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列車の型式番号について
よく「京浜東北線209系○○番台」といった呼び方をしますが、あれはどこを見て判断しているものでしょうか。 たとえば今日見かけた京浜東北線は、進行方向の一番先頭車両は209-68で、最後尾は208-68でした。 そうなると進行方向が変わったら呼び方が変わってしまうの? 詳しい方、どうか教えてください。
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>進行方向の一番先頭車両は209-68で、最後尾は208-68でした。 車両の種類により、頭の3桁が208の車両と209の車両があります。そして「208の車両と209の車両の両方を合わせて、209系と呼ぶ」のです。 http://dic.nicovideo.jp/a/209%E7%B3%BB 基本的に、奇数(209)が主で偶数(208)が従という扱いになっています。 電動車の場合、主制御機が搭載されている車輌が奇数、主制御機が無い付随車が偶数です(ごく一部の形式には、偶数に主制御機が付いた例外もある) 208形式と209形式を合わせて「209系」と呼ぶのは「奇数の方の209が主で、208は付随だから」です。 他の形式の列車の編成も、一部の例外を除いて「奇数と偶数が混ざった編成」になっています。
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鉄道従事員です。 電車の型式番号の表示方には法律等はないので、各社各様に決めています。 JR東日本の場合、JR化されていこう開発した車両には、元々の国鉄の番号の作り方に、EASTのEを、頭につけています。 元々も付け方は、 型式番号は3桁。 百位は電源、十位が使用目的、一位が開発順。 主となる系式(電動車の制御装置取り付け車両)は一位を奇数、従となる車両(補助機器取り付け車等)は一位を偶数 奇数、偶数系式を付与した同型車一連の車両を、ひとくくりとした系式として呼ぶときは奇数系式を使う 1つの車両について、製造順はハイフン以降に順に番号を付与する 設備の相違等で、同系式を細分化するときは、製造順の番号を番台で区分する といったような感じで決まってます。 そして元々の系式の付け方で、 百位 1~3 :直流区間線用 4~6 :交直両用 7~8 :交流専用 9:試験車両 十位 0 :通勤型 1~4 :近郊型 5~7 :急行型 8 :特急型 9:試作 こだま型といわれた181系の製造開始時の旧番号時代は、まだこの規定が作られていなかったため、151系となっていました。更新工事をした際、181系に系式変更しています。 最近は、十位において 3 :TIMS(制御装置、制動装置、モニター装置と言った、運転等に必要な機器を一括制御する装置)搭載車両 と言う区分の仕方が定着してますね。 一位 製造順 209系というのは、百位が2なので直流用、十位が0なので通勤型、そして開発順が5番目となります。 この系式の付け方を使った最初の通勤車が、モハ90型を改番した101系、その改良型が103系、地方向けの改造、新造による通勤車が105系、東西線乗り入れ用に103系を改良した車両が301系、サイリスタチョッパ制御を初採用した通勤車が201系、その改良型で千代田線乗り入れ線用が203系、余り製造費をかけず経済的な車両として開発された通勤車が205系、根治か鉄乗り入れ用として開発し、試作のみで終わったものが207系(西日本の207系とはまるで別です)、軽量、低コストの車両として試作した901系を量産したものが209系でした。 製造順の番台区分は系式ごとに異なりますが、800番台(中央線高尾から先の断面が狭いトンネルに対応した、パンタ部を低くした車両)、900番台(試作車両)は各車統一されてました。 例えば、今はない103系は、 1~:基本車両。関東では中央線、山手線、赤羽線(現埼京線)、総武線各停、常磐線、京葉線、武蔵野線に投入。 900~:試作車両。製造時の試作車両8両と、改良型試作の910番台があった。 1000番台:千代田線乗り入れ対応車。千代田線用保安装置、正面中央の貫通扉設置。203系と交代し、一部は千代田線保安装置を撤去し地上線線用に転用、E501やE231投入で廃車解体。又残りは一部を除いて保安装置を東西専用に変更して中央・総武各停に投入し、1200番台、301系の不足を補ったあと、新型車に道を譲った。 1200番台:東西線乗り入れ対応車で、東西線用保安装置、正面中央の貫通扉設置。301系登場までは主力だった。初期投入以外はなく、その後の増備は専用の301系で実施。最終的な増強は1000番台の投入だった。1000番台、新型の投入で順に引退した。 2000番台:基本番台の製造過程で、モハ102系とモハ103系の番号が不足したための新区分。余り多くない。 と言ったように区分して使います。 209系の場合、系式としては主車両には209を、従車両には208を降り、型式番号としては209系と、奇数系式を用います。 車両の詳細な区分はハイフン以降の製造順を番台区分しており、209系では1~が基本系式で殆どが関東では京浜東北線に投入されてますね。500番台は当初は総武線の各停用に当時開発中だったE231系が間に合わないために、E231系と同じワイドボディとした209系を製造したための区分です。一部はE231系の投入で余剰となって、デジタルATC化のため不足していた京浜東北線に移動、最近は京葉線へE233系1000番台投入で移動してますよね。 900番台は試作車両の901系を、209系に合わせるための改造(量産化改造と言われます)をしたものです。 進行方向が変わった場合、系式が変わるかどうかは、搭載機器がどうだかですね。103系はクハには運転に必要な機器は制動装置のみでした。そのため上り下り両方に使えたので、系式はいずれも同じでした。第1号編成の片側がクハ103-1、反対側がクハ103-2だったのです。 最近は編成単位で機器を分散搭載することも多かったり、車体構造に若干の差違があって方向転換が出来ないため、209系では片側がクハ209系、もう片方がクハ208系となってるようです。
お礼
詳しくありがとうございます。御礼が遅くなりましたことをお詫び申し上げます。
お礼
シンプルに、解りやすい回答をありがとうございます! そういえば奇数ばかりですね。 御礼が遅くなりましたことをお詫び申し上げます。