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ヨーロッパの階級社会で平均的な市民とは?
ヨーロッパは階級社会と言いますが、日本社会における平均的な日本人労働者やサラリーマンはヨーロッパではどの階級に属するのでしょうか? 日本では家柄に関係なく、能力さえあれば良い大学に入学でき、良い職にも就けます。ヨーロッパでは田舎の農家や商店の息子が都会の大学に入学し、それなりの職に就くことはできないのでしょうか? とすると、日本人がヨーロッパで小さな会社を起業し、性別や年齢の制限をなしにして大卒という条件で募集したとすると、応募者は決まった階級に限られるのでしょうか?
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ベルギー在です。ヨーロッパといっても何カ国もあるので一概にはいえないと思いますが、ベルギー及び周辺国含めそれはないと思います。階級社会といっても、中世のような階級があるわけでもないですし、王族や元貴族、大金持ちは別として(実態を知りようもないですが)、税金が高い分社会保障が整っているので一般的に貧富の差は米国やアジアに比べればかなり小さいと思います。例えば親が無職で、子供が大勢いれば失業手当てと子供の手当てに住宅をあてがわれ、サラリーマンよりいい生活してるケースもあります。 確かに学歴社会でブルーカラー、ホワイトカラーの区別は結構大きいですが、教育の平等は徹底しており、出身はもちろん、大学学費は日本に比べるとものすごく安いので親の経済力を問わず本人のやる気さえあれば誰でも学歴を積めます。そういう点で本人次第でなんとでもなる社会だと思います。 ちなみにEU内で人員募集に性別・年齢・宗教などの制限を設けるのはNGのはずです。大卒といってもいろんな人が集まると思います。
お礼
ご回答ありがとうございます。 ご回答から察すると、ヨーロッパには日本人が考えているほどの閉鎖性はないのですね。一部の貴族は別として。少し安心しました。 (フランスのサルコジさんも、グランゼコールの改革を検討されているようですし) 今の日本では人員募集に性別や年齢によって明らかに待遇が異なるケーるがあったり、新卒一括採用という一部の応募者を優遇する制度があったりしますね。日本はヨーロッパ以上に機会均等が遅れていたりする面もありますね。日本でヨーロッパの階級社会が強調されるのには、日本のメディアが、本当に青い隣の芝生を青く見せないようにしているのかもしれません。