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「月の道」の出典しりませんか?
月が海面などに近くなると、水面に月の光が反射して、道のように見えることがあります。 これを「月の道」と表現するようですが、いつ頃から、誰が、どのような書物などで言い表しはじめたのかご存じないでしょうか? 広告のコピーとして使いたいのですが、出典がないとまずいので、みなさんよろしくお願いします。
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さて、間もなく一月経過で2度目の締め切り勧告が届く頃でしょう。本日図書館に行く機会が有りましたので、質問を中途半端なままで終わらせないために、判った範囲で記しておきます。 先ず言葉の意味から。先の辞典によると、 ・月の照らす道 ・月の光が射して来るすじ とあり、質問文のイメージとは隔たりがあります。 念のため月が付くすべての見出し語を見ましたが、このような意味を持つ言葉は収録されていませんでした。あるいは地方によってはそのような意味や、または、その状態を示す言葉が更に存在するのかもしれませんが、これは確認できませんでした。 出典に関して引用されているのは、13世紀前半の『壬二集』(みにしゅう)という藤原家隆の私家集に収められた歌です。 「しるべせよ おくるこころのかえるさも 月のみちゆく秋の山かげ」 言葉の意味としては月の照らす道ということになります。 可能性として、「日」の付く質問と同様の意味の言葉が有るのではないかということが考えられます。そちらの転用として、日を月に置き換えて使うことは有るかもしれません。ただ、そこまでは調査をしませんでしたし、即座にこれを思い出すことも出来ませんので、ここまでにしておきます。 著作権に関しての質問ではありませんから、これくらいの回答で良いのではないでしょうか。数年前に『受け月』という、ごく一部の人しか知らない、著者の造語とも思えるような言葉を題名にした小説が話題になったことがあります。もしその言葉を広告に使いたいということなら、問題はまた別のものになるでしょうが。 これ以上は国文学の専門的な研究者に問う以外にはなさそうですね。
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- ichien
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今晩は。 語句の初出の問題なら、日本最大の国語辞典である『日本国語大辞典』(小学館)を調べるのが最も良いと思います。この辞書の編纂の意図の大きな部分は、言葉の出典を明らかにすることに有ります。 ですから、この言葉が収録されているものなら、間違い無くその出典も示されているでしょう(ただし、江戸時代以前の古い言葉で初出が明らかにならない場合には、この頃この本に以下のような用例が有る、というような引用の仕方になります)。 例えば都内ならば多くの図書館が所蔵していると思います。ここで明日まで待って明確な回答が寄せられないなら、そちらに直接行くか、適当な館を選んで、電話でレファレンスの希望を申し出れば良いでしょう。「質問」と言わずに、敢えて「レファレンス」をお願いしますと伝えると、向こうも初めからちゃんと質問に耳を傾けてくれる筈です。
お礼
いや、これは丁寧なご回答ありがとうございます。 さっそく調べてみることにします。 ありがとうございました。
お礼
お手を煩わせてしまいまして、恐縮です。 非常に参考になりました。 これでがんばってみます。ありがとうございました。