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金曜ドラマ スマイルで

先日終了した「スマイル」ですが、毎回冒頭は現在服役中の早川ビトと面会している中井貴一、刑務官の三人が他愛ないことで談笑していて、「我々が今、こうして笑顔で居られるのは、いろんな事を乗り越えてきた結果である」みたいなナレーションが流れて回想としての本編が始まるという形式でした。 毎週つらく悲しい事件が起こるので、「これをどう克服すれば、また、悟れば笑顔になれるんだろう?」と、その一点に興味があり毎週観ていたのですが、結局死刑執行当日まで笑顔を取り戻せるような局面はなかったように思います。 林の父親を捜し出して刑執行ぎりぎりのところで逆転無罪となってハッピーエンドを迎えるわけですが、それは「2015年 秋」となっていました。 毎回冒頭の面会シーンは「2015年 春」でしたから、この時点では冤罪も晴れず、刑が確定し、ビトは自暴自棄になり、中井貴一一人が「俺は諦めねえ!」といきり立って、いい話は何もないように思うのですが。 いったいあの笑顔の面会シーンの真相は何だったのでしょうか? あの時点で何を以て困難を克服し、笑顔で過ごせるようになったと言っているのでしょうか? また、あの刑務官はいったいどういう人なのか何か描かれていましたっけ? あれだとただのお調子者のお節介で、なぜ彼があれほどまでにビトに肩入れし、彼だけを特別扱いするのか判りません。 冤罪容疑で戦っている受刑者は他にも大勢居るはずですから、ビトだけを特別視するのは明らかに変だと思います。 ドラマのタイトルにもなり、物語のテーマとも言える重要なシークエンスだと思うのですが、私が何か決定的なものを見落としているのでしょうか? このドラマのテーマが理解できた方、よろしくお願いします。

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  • JOLOGS
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回答No.2

> ハッピーエンドを迎えるわけですが、それは「2015年 秋」となっていました。 > 毎回冒頭の面会シーンは「2015年 春」 懲役10年で拘置所分の5年減刑、3年で仮釈放という認識でしたが、 ずっと拘置所?でしたので禁固刑だったのでしょうか? 弁護士の面会時期は再審開始後から刑務所移送の間(2012年春~秋)でないとおかしいですね。 蛇足ですが留置場、拘置所、刑務所では番号でしか呼ばれないようです。

penguin929
質問者

お礼

回答ありがとうございます。 「2015年 秋」というのは冤罪が晴れて再審が行われる前、つまり死刑が執行されようという時でした。 その後再審が行われ「懲役10年。拘置期間の5年減刑。模範囚として3年で仮釈放」となりましたので、新垣結衣が一人で守ってきたレストラン「スマイル」に現れた時は2018年という事だと思います。 私が疑問に思ったのは「様々な困難を乗り越えて我々は笑顔になった」というのがこの再審後であれば何の不思議もないのですが、それだと少なくても「2015年 秋」以降、刑務所移送までの短期間でないとおかしい。 ですが、ドラマの設定では死刑が確定して執行されるまで、正に執行間際の事になっていました。 ビトは一人で全部背負い込んで罪を受け入れ、ある意味穏やかな気持ちになれていたかも知れませんが、弁護士と刑務官はもう時間がないからとても笑顔で接見なんかできる状態じゃなかったはずです。 どう見ても「だけど我々はこういう事があって笑顔で居られるようになったんだよ」という感動的要素が「スマイル」の見せ場だったはずなのに、そういうお話がまるで無い。 なんだかちょっと騙されたような気分です。 >蛇足ですが留置場、拘置所、刑務所では番号でしか呼ばれないようです やはりあの刑務官のキャラクターは現実離れしすぎて感情移入ができませんね。 勝村さんは熱演だったのにもったいないです。

その他の回答 (1)

  • dondoko4
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回答No.1

冤罪で死刑をのがれて出所してきたのはいいのですが、その過程があいまいだった。もっとここのところを説明するような演出するべきなのだ。なんか尻つぼみというかさっさとまとめてしまったといった感じがした。 堂でもいいようなところがだらだらとしていて、もっと知りたいところが端折っていた。がっかりだったな。

penguin929
質問者

お礼

早速の回答。ありがとうございます。 同感です。 コンセプトはどう見ても人間ドラマなのに、その人間が全然描けていませんでした。 ビトといい、林といい、在日韓国人の中井貴一や犯罪者の娘新垣由衣など魅力ある設定を並べるだけ並べて中身を全然描いていない。 あの刑務官なんて思わせぶりだけで設定すら与えられていませんでした。 たとえばあの偏見に満ちた刑事や冷徹な検察官の心の動きや変化など見せるべきものはたくさんあったはずです。 裁判員制度も盛り込んだりして、10回や11回じゃとても入りきれない内容を欲張ったせいもあるでしょう。 この作品は低視聴率だったということですが、それでも観ていた少数派の視聴者がTVドラマに何を求めているのか、制作側は全く判っていなかったということですね。 TVでの表現の限界は常々感じますが、今回に関してはそれ以前、シナリオが駄目だったということでしょうか。

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