こんにちは。
23歳女性、編集者(中小企業ですが)1年生です。
確かに、大手なら履歴書の学歴で切るところもあります。
しかし、それだけではないのは確かです。
逆に、大手であるほど、採用試験の結果を重視する傾向があり、
半端な中堅(失礼)の方が、学歴重視のように感じます。
実際に、私は中堅私大卒です。
関東圏ならなんとか名前を知られているけれど、
関西では「どこそれ?」というくらいの学校です。
同僚には早稲田卒のいますが、そのレベルの大学でない人がほとんどです。
正直、下手にランクの高い大学を出ている人よりも、
エディタースクールで編集の勉強をしてきた人の方が
即戦力になるでしょう。
努力するに越したことはないですが、
「どうせ私は○○大学卒だから無理だわ」なんて思う必要はありません。
就職活動で何社に落とされても、挑戦し続けてみればよいのです。
単に「編集者」というだけでよいのでしたら、
編集プロダクションを目指すのも手です。
ただし、編プロはいわゆる「大手の下請け」なので、
相当な激務だと聞きます。
まだ1年目の私が言うのも、おこがましいですが…
編集者として大事なのは、文章を的確にとらえるセンスと、
企画力、デザインを見るセンス、コミュニケーション能力だと思います。
文章センスは訓練すれば伸びますし、
漢字検定2級程度を持っていれば問題ありません。
企画も、先輩方に鍛えられながら成長していけば大丈夫です。
プロのデザインを見ていれば、センスは培われます。
特に大事なのはコミュニケーション能力です。
いくら文章の整理がうまくても、著者や営業の人たちと
意思の疎通が図れなくては、仕事になりません。
出版業界は転職が当たり前といわれますが、
多くの著者は「会社」ではなく「編集者」に付いていくそうです。
ちなみに、文章力の訓練方法として有効なのは、
新聞の社説欄を読むことだそうです。
短い文章の中で、起承転結がうまく展開されていますし、
語彙や漢字の学習にも最適です。
試してみてはいかがでしょうか。
次に、お給料ですね。
私が勤めているのは中小企業の出版社ですが、
一般的な大卒の初任給程度をもらっています。
(基本20くらい+残業代)
編プロだと、もう少し低いかもしれないですね。
最後に、「女子は編集者に~」という質問に関しては、
特にそういうことはないと思います。
先日、若手編集者が集まる研修に参加しましたが、
男女比率は5:5くらいでしたよ。
(中堅層以上では、確かに男性が多いかもしれません)
最初から「難しい」と言ってあきらめるのは簡単です。
私も、何度も挫折しましたが、どうしても編集職に就きたくて、
別職種の内定をすべて断り、背水の陣で就職活動しました。
おかげで、今の会社に拾ってもらうことができました。
大学も性別も、気にしなくていいと思います。
がんばってみましょうよ!
お礼
希望は雑誌か本の編集です。やっぱり自分の好きな雑誌や本の編集ができると嬉しいので。 そのためにも自分磨きに力を入れたいと思います。 ありがとうございました!