私はそれに関係する仕事をしていました。最大手の○通との付き合いも長かったです。その内部の人に訊いた話ですが、その会社の7割の社員は、いわゆる働いていないと嘆いていました。で、彼がどうしてその最大手の会社に入れたかといいますと、つまりコネです。それも会社にとっては切実なコネです。ようするにスポンサー企業のお偉いさんのご子息やお嬢さんを押しつけられているのです。そうすることで、そのスポンサー企業から仕事を発注してもらえるからです。このようなシステムで長い間、やってきたのです。そしていま、その歪な人材採用の利点が崩壊し始めています。スポンサー企業の業績不振によって、思うように広告代理店に仕事を発注することができなってきているからです。先日、ネット広告に雑誌の広告費が抜かれましたね。世の中は大きくいま揺れていますが、それはスポンサー企業のコネで子供を広告代理店に押し付けることにも影響しています。広告代理店が(主に人件費とさまざまな経費でしょう)耐えられなくなってきているからです。私は、これはある意味、チャンスではないかとも思えています。本当の意味の「有能さ」「誠実さ」が求められて始めている。で、なければ世の中もたないのです。いまの不況もこれまでの経済社会の不合理のツケが回ってきていると言っても間違いではないでしょう。
お礼
仰る通り。当面ですめば良いほうだと思います。合従連衡しても弱者連合になるだけですよね。やっぱリストラの始まりですかね。