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※ ChatGPTを利用し、要約された質問です(原文:学校の教科書に)

受精卵の着床に至らない原因とは?

このQ&Aのポイント
  • 学校の教科書に記載された「受精しても受精卵が着床に至る確率は約70%」。では、着床に至らなかった30%の原因は何なのか?受精卵の染色体異常が一つの要因であると考えられるが、化学流産の原因は他にもある可能性がある。
  • ネットで調べたところ、受精卵が着床に至らず次の月経で体外に排出されることを「化学流産」と言うことが判明。受精卵の染色体異常が化学流産の主な原因であるとされているが、着床後での流産もあるため、化学流産とは異なる可能性もある。
  • 子宮内膜の成熟度が化学流産の原因の一つとなる可能性があるが、受精卵の染色体異常が原因とする意見もある。受精卵の染色体異常が流産に至るのは着床後であり、化学流産の原因は他にも考えられる。具体的な原因については詳しくは分かっていないため、さらなる研究が必要とされている。

質問者が選んだベストアンサー

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noname#129050
noname#129050
回答No.1

こんにちは。 申し訳ないですが、冒頭の教科書の記載がまず違っています(^_^;) ヒトの受精率は80%程度です。10個の卵子があったら8個まで受精します。しかし、着床に至るのは2個から良くて3個程度です。 それから、質問者さんがネットで拾った情報も間違っています。 「化学的流産」とは、妊娠反応だけが陽性でエコーで胎嚢が確認できる以前に流れてしまう(子宮内容物が排出される)ことを言います。「化学的」の意味は「妊娠反応陽性」であることです。 妊娠反応とは、尿中や血中に「hCG」というホルモンが検出されることです。hCGは受精卵が子宮内膜に着床したと同時に絨毛組織から生産されるホルモンで「ヒト絨毛性性腺刺激ホルモン(ゴナドトロピン)」の頭文字です。つまり、着床した事実がなければhCGは生産されず、従って妊娠反応も出ることはありません。 妊娠初期の流産の殆どは仰るように受精卵の染色体異常や遺伝子異常が原因で、その異常が重篤であればあるほど早い時期に胚は亡くなります。なので、胎嚢も確認される以前に失われる化学的流産は、胎嚢確認後・心拍確認後に失われる胚よりも重篤な異常があった胚ということになります。 ここまで、よろしいでしょうか?元になる知識が間違っていましたよ。 次です。 >化学流産の原因は何になるのでしょうか?子宮内膜が薄いほど着床する確率が低くなるという書き込みもあったので、それが事実だとすれば化学流産の原因の1つは子宮内膜の未成熟(?)が挙げられると思いますが、他の原因にはどのようなものがあるのでしょうか? 子宮内膜が8mm以下であると有意に着床率が低くなるのは事実です。ですが、着床したならば、それは必要十分であったということで、子宮内膜の薄いことが化学的流産の原因とはなり得ません。 化学的流産のもう一つの原因、つまり受精卵側の問題ではない場合に「黄体機能不全」というものがあります。受精卵が着床し絨毛組織が増殖し胚が発生していくプロセスで子宮内膜が安定していることは必須です。 ここで少し話が前後しますがお許しください。排卵が起こった後の卵胞(卵子が入っていた袋)には「黄体」というものが形成されて、そこから黄体ホルモンが分泌されます。黄体ホルモンは子宮内膜に働いて内膜を胚が育って行きやすい環境に整えるとともに、剥がれないように安定させます。黄体の寿命は生理周期の長い人も短い人も約14日間と決まっていて、受精卵が子宮内膜に着床されなければ排卵から2週間後に黄体は退縮し、黄体ホルモンは分泌されなくなり、子宮内膜を安定させていた作用もなくなるので剥がれて体外に排出されます。これが生理です。 黄体機能不全というのは、この排卵後に形成された黄体の寿命が短くて黄体ホルモン分泌が必要な量と期間されない状態を言います。つまり、せっかく着床し始めた胚があるのに、黄体が早く退縮してしまうために着床途上で子宮内膜が剥がれ出してしまうことになり、結果的に化学的流産となることがあります。 ということでよろしいでしょうか。 何か他にご質問がございましたら補足してください。

juglug
質問者

お礼

お礼が遅くなり申し訳ありません。 詳しいご説明ありがとうございます。 正しいことがわかり、質問してよかったです。 ありがとうございました。

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