真言宗系の寺院の多さについて
平安仏教である真言宗の寺院が9000以上もある理由について考えています。
以下の点についてアドバイスいただければうれしいです。
1.平安仏教は山奥での厳しい修行により、密教を体得する宗派で、病気平癒や五穀豊穣などの加持祈祷を行い、主に貴族や皇族を商売対象としていた。一方、鎌倉新仏教は新興の勢力たる武士や民衆への布教を目指した。
2.天台宗系仏教寺院は、約4000ほどに対して、真言宗派は9000もある(臨済宗派、浄土真宗派は1万超だが、浄土宗、日蓮宗、曹洞宗より真言宗派寺院が多い)。
3.いわゆる新義真言宗は、室町時代以降のため、どちらかというと鎌倉新仏教の布教方針に近く、民衆布教のため、各地に末寺を多く抱えた。(豊山派などの寺院は5000強ある)
新義真言宗は、平安仏教の特色をもちあわせてない?と考えるか、何か真言宗寺院が増える要因があったと考えるか・・・・。