより、仕方のない、野暮?でしょうか。 正絹がベストですが、「絹の代わり」としての化繊の利用は それが本来の登場理由ですから、特に、触ってみてこれは化繊だと わかるわけでなければ問題はないのでは? 儀式のときだけ下着・小物は「白」。 それ以外の場面では、赤でも緑でも好きにしていいです。 そこで、粋にも野暮にもできる。 目一杯おしゃれして、観劇する人もいればジーンズで行く、という人もいる。 着物も同様。 ジーンズにもブランド物もあれば1000円というのもあるし。 着物も100万からする紬は結構ありますが、これで結婚式は行かれない。 「ジーンズ」だから。 2-3万円の出来合いの化繊の着物だって、付け下げぐらいなら結婚式もパーティもokだし。
- h-hinomoto
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趣味の範疇で着物を楽しんでいる者です。 洋服と同様、TPOに合わせた楽しみ方をされればよろしいかと思います。 披露宴はフォーマル、観劇はカジュアルですから、 後者はOKですが前者はNGでしょう。 披露宴に粋は必要ありません。男性が粋な着流しで披露宴に来ていたらおかしいでしょう? それと、質問内にありましたが、 襟元から肌着が見えるのは衣紋を抜きすぎです。 洋服で言えばブラ線が見えているようなものです。 見せブラファッションは正式な場では明らかにマナー違反ですよね。 さらに、正装の着物は、襦袢や足袋も含めインナーは白が常識です。 歩く度に赤い肌着が見えるのは、やはり「場違い」「物を知らない」人に見えてしまいます。 そのあたりが叔母様の懸念される要因なのではと思います。 また、踊り用といえば主に化繊だと思います。 披露宴に着用できる着物となりますと正絹が多く、 素材の面でもちぐはぐです。また、別素材の組み合わせは、着ていて決して気持ちの良いものではありません。 補足ですが… 着物は「チラ見せ」の文化ですが、これは半襟や「きせ」部分の差し色を指します。 肌着は見えないように着るものです。 もしや勘違いされているのではと思いまして、進言させて頂きました。 参考になれば幸いです。