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タタモーターズのナノ
インドのタタ・モーターズが発売した「ナノ」という自動車は、34の特許を申請しているという記事を読みました。 (1)この特許申請数は特別に多いということなのでしょうか? (2)日本や欧米の自動車メーカーの自動車には、一般的に幾つくらいの特許が盛り込まれているのですか?たとえば、カローラが持っている特許数って幾つくらいなんでしょうか?(プリウスみたいなハイブリッド車や電気自動車だと多そうだな、とは感じます。)
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ども、クルマの研究を生業としている者です。この御質問はまさに、仕事に直結した話です。(新型車を出すに当って特許を出しまくるのも、自分の仕事の一環です。) >(1)この特許申請数は特別に多いということなのでしょうか? 1台で34件というのは、決して多くはありません。 別にプリウスの様な、『目に見える新機軸』が無くても、製造法や材料の加工、表面処理や改質といった『見た目では全く判らない』事も特許ネタになります。 と言っても、1台で平均何件の特許が出るか・・・というのはカウントしたことはありませんが・・・ >(2)日本や欧米の自動車メーカーの自動車には、一般的に幾つくらいの特許が盛り込まれているのですか? 例えば。 自分の専門はサスペンション研究ですが、殆ど基礎研究に近い段階でも年間4~5件は特許を出します。これが量産段階に移行し、そこで量産技術分野での特許も出されたとすると・・・サスだけで10件や20件は行きそうです。 勿論、出願した特許全てが権利化されるとは限りませんし、またサス以外の部品が全て、サスと同様に特許ネタがあるとは言えませんが、少なくともクルマ1台分で30件や40件、ということは無いでしょう。エンジンや車体などは、サスごときでは及ばないほど特許の宝庫だし。
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- 大明神(@bathbadya)
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通常なら500件近い。 でも、NANOは安いことが重要。 古くて枯れた技術の集大成とみれば少なくて当然。 安く作るための新しい生産技術などは豊富と思うが、なかなかこういった技術は特許で公開しにくい。 >34の特許を申請 と公言したら、問い合わせに対して具体的にどんな特許か答えなければならない。 なので、特許申請中でも黙っている場合もある。
お礼
回答ありがとうございます。 500件…すごい数ですね。自動車って特許のカタマリなんですね。 となると、「Nanoが34件の特許を申請」っていう記事は、公表していない特許申請があるにせよ、多いというよりは「少ない」という意味合いの記事だと受け取った方がよいということなのでしょうね。
お礼
ありがとうございます。 34件では多いとはいえないこと、よく分かりました。 サスペンションだけで10件20件、エンジンともなると…というと相当多くなりそうですね。