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ものまねってなぜ面白いのですか

動物や有名人のものまねをするのを見ると面白くて笑ってしまいます。 でももっとも似ているはずの、ものまねされる有名人本人が しゃべったり歌ってもおかしくて笑ったりしません。 他の人が、そっくりのものまねをしたり特徴を誇張したりすると、 面白いのはなぜなんでしょうか。

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  • CageAnoe
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回答No.3

#3です。質問者様は笑いについて深く洞察されているようなので、私もさらに考えてみました。 『モノマネされる対象本人を知らないと笑えない』ということには同意していただけると思います。 (架空の人物のモノマネという高等技術もありますが、ややこしくなるので端折らせてください)。  モノマネを観たときは、対象とモノマネを頭の中で比較していますよね。  その2つがどういう関係にあるときに質問者さんは笑いますか。ピッタリ一致したときですか? わたしは似すぎているモノマネは笑えません。 江戸家猫八さんの動物の鳴き真似は絶品の名人芸ですが、私の反応は笑いではなく驚嘆感心です。 ではどういうモノマネで私は笑っているか、と考えてみると ●輪島功一さんやドラえもんやゴリラのように、もともと面白いキャラのモノマネや ●あまりにも似てなくて笑ってしまうという邪道パターンなどありますが、一番笑うのは ●対象のキャラによらず、身振りや口調・容姿をデフォルメしている場合です。 (岩崎宏美さんや織田裕二さん、谷村新司さん等々) デフォルメされたモノマネは、対象と一致しません(別人ですから)。 だけど可笑しい。いや、だから可笑しいのだと私には思えます。 似ているけれど確実に違う。収まりがつく程度にズレている。 「シェーマのズレ」が笑いを惹起するのではなく、 「シェーマのズレが解消する」=「収まりがつく」瞬間に(ほっとして)笑える、というのが私の意見です。 言い換えれば、対象とモノマネが 『微妙に似ていない』 から可笑しいのではないでしょうか? 実はプロの芸人さんたちは、もっと似せることができるけれどそれでは笑いにならない。 だからわざとズラしているんじゃないか、とも思うんです。 幼児が転んだら怪我をしなかったかと心配する。これはシェーマのズレ。 でも、その子が顔中泥だらけで元気に立ち上がったらちょっと笑えませんか? これが私の言いたい「収まりが付く」=「ズレの解消」です。 顔中血だらけで立ち上がったら、イメージと現実がズレていて、しかもこれは解消しない。だから笑えない。 「小さなズレ」ってのはあまりにも独りよがりな表現でした。 >中年男性がすれば小さなズレ、若い女性がすれば大きなズレ・・・ これは相対的な大小であって、どちらも面白くて笑ってしまうとすれば、 それはどちらも収まりがつく=小さなズレだからだと思うんです。 (中年男性が7歳の女の子のモノマネを完璧にこなしたら、気持ち悪くて笑えない=大きなズレ) もっとも「笑い」にはいろんなパターンがあって、一概には言えないのかも知れません。 受け手の文化や素養の背景もありますから、質問者様と私の笑いのツボも違うでしょうし、 そもそもモノマネなんか面白くないという方もいらっしゃるようですから。 前回答と少し意見が変わったかも知れません。散漫な文章にお付き合いいただいてありがとうございます。 追記:質問者さまのお考えも聞かせていただければ幸いです。

bagus3
質問者

お礼

再度の回答ありがとうございました。このサイトは議論を繰り広げる場ではないので、私の考えを執拗に書くことは控えたいです。 ただ、ものまねは本人と完全に一致してまねるのではなく、ちょっとズレているのが面白い。」というあなたの考えが正しいとしても、私が知りたかったのは、それを見たときになぜ面白いと感じ笑うのかということだったんです。どんなものまねが面白いかではなく、自分の心理の構造を知りたかったんです。

その他の回答 (2)

  • CageAnoe
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回答No.2

こんにちは。ちょっと難解な話から入りますがお付き合いのほどを ●「笑いとは構図のズレである」 - 演出家の鴻上尚史さんの言葉です。 観客が思い描いている構図と、演者の提示する構図が「少し」ズレていると、人は笑ってしまうのだそうです。 ・コロッケさんの容姿から美川憲一さんの声色や動きが出てくる、そのズレが面白いのであって、美川さんから美川さんが出てきても面白くともなんともないです。ズレてないですから。 ・岩崎宏美さんはコンサートでは「シンデレラハネムーン」を歌わないそうです。理由は『歌うと客が笑い出すから(泣)』。これは岩崎宏美さんのを観ているのに、そこにコロッケさん(岩崎宏美のまねをしているコロッケ)が見えてしまう、その逆ズレが可笑しいのだと思います。 ●ただこの「少し」ズレるというのが肝腎で、大きくずれると笑えません。 コロッケさんがとても上手に熊本県知事の真似をしても、熊本以外の人は笑えないですよね。それは熊本県知事を知らないから、構図が描けないからです。ズレようがない。 ●実は恐怖映画の巨匠ヒッチコックが「恐怖とは構図のズレである」というようなことを言っています。 ・鳥は人間を襲わないものです。ところがヒッチコックの映画「鳥」では、普通の鳥が何万羽の集団で人を襲います。このズレは怖い。子どものころ観て寝られなくなりました (;_;) ・ニワトリの鳴きマネをしている人の全身から羽根とトサカが生えてきて、見た目が完全にニワトリになってしまったら、ムチャクチャ似ているけど笑えません。というかこれはホラーです。 ●構図のズレが解消すればホッと安心できる。そのときは笑える。 ●構図がズレたままだと不安を感じる。それが恐怖になるのかなと思います。 とりとめのない意見ですいません <(_ _)>

bagus3
質問者

お礼

力作の回答ありがとうございました。 構図のズレが笑いになるというのは例えば、 政治家が転ぶのを見ると笑ってしまうというものです。 みんなから立派だと見られ、転ぶなどありえないという 構図を受け手が持っていて、それがずらされたことで 笑いが起こるというものです。幼児が転んだら、 笑うどころか怪我をしなかったかと心配してしまいます。 「構図のズレ」の理論はものまねには適応されないと思います。 たとえば、中年男性歌手のまねを中年男性がすれば小さなズレが 生じ、若い女性がすれば大きなズレが出ますが、どちらも 面白くて笑ってしまいます。 http://ja.wikipedia.org/wiki/%E7%AC%91%E3%81%84#.E7.AC.91.E3.81.84.E3.81.AE.E5.88.86.E6.9E.90

回答No.1

ある意味あるあるネタだからじゃないでしょうか? あ~、わかるわかる! とか、 そうそう!そんな顔するよね! とかって、見てる人も共感できるから面白いのではないですかね。

bagus3
質問者

お礼

ありがとうございました。「共感」というのは 相手が感じたり考えたりすることと、同じことを自分が 考えた場合にいう言葉であって、ものまねを見たときに 使うのは適当でないように思えます。 ものまねを見て、本人に似ていると認めることはできますが、 共感はできません。他の観客がいて、その人も上手なものまねだと 思うなら、その人には共感できます。 このものまねは本人によく似ていると認識できれば、 それがなぜ面白さやおかしさに結びつくのかが知りたいのです。