他の方々の好助言に敢えて加えさせていただきます。
人としての素地を豊かにする、教養の素材となる、価値観に寄与するものを
仕込んでおきましょう。
読みやすいものを具体的に思いつくままですが挙げてみます。
1.日本語と文化 参考
『祖国とは国語』藤原雅彦著
『国家の品格』藤原雅彦著
『日本語の美』ドナルド・キーン
『日本語はなぜ美しいのか』黒川伊保子著
『「国語」という思想』李妍淑(イ・ヨンスク)
井上ひさし、丸谷才一も良い。
日本語については無数にありますが、
最近流行の実用性よりも姿勢に触れるものを薦めます。
2.未知の専門分野を知る 参考
『不実な美女か貞淑な醜女(ブス)か』米原万里著
『嘘つきアーニャの真っ赤な真実』米原万里
『そんなバカな』竹内久美子・・・竹内久美子著作は先ずこれを先に。
私の独断ですが、彼女の作(一般向けの書籍)は古いもの程充実しています。
3.偉人伝から空海を、日本人としての自信と勇気が湧きます
『曼荼羅の人(上・中・下) 空海求法伝』陳瞬臣
『空海入門-弘仁のモダニスト』竹内信夫
『空海の思想について』梅原猛
4.その他
『役人学三則』末弘厳太郎著
『タテ社会の人間関係』中根千枝著
5.中国の理解・・・中国事業に直接関与の有無にかかわらず理解の素地が必要です。
黄河文明から明朝あたりは司馬遼太郎・宮城谷昌光・陳瞬臣に代表される各氏。
清朝は浅田次郎氏の独擅場です。
教養的には、「歴史の事実と時代や土地の風景を解釈して伝えてくれる」司馬遼太郎氏
が今回の趣旨に沿っているかも知れません。
朝日文庫『街道を行く』の19巻江南・20巻蜀・雲南・25巻ビン[門+虫]
同 『街道を行く』の40巻 台湾紀行
今の中国を理解する前提として次の2冊は必須です。
『毛沢東の私生活』李志スイ[糸+妥](りしすい)著
『ワイルドスワン』張戎(ユン・チアン)著/土屋京子訳
*各書の詳細は大手書店等のwebでご確認ください、殆どが文庫になっています。
具体的にと思うときりがありませんし偏りがあるやもしれません、
すでに読了されたものもあるかと思います。
小生の趣旨をご理解いただければ幸甚です。
ご活躍を祈ります。
お礼
大事なことに気付かされました。 自分の中で読書が少し義務化されていたところがあった思います。 ありがとうございました。