- ベストアンサー
松任谷由美さんの「ANNIVERSARY」
歌詞の内容の意味について教えてください。 ANNIVERSARYを聞くたび訳が解らなくなっています。 これから一緒になる二人なの? もう別れてしまう二人なの? できれば始めから終わりまでの、 内容についての解説をお願いいたします。
- みんなの回答 (2)
- 専門家の回答
質問者が選んだベストアンサー
- ベストアンサー
『ラストを飾る「ANNIVERSARY」はユーミンの ウェディングソングの中 で最もメジャーな一曲。当時どんどん派手になっていく結婚披露宴で 何度となく歌われたらしいが、そんなバブリーな背景とは裏腹に、 よくよく聴いてみれば 「ひとり残されても あなたを思ってる」 「いつかは会えなくなると 知っていても」といった風に いつか来る死別をも見据えた献身的とも言える永遠の愛を歌った曲である。やはりこれも名曲。 』 http://www.h6.dion.ne.jp/~jpop/music/yuming3.html とあるように、結婚式前夜の新婦の心境を歌った、 もしくはそれを予感させる曲となっているようです。 なぜこんなこと 気づかないでいたの →ようやく彼女は気付いたわけです 探し続けた愛がここにあるの →彼との愛が探し続けた愛であったことを 木漏れ日がライスシャワーのように →ライスシャワーとは結婚式で列席者が新郎新婦にお米を シャワーのようにぶつけるのですが、 今朝の木漏れ日がまるでライスシャワーを予感させてくれます 手をつなぐ二人の上に降り注いでる →朝から二人で木立の道を散歩しているのです あなたを信じてる 瞳を見上げてる →彼の身長はやや高いようです ひとり残されても あなたを思ってる →永遠の愛を確信したから、彼が先に死んでも 彼のことをずっと愛していると 今はわかるの 苦い日々の意味も →付き合っている時は、いろいろ苦労がありました でも、それも真実の愛を知るための試練だったことが 今になったらわかるようになりました ひたむきならばやさしいきのうになる →ひたむきに努力してきたから 過去の自分を優しい気持ちで客観的にみることができます いつの日か かけげのないあなたの 同じだけ かけがえのないわたしになるの →いつか二人は結婚するのだろう 彼は私にとってかけがえのないあなたに 私は彼にとってかけがいのない私に 明日を信じてる あなたと歩いてる →未来はきっとそうなる。 二人はきっと結婚する 一緒に人生を歩んでいると ありふれた朝でも 私には記念日 →ありふれた朝だけど、そのことに気付いた 今日は私には大切な記念日だと 今朝の光は無限に届く 気がする →というわけで、今朝の光はいつになく きらきらと光ってみえる いつかは会えなくなると →彼は先に死んでしまうだろうけど 知っていても →もろちんわかっているけれど あなたを信じてる あなたを愛してる →あなたを信じている、あなたを愛している 心が透き通る 今日の日が記念日 →心が透き通るように、彼の気持ちがわかった 自分の気持ちもわかった 今日の日がその記念日 明日を信じてる あなたがそばにいる ありふれた朝でも 私には記念日 あなたを信じてる 瞳を見上げてる ひとり残されても あなたを思ってる 青春を渡って あなたとここにいる →若いころはいろいろあったけど、 今ここにこうしてあなたと一緒に歩いている 遠い列車に乗る 今日の日が記念日 →やがて二人は結婚するだろうことを遠い列車といっています。 こんなところでよろしいでしょうか。 まあ、何回聴いてもいい曲ですね。。
その他の回答 (1)
- koh6237
- ベストアンサー率42% (33/78)
歌詞には、幸せな歌でも、一つは悲しみ(哀しみ)を入れるのが、作家のテクニックです。 黒色のなかに白を入れると、黒が逆に引き立つように、 お汁粉のなかに塩を入れると、甘みが引き立つように、 幸せソングでも、全部幸せだと余裕がなくなってしまいます。 逆の感情を入れる事で、全体のバランスが良くなるのです。 歌詞では一杯の感情は、避けるのが王道。 その方が、人は受け入れやすい。つまりは、売れやすい。 質問者さんのように、歌詞を何度も読み返して、理解しようとしている。 それこそ、作家の思う壺なんです。 それだけ、人の心に食い込めるのも、マイナス感情が入っているから。 それが、歌詞の読み方ですね。 見落としているのが、副題「無限にcalling you」かな。 無限って、いつまでも・果てしない・永遠って意味合い。 ならば、愛そのものでしょう。愛の記念日って意味でしょう。 それが最後の「遠い汽車に乗る」に繋がり、歌詞全般に効果をあたえてますね。 場面設定は何でもいいんです。聞いた人が感じた場面で十分。 結婚式でも、プロポーズされた日でも、告白された日でもいい。 それが聞いた人の心に、染み込めばそれでいい。 車のハンドルのように、歌詞にも遊びがあります。 ひとつひとつを検証するのは、余りお勧めできませんね。 「木を見て森を見ず」にならないよう、全体を俯瞰してから、検証すれば、自ずと作家の意図が見えてきます。 結婚式で歌ったら、素敵でしょうね。
お礼
以前、お汁粉を作ったとき、 塩のサジ加減を間違えて台無しにしてしまった事があります(^^ゞ 男の人と違って女子の感情って裏腹なところがあって、 NOがYESだったりすることがあるので、 相手の感情を読み取らないと失敗することもありますよね。 歌詞のフレーズ一つ一つを読むのではなく、 全体の流れを見てその歌が何を表現したいのか、 感じ取らないとならないこともあります。 でも裏腹なフレーズがあまりにも多いと、 実はそっちの感情のほうが重要なんではないかと、 そんな風に読み取ってしまいますよね。 しつこい男性は嫌われる。 天邪鬼な女は嫌われる。 何事にも程々が重要なんではないでしょうか? 森の中を歩いていて穏やかな気持ちになっても、 今歩いてきた森を遠くから見たら実は、 とても入りたくなくなるようなうっそうとした森だった、 そんな事もあるでしょうね。 英語と違って日本語はいろんな言い回しがあって、 その使い方一つで誤解を招いたり、 意外な効果を招いたり、 実に難しい言語だと思ってます。 だから昔から百人一首とか俳句などが普及していたのでしょうね。 好きな相手にかかわること、一つ一つが記念日になる。 すごくよくわかります。 曲を聴くときの心構えでその曲の意味合いが変化する。 「どういう意味なんだろう」と何度も聞いてみる。 言うなれば「チョコザイ」な曲だったんですね。 ありがとうございました。
お礼
ありがとうございました。 そう解釈すればよかったんですね… この先一人になることを予感させる一節があるとつい、 別れてしまう二人を想像させます。 ウエディングソングと言われてはいるものの、 「一人になる」とか「残される」とか、 結婚式ではタブーとされる単語が列挙され、 本当に結婚式で歌ってもいいものかと悩んだのが始まりでした。 聞くたびに想像が迷走し、 自分か彼がもしかしたら不治の病で余命幾ばくも無い状況なのかとか、 想うたびに答えがたくさん出てきてしまって困っておりました。 実際に結婚式のカラオケで歌うのは微妙でしょうけど、 歌詞の内容としては相手を愛おしく想う心の中が表現されている、 意味深い曲だったんですね。 つくづく日本語の表現って難しいと同時に感じました。 前編の歌詞にわたって解説していただきありがとうございました。
補足
最後の行、「前編…」は「全編」の誤りです。 失礼しました。