最近この種の技術を持った板金屋さんが減っているのでパテ盛が多いようですが、叩きは文字通りハンマーとアテガネと言う道具を使い、凹んだ部分の裏にアテガネを当てハンマーで叩いて整形します。ただ、むやみに叩いたので鉄板が伸びてしまい。元の形には戻りませんが熱を加えたり急激に冷やしたりと言う方法で絞ることで、鉄板の伸びをコントロールしながら、きれいになをしてしまいます。熟練の板金工の仕事はまるで手品でも見ているように鉄板を思ったとおりの形にしてしまいます。パテを盛るのは確かに簡便で最近は多く見られますが、時間がたつとパテの部分だけ塗装に皹が入ったり、塗装の色が変わってしまったりと言うことがあります。機会があれば見せてもらうとよいのですが、ほんとに手品みたいですよ。凹んだところを直接叩くのではなく周辺から叩いて、無理な力が加わって伸びてしまった鉄板も絞りをたくみに使って元に戻してしまいます。もちろん熟練工もパテは使いますが、これはハンマーの叩き傷を隠す程度にほんとに薄く塗る程度です。
最近はこの種の職人技を持った人が少なくなっていますが、それでも中には名人!と言いたくなる人も居ます。私も自動車関係の仕事(板金のような職人肌の仕事ではなく技術者ではありますが電気関係です)ですが、あの、板金塗装の技術の巧者の仕事を見ていると、ほんとに見事です。
お礼
う~ん、当に匠の技なんですね。お詳しい方と見込んで再度質問(もしご覧になって頂ければ)なのですが、もし盛大にパテ盛りをした修理方法だとして、触った感触は周囲の正常な部分と区別つかない程度のものなのでしょうか?私の鈍感(?)な指先の感覚では全く違和感なしって感じなのですが・・・・