- ベストアンサー
現在の日本の格安航空業界の全般について教えてください。
現在の日本の格安航空業界の全般について教えてください。 また、これからの展望や発展可能性にも興味があります。 LCCがどういうシステムで運営されているのかはおおかた分かっていますが、 恥ずかしいことに国内事情に関しては全く情報がありません… 外国のLCC市場は結構大きいと聞いています アメリカやヨーロッパはいうまでもなく、最近は日本より国土面積が狭い韓国にもいくつかの格安航空会社ができてるそうですね。 でも私が知る限り日本のLCC市場はそんなに大きくない…ですよね? (ほとんどないように思えないこともないのですが すみませんよ知識がないだけです^*^;) 国内線利用者もかなりなのに何故まだ(またはこれからも?)日本ではLCC業界が活性化しないのでしょう? そのほかにも日本に進出している外国の格安航空会社とか、大手企業のJALやANAの格安航空業界への参入計画や、日本で格安航空業界は難しいならその理由など、日本の格安航空業界の現況に明るい方がいらっしゃったらぜひ教えてください。 (主に知りたいのは実は↑らについてです) また、このような情報をより詳しく得られるようなホームページとかも紹介していただけたら本当に感謝します! 知らない分、とにかく多くの情報に目を通したいと思います。 宜しくお願いします! _(_ _)_
- みんなの回答 (3)
- 専門家の回答
質問者が選んだベストアンサー
航空会社の関係者ではありませんので、あくまで私見ですが。 質問者さんは諸外国の格安航空会社を利用したことがあるでしょうか。 何度か利用されると日本では定着しにくいのかなと思えてきますよ。 格安航空会社がなぜ安いのか。それは、1.サービスを徹底的に排除する、2.メインの空港の代わりに多少不便な空港を利用する、3.少数の飛行機を徹底的に使い回す、 という形でコストを下げているからです。 もちろん、このほかにもあらゆるアイディアでコストを下げていますよ。 例えば同じ視点で日本に格安航空会社が国内線有数の路線、東京-福岡を開設したとしましょう。 このとき、彼らが開設するのは羽田空港と福岡空港ではなく、来年開港する予定の茨城空港と佐賀空港を結ぶ路線として空港の使用料を下げます。 両方とも自治体が補助金をだしてでも路線を開設したがってますから、空港使用料が格安で済みます。 どちらも電車の駅から離れていますので、さらに航空会社が子会社や提携会社を使って連絡バスを開設するかもしれません。 そして、無償のサービスはいっさいありませんので、出される食事や飲み物は水一杯でも有料です。 さらに、飛行機の座席は自由席なので、席の取り合いになるかもしれません。 (もちろん、安全上席数は限定されていますので、座る席がないということはありません。家族や友達と隣同士になれないかもしれないということです。) また、飛行機の数が少ないので、何かの故障があると玉突き式に後続の便が遅れ、最終便は2時間以上の遅れになるかもしれませんが、補償はありません。 このような状況で2時間遅れると、正直新幹線で東京から博多まで行った方が早いくらいでしょう。 こんな状況になっても航空会社に文句を言わない、または文句を言われてもいっさい受け付けないといった状況でないと、格安航空会社は運営できないでしょう。 日本の格安航空会社のはしりであるスカイマークはたまに国土交通省の指導を受けていますが、そういう指導を受けても安いんだからいいんじゃないと割り切れるような環境でないと、格安航空会社自体が育っていかないのではないかと思います。 JALがJALエクスプレス、ANAがair doなどの新興会社を使って共同運行していますが、サービスが大きく変わったわけではないので、多少人件費が削られたにすぎません。 欧米はこういった正直サービスに問題があるといった状況でも安いというただ一点で支持される環境があるのですが、日本ではなかなかそういうのは難しいでしょう。 サービスは無料である、とみなさん思っていますので。 #念のために付け加えますが、これは欧米と日本とどちらかが良いといっているのではなく、そういった環境の違いがあるということを認識していただきたいだけです。 とりあえず、ヨーロッパの事例を見てみてください。 ここで上げたほかにも理由は隠れていますので、考えてみるとおもしろいですよ。
- 参考URL:
- http://europe.s9.xrea.com/
その他の回答 (2)
- siorisann
- ベストアンサー率23% (58/242)
日本でも 幾つか格安航空会社はありますよ。しかし、なかなか定着というか 広まりませんでしたね。 その理由 (1)低運賃のため 多く席を設定する B767型機では普通は横2-3-2ですが、2-4-2の配置で 前後も狭い。 (2)乗客の都合の良い時間の便が設定(認可)されない (3)空港のカウンターが端っこにあり 乗客に不便 (4)以前の福岡空港で 東京便のうち格安会社だけがターミナル直接でなく、沖止めとなり バスで送迎していたが 一台しかなかったため ドアを開いてから30分近く待たされた(今は 違うかな) (5)ギリギリの航空機でやりくりしているため、一機が遅延すると、全部に影響を及ぼす。また、定期整備になると欠航となる。(他社は 余裕機材で欠航無し) (6)他社が、格安航空会社の便の前後に 便指定の割引(ほぼ同額)を設定している。 などでしょうか。 なお、ANAやJALも、国際線では人件費の安い(パイロットは外国人中心、CAの給与体系も別)子会社をつくり、実際は、ほぼ同じデザインの機体で運行していますが、乗客には 遠目に見分けが付きません。
- DOCTOR-OA
- ベストアンサー率15% (298/1891)
1.行政の違い。 2.乗客の国民性の違い。 1.が最大の理由でしょう。航空業界に限らず全てにおいて 日本の行政は国民の為にでなく政管及び一部の業界の為の 施政をしている事に尽きます。 戦後民間会社は世界のトップレベルの域に達していますが 行政は発展途上のまま今日に至っているわけです。 2.については若者は順応体制で近い将来にはで受け入れられる 環境になりつつあります。
お礼
なるほど、とても納得されました。確かに新幹線で行っちゃいますよね。考えてみると日本は色々な鉄道がよくできすぎていてLCCは入ってくる余地があまりないのかもしれないですね。とても分かりやすい回答ありがとうございました。