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核の秋?ってあったのでしょうか
1945年から1970年頃まで行われた大気内核実験による気候への影響というのは調査されていないのでしょうか? 核の冬が言われていましたが、多いときは100発以上、中には広島型の1000倍以上の50メガトンという核爆発による塵が気候に影響しなかったとは思えません。 皆さんはどう思いますか。 また、資料や研究をご存知でしたら教えてください。
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- ecopiyo
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タイトルに核の秋とありますが、核の冬に関するご質問としてお答えします(でよいでしょうか?)。 いわゆる核の冬が発生するためには、太陽光を遮るために大量の塵が大気圏内に巻き上げられる必要がありますが、大気圏内における核実験では、大量の塵を発生させるような爆発は起こしませんので、核実験により核の冬が引き起こされることはありません。 核の冬を引き起こす塵は、主に都市部が熱核攻撃を受けて破壊をされたり、これにより大規模な都市火災が発生した際に、大量の建築物や内装物が炎上することで発生すると考えられています。その際に炎上する対象物の量は、何億~何兆トンという凄まじい量になるのではないでしょうか。 一方核実験では都市を焼き払うことはあり得ず、ウランやプルトニウムなどの放射性物質(が核分裂を起こした残骸)と、若干の自然物(主に土砂)がまき散らされる程度ですので、塵の量としてはそれほど多いわけではありません。数十メガトンクラスの水爆であっても、その自重はせいぜい十数トンですから、全てが燃えて塵となっても、核の冬を引き起こすほどの塵は発生させません。 また1963年に大気中における核実験を禁止する条約が締結され、比較的多くの国が調印していますので、それ以降の核実験で大気中に塵がまき散らされる頻度は激減しています。 などなど鑑みますと、核実験による気候変動は発生していないのではないでしょうか。(※核の冬が発生していれば、人類は滅びているかもしれませんし。)もちろん、死の灰(放射性物質)が大量にまき散らされた事実は事実ですので、許し難い行為ではありますが。 以上
補足
核の「秋」としたのは、気候に対する影響、平均気温がやや下がるとかそのような気候への影響についてお聞きしたかったのです。 広島や長崎で放出された塵、また、核ではありませんが第二次世界大戦で焼き払われた世界各地の市街からでた塵、戦争で大量に消費された石炭や石油、火薬などからでた塵、急拡大した軍需生産による塵、そして核実験による塵、これらは大戦以前にはなかったものだと思います。 これらのエアロゾルが気候に影響を与えなかったはずはないと思っているのです。