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もし拍手が禁止だったら
もし、いかなる場合でも拍手は禁じられているとしたら、演奏会はどうなるでしょう(もちろん「ブラヴォー!」もだめです)
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こんばんは。 リヒャルト・ワグナーの作品で「パルジファル」という4時間以上ものオペラ(正確には舞台神聖祝祭劇)の大作がありますが、この作品が初めて演奏された時、大人気であったのにも関わらず、作曲者本人が「余韻を壊すから上演後のカーテンコールはしない」とアナウンスしたそうで、結局、終了後に観客は拍手をしなかったそうです。 これが発端となり、この「パルジファル」を上演する際には拍手はしないというしきたりが生まれました。 この作品がある一定の時期までバイロイトの歌劇場以外では(例外を除き)ほぼ演奏されない事もあって、このしきたりはかなりの間守られていたそうです。 つまり、質問者さんと同じ状況だったのです。 しかし、この後どうなったかというと、「本当に拍手をすべきではないのか」という議論が巻き起こり、次第に拍手をするようになり、3幕のうち1幕の終わりだけは拍手をするのをやめようと決めたのですが、今はそれも守られていません。 もちろん、こういった取り決めの時も、作曲者や作品を尊重しての事でしょう。 要するに、人気があり、良い演奏の後は、いくら拍手を禁止しようとしても無理なのではないでしょうか。 もっとも、パルジファルが上演された時、名場面の後に、曲の途中にも関わらず後ろから「ブラボーブラボー!」と大声を発した人がいたそうで、周りの人は酷く迷惑がっていたが、実はその声の主は当のワグナーであった、なんていう逸話も残っています。 まあそれは余談ですが… 結局、「すばらしい演奏には」拍手でこたえる、その習慣を壊すのは無理だと思いますよ。 それは、観客が出来る唯一の、演奏に対する意思表示だからです。 (もちろん、反対にブーイングもありますが。) 今の日本の演奏会に行くと、曲が止まったなど、よほど極端にひどい事がない限り、流れ作業のように拍手をする人が多いですよね? 私は逆にそれはどうかと思うのです。 観客は確かにただのお客さんですが、演奏をどう受け止めたのか、自分なりに考えて、演奏に対して敬意を表明したいというときに拍手すべきだと思うのです。上手いか下手かではありません。 また、ワグナーの、余韻を壊すという意見も、よく分かります。 曲が終わった後にフライングで拍手やブラボーをする人がいますが、本当に迷惑ですね。 曲が終わるまで待つのは当たり前です。が、曲が終わってから、拍手が始まるまでのタイミングが絶妙だと、その日の演奏会では非常に満足感を得られます。
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- hanaryu
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面白い質問ですね。 「もしも」の空想でしょうか? もしも拍手や掛け声が禁止になったら。 演奏を聴きに行った時には、やはりそれなりに感動して、 その感動を演奏者に伝えたくて、拍手をしたくなりますよね。 もしも、何百年も前から「拍手禁止」で、 私たちもそれが当たり前の習慣だったなら 何とも思わないでしょうが、 今急に禁止になったら、ストレスがたまりますし 演奏側も観客からの反応がなく、寂しく思うでしょうね。 「拍手禁止」。だからといって、ではCDやラジオでいいかというと 私の場合はそうでもなく、やはり生演奏のよさと空間の雰囲気を 楽しみたいので、演奏会に足を運ぶでしょう。 それは拍手をすることが目的ではなく そこで演奏される音楽を聴くことが目的ですから。 でも拍手が無かったら、 何だかそっけない演奏会になりそうですね。
お礼
ご回答、ありがとうございます。 拍手したくなる。それはよくわかります。そこを押さえることで演奏会に協力すると言うのも、強制的な手段ですね。人間の自然性を認めないという措置です。これは当然無理が続きません。結局は現在のような、演奏の質云々より、社交辞令の流れ作業の「拍手タイム」というプログラムがあるわけです。
- Drtake
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まず、それは基本的にありえませんw 拍手やブラヴォーは、演奏者に対する賞賛であり、お礼なんです。 つまり、演奏者と、聴衆とのコミュニケーションの手段です。 それをするなと言うのであれば、CDや、放送、配信で十分ですw 時々、ライヴ録音で、余韻を収録するため、音が鳴り止んだ後、何十秒か 拍手その他を禁止したものもありますが?(^y^)
お礼
ご回答ありがとうございます。 コミュニケーションをそれほど大事にする必要があるでしょうか。それによってなにかお互いに得るものがあるでしょうか。私はどうも、そうでもないと思うのですが。社交辞令の要素のほうが大きくなっているのでは。
- gldfish
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どういう回答を期待しているのかいまいちわかりませんが・・・ それはそれで、アリ。 普段聴いているCDだって基本、拍手は無いでしょう。それと同じだと思えば。 あと、残響を心おきなく堪能出来るから、そういう意味ではむしろ良いのでは。
お礼
ご回答ありがとうございます。 あまり、観客と演奏者のコミュがどうとか、いらないんじゃないかと思うんですよね。あまりに付随的なことを大事にしているのではないでしょうか。
お礼
ご回答ありがとうございます。 拍手をどうしてもしたいというのは、人間の習性のようですね。つまりは社会的群れを成す生物としての本能に屈するのでしょうね。それのほうが、作曲家の要求を呑むよりも大事なことのようです。 つまり、意思表示をしないという選択です。これって結構すばらしいですよね。本当は感動しているのに、群れの本能を抑える、そして、演奏会そのものの質を高めることに協力する。 人間には無理でしょうね。まさに、流れ作業のほうが、当の演奏自体より大事だったりするのかもしれません。