サーバってのは用途・役割を意味する言葉です。
クラウンという自動車があって、それを自分用にする「自家用車」とするか、客を乗せる「タクシー」とするか…みたいな感じです。
ですから、機械の根本の部分が、普通のパソコンとほぼ同じ事は十分あり得ます。
自家用車・タクシーだったら、内装が違ったり、料金カウンターが付いたり等の差があるように、大枠で似てても細部でかなり違うという事はあります。
サーバという言葉の定義としては、「外部からリクエストを受けて、結果を返すもの」
対義語としてはクライアント。
とりあえずクライアントは、普段自分が使うパソコンと思っておくとして。
クライアント「ファイルサーバが蓄えてあるデータファイル寄こせ」→ファイルサーバ「了解。ファイルを渡します」
クライアント「WEBサーバ。yahooのトップページ見せろ」→yahooのWEBサーバ「了解。クライアントのブラウザソフト宛にデータを返します」
こんな感じになります。
寄こせという信号(リクエスト)も、返すデータ(レスポンス)も、通信は主にネットワークケーブルを介して行われます。
となるとサーバ自体には、ネットワーク以外の入出力要素…マウスやキーボード、グラフィック表示機能も音楽再生機能もほぼ必要無いという事になります。
注:但し絶対ではないです。画像や音声の処理まで全部サーバが行うという構成もあります。
また、サーバは個人用ではなく、大量の人が共通で使うという事が多いです。
となると、サーバが壊れてしまったら、大量の人が同時に困ります。
そのため、サーバには普通のパソコンより壊れにくい工夫がしてあることが多いです。
ラック型のものについて。
大量にサーバを置く必要があるんだけど、全ての要求(リクエスト)も返答(レスポンス)もネットワークケーブルを経由して行われるので、結局キーボードもモニタもマウスも必要が無い。
本当に本体だけずらっと置いておけばいいので、ああいう形になってます。
お礼
大変わかりやすい説明有難うございます。