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144分の1の根拠
フィギュアなどでの縮尺でよく使われる144分の1はどのように決まったのでしょうか。12の2乗と関係が有るのでしょうか。
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ヨーロッパは、12進法の考え方に馴染みが深いようです。また、日本であまり触れることのない、フィート・ポンド法に由来しているとも言われています。 1フィート=12インチですから、4フィート(48インチ)を1インチに縮小するのが1/48スケール。同様に6フィートを1インチに縮小して1/72、12フィートを1インチに縮小すると1/144というコトになり、欧米の模型の基準になっています。 今、戦車は1/35が主流になっていますが、ヨーロッパの古い模型メーカーでは1/48が標準的スケールでした(日本でもバンダイが”ヨンパチ”のニックネームでラインナップしていました)。ところが、田宮模型の生んだ”単2電池”を基準にしたスケールが、その品質により世界を席巻した結果、1/35が世界基準になったようです。 船舶模型の世界基準である1/700は、日本(と言うより静岡県)の模型メーカーが共同で企画したウォーターライン(喫水線の意)シリーズが由来で、元々は、日本の家庭でも楽しめるような大きさにまとめるためのスケールだったようですが、タミヤの戦車同様、その出来の良さから、船舶模型の標準スケールになったようです。
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- Scull
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基本的には最初に作られた「ガンダム」が、小学生でも買える金額(\300)を想定して作られたことが基本です。 その価格でプラモデル設計をしたときに大体1/150ぐらいになりましたので、当時航空機モデルでよくあったスケール1/72の半分、1/144に決定したそうです。 その後のフィギュア(たぶんプラモデルのことだと思いますが)ではその「ガンダムスケール」を継承して設計されているのです。 ちなみに戦車は今1/35スケールが主流ですが、これは田宮が戦車模型を作るときに「モーターつきのギアボックス」を組み込むのにちょうどいい車幅から算出されたものです。 その後、タミヤが世界ブランドになるにつれて一般化していきました。 それ以前の模型スケールでは作りやすいサイズ、1/6、1/8、1/12、1/24、1/32、1/48、1/72、1/76などが主流です。 1/6(1フィートのものを2インチで設計)、1/12(1フィートのものを1インチで設計)、1/24(1フィートのものを1/2インチで設計)などはインチ・ヤードで設計しやすいスケール、1/8は「半分の半分の半分」で設計しやすいスケールです。
お礼
外国のフィギュアの伝統で1/12があったにもかかわらず、新しい勢力が違った縮尺体系を作ったということですね。とても興味深いお話ですね。ありがとうございました。
- ultraCS
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元々は船舶模型や航空機の模型などで使われていた国際的なスケールになります。よく使われるのは1/12(自動車、兵器など)、1/24(自動車、兵器など)、1/32(自動車など、鉄道模型の1番ゲージ)、1/48(いろいろ)、1/72(航空機、船舶等)、1/144(航空機、船舶等)、1/700(主に船舶)などです。主なスケールは12進法で決まっています、元々はヨーロッパから始まったからだと思います。 http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%B9%E3%82%B1%E3%83%BC%E3%83%AB%E3%83%A2%E3%83%87%E3%83%AB 1/72や1/144は鉄道模型のHOやNゲージのスケールに近いので、シーナリー用としても流用されています。
お礼
ほう、12進法が基本なんですね。ありがとうございます。
お礼
なるほど、フィート→インチで必然的に1/12が基本なんですね。よくわかりました。ありがとうございます。