おはようございます。
「なぜ『漂白剤』で臭いも落ちるのか」に対する答えは簡単で、「強力な殺菌効果があるから」です。
衣類の繊維にしみこんだ色素を落とすのに必要な濃度の、さらに10分の1ぐらいでかなりの殺菌力を発揮します。
大腸菌も壊滅レベル。
(個人的には、なぜこの漂白の過程で殺菌されるのかがわからないですごめんなさい。化学ダメ人間にはわかりません、知りたい。酸素を奪われて死ぬってことなのかしら、と思いますが嫌気性細菌とかいますよね。漂白剤にも塩素系と酸素系ありますし。)
色を分解するから「漂白剤」という名前ですが、色以外のものも分解するというわけです。
で、なぜ繊維が臭うかというと、そこにしみこんだ何がしかの有機物+水分を糧に雑菌が爆発的繁殖をしているから。
というわけで、臭いの元である雑菌が根こそぎいなくなれば臭いもなくなるのです。
色落ちについて。
主婦的基本的洗濯の知恵としまして、「塩素系は強いので、色柄物は酸素系を使え」というものがあります。
ご質問の衣類用ハイターも、塩素系の漂白剤ですね。
色落ちするかどうかは、「塩素系の漂白剤に溶ける染料を使って染められた衣類なら色落ちします」です。
色が濃い衣類ほど落とすべき染料の量も多いので、色落ちをはっきり実感するでしょう。
でもジーンズのように何をやってもどうやっても漂白剤と粉石けんで煮ても(劇的に汚れが落ちる)びくともしない染料の衣類もあります。
お手持ちの衣類のタグをご確認ください。
買った時に外す紙のタグに、洗濯に関する「この商品は塩素系漂白剤は使わないでください」なんて内容の注意書きがあるものもあります。
とりあえず、目立たない場所で使用濃度に希釈した漂白剤を少しためしてみてからのほうが、お気に入りの衣料では無難です。
ためし方は製品の裏に書いてあります。
「目立たない場所に裏布をあて、白布にしみこませた原液をぽんぽんと叩いて白布に色が移るものは使えない。」とか。
ただ、やっぱり上述のように「塩素系は白限定」にしておいたほうがいいかもしれません。
というわけで、酸素系の漂白剤をお薦めします。
これも商品の説明に何系か記載があります。
ただし、塩素系と違い酸素系は2種類あります。
そのうちの弱アルカリ性系は、タンパク質をふんだんに含むウールや絹には使えません。
アルカリ性にはタンパク質を溶かす作用があるのです。
これも商品に記載の説明を、よくお読み下さい。何に使えるか、何に使えないか、すべてきっちりかいてあります。
あと、お使いになるときに「多く入れたほうが効き目がよかろう。」などと余分に入れたりしないほうがよいです。
では、10時になったらドラッグストアへどうぞ。('v^*)/
お礼
ありがとうございます。 大変参考になりました。