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戦闘機RF-4E/EJの搭載レーダーは?
航空自衛隊のF-4EJはAN/APQ-120レーダーを搭載していましたが、改になると同時にAN/APG-66Jに変更されました。 ですが、RF-4EとEJが配備された当初の搭載レーダーは何でしょうか? また、J/APR-2がJ/APR-6に改修されたとき(俗にRF-4E改/EJ改と呼ばれる改修)、レーダーは変更されましたか?
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- KITAIKKI
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RF-4EとEJは同一機ですので(EJという命名の理由はご存知だと思います)、ここではRF-4EJとして話を進めていきますが、一般にRFとFのどちらにも限らず日本の空自のファントム搭載のFCSはAN/APQ-120からAN/APG-66という2種類だけだということになっています。ただ大昔の専門誌を漁ってみると(「航空ファン」1985年10月号)、1974年11月26日にMD社のセントルイス工場で日本側に引き渡されたRFー4EJには、地形回避機能を持ったAN/APG-99が装備されていたという記述があります。 ただその後どのような経緯を経てAN/APG-120に換装されたかについてはどこを探しても記述がありませんし、他の専門誌においては最初からAN/APG-120が装備されていたような扱いがほとんどですので、残念ながらその実証は現時点では出来ませんので、一応参考程度にお受け取りください。 >J/APR-2がJ/APR-6に改修されたとき(俗にRF-4E改/EJ改と呼ばれる改修)、レーダーは変更されましたか? ちょっとこれについては勉強不足で申し訳ないのですが、個人的にはJ/APR-2、4改(試験機)、5、そして6へと移行していったと思っていました。さらにRWRの換装は単にアビオニクスの中のひとつの換装としか受け取っておらず、ファンムの改修が後方警戒レーダーの機種変更で表されていることも初めて知った次第です。 もっともレーダーそのものはF-4EJ改をRFにしたわけではなく、もともとF-15の調達充足によって余剰となったF-4EJを、各種偵察ポッドを搭載することによって偵察型への改造としたという付け焼刃的なものでしたので、レーダーの機種変更はありませんでした。つまりこのRF-4EJ改は「戦闘偵察機」というわけで、偶然とはいえ現在の時流にマッチした改修だったと言えないこともないですね。
No.1です。 書き忘れました。RF-4EJへの改造時は、レーダーは変更していないはずです。従って、APQ-120型のままで、ルックダウン能力はないはずです。
かつて航空産業、航空業界でエンジニアをしていました。離れて30年位になるので、記憶なので、違っていたら訂正をお願いします。 F-4EJの能力向上改修をした改型については、イカロス出版発行の「自衛隊の名機シリーズ3 航空自衛隊F-4」内の記述として、菜言うようとしては下記のような記述内容があります。 F-4EJ改への改修内容 1.レーダーをAPQ-120からAPG-66Jへの更新 2.セントラルコンピューターをJ/AYK-1へ、INSをJ/ASN-4への換装 3.RWRをJ/APR-6へ換装し、ALQ-131 ESMポッドの搭載を可能に 4.AIM-7Fスパロー空対空ミサイルの搭載を可能に改修 5.ASM-1/2国産対艦ミサイルと赤外線誘導爆弾の搭載能力の付与 RF-4Eへの改修 1.INSをリングレーザージャイロ式への換装 2.電波高度計、HF通信機の追加装備 3.戦術偵察ポッド、長距離斜め写真撮影用ポッド、戦術電子偵察ポッドをセンターパイロンへの搭載可能とする改修 4.戦闘用兵器搭載能力の維持 と言うことで、カタログ上ではRF-4EJは、M61A1ヴァルカン機関砲、胴体底面に半埋め込み式に搭載するAIM-7Eスパロー空対空ミサイル4発、翼の内弦パイロンに搭載するAIM-7Eスパロー空対空ミサイル各1発またはAIM-9EまたはAIM-9Jサイドワインダー空対空ミサイル各2発の搭載力は維持していることになっています。 ただ、一説には、胴体内と翼内弦パイロンのスパローミサイル発射関係のシステムは、改修以降未点検のため、現実上動作するかどうかは不明で、搭載して発射しようとしたら、最悪の事態を招く可能性があると言う話を聞いたことがあります。