元業者営業です
結論から言えば「物件次第」です。
マンションは大きく分けて「新築」と「中古」に分けれらますが、どちらも「値引き」に関しては「物件次第・売主次第」ですね。
電化製品とマンション(不動産)の一番違うところは「どこの店でも同じものが買える(電化製品)」と「基本一点もの(同じものはない)」という事です。
故に、「値下げは物件次第・売主次第」という事になるのです。
新築マンションの場合、当然「人気物件」や「売り出して間が無い物件」の場合値引きはありません。下げて売る必要が無いからです。
ただし、これが「不人気物件」「長期在庫物件」なら話は別です。
新築マンションの場合。一部の大手(三井、野村、三菱、住友)を除いて、殆どの業者が「銀行からお金を借りて」マンションを建築しています。
つまり「借り入れ」→「建築」→「販売」→「支払(返済)」→「借入」・・・
このサイクルを永遠に繰り返す「自転車操業」です。
そしてこのサイクルの内一つでも滞るといきなり「倒産危機」です。
故に、「売れ残り・長期在庫物件」は早急に現金化しなければならず、必然的に「値下げ」という方法を取らざるを得ません。
また、中古マンションに関しても基本は同じです。
中古マンションの殆どが「個人売主」です。そして、個人売主の「マンション売却理由」の殆どが「住み替え」です。つまり、「売ったお金を元手にして次の物件を買う」という方が多いのです。
つまり、一部の方を除いて「売れなければ新しい物件を買えない」という事ですので、新築と同じく「不人気・長期在庫物件」は値下げして売るしかないという事になります。
要はこの「物件次第・売主次第」の状況に買主の希望(価格・物件)がうまく合致すれば「値下げで安く買える」という事になるのです。
ただし、注意が必要なのは「不人気・長期在庫物件」は必ず何かしら「売れない理由」があります。(物件自体や周辺環境等)
その「売れない理由」を慎重に精査し、それを許容できれば「お買い得」になります。それをせずに「ただ安いから」と飛び付くと「とんでもない失敗」をする場合がありますので、くれぐれもご注意ください。
お礼
なるほど。 安くなる物や、安い物にはそれなりの意味があって、多くの人がその原因にたいして許容できないと思っている可能性があるんですね。 安物買いの・・・をさけて満足のいく物を探したいと思います。 大変参考になりました。ありがとうございました。