近鉄の鮮魚列車についてだけお答えします。
売り先は、鶴橋の高架下の市場と、日本橋(にっぽんばし)の黒門市場がほとんどです。ただ、大和八木駅など途中停車駅で降りたり乗り換えたりする人もいます。そういう人は昔からの売り先が残っているのです。いずれにせよ鮮魚店や料理屋さんなどプロ向けがほとんどですね。
私が子供のころ(1980年代)は、行商人から仕入れた鮮魚店が、軽トラックやリヤカーなどで住宅街に売りに来ることはありましたが、鮮魚列車の行商人が一般人に直接販売している光景は、私は見たことはありません。
しかし、行商人が我が家の近所を歩いている光景は何度も目にしたことがあるので、たまたま昔から知っている人に対してだけ、本来の売り先である鮮魚店に行くついでに、わざわざ売りに来てくれていたことはあったかもしれません。
いずれにせよ、大阪以外の売り先は、私の昔話です。そういえば、昔は行商人をよく見かけたものです。伊勢から魚屋さんが、松阪から肉屋さんが、近所の農家から野菜が、傘の修繕屋さん、豆腐屋さん…。懐かしいですね。
最近は、昔ながらの鮮魚店は少なくなり、郊外型の大型ショッピングセンターのテナントや、スーパーマーケットの鮮魚コーナーに鞍替えすることが多くなりました。こうした大型店は流通経路が異なりますので、鮮魚列車の行商人から仕入れることはほとんどないはずです。時代の流れで仕方ないことかもしれませんが、ちょっぴり寂しさもあります。
鮮魚列車は、伊勢の魚屋さんたちの組合が近鉄に依頼して定時運転してもらっている貸切列車ですので、一般客は本来乗車できません。しかし、昔は駅員さんも行商人たちもおおらかで、私は中学・高校時代、大阪への通学によく利用していました。私にとっては、とても懐かしく、大切な思い出です。(ちなみに、No.3様の参考URL(2)の質問者は、実は私です。)
お礼
やはりプロ向けですか…。 大阪や京都の人(一般の)が、伊勢の魚を直接買えるなら素晴らしい電車だなと思ったのですが、さすがに需要も少ないですよね。 >No.3様の参考URL(2)の質問 すでに拝見させて頂いておりました。 経験者の方のご意見は大変ありがたいです。 ネット情報はどこも同じようなことしか書いてないので。 ありがとうございました!