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アニメで動く部分
上手いこと説明出来ないのですがアニメで例えば崖の先端なんかが崩れるときなんかは崩れる前から崩れ落ちる部分の色がちょっと違うと思うんですが何か理由があるんでしょうか?
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動くところを最低限だけにしようとする作業削減の跡ですね。 アニメは(デジタルにおいても)、背景と動く部分(セル)を重ねて出来てます。 動く部分のセルは動くためグラデーションなどをするとずれたりして不自然になったり塗るのが大変だったりで基本、いわゆるアニメ塗り・・べた塗りをします。 一方動かない背景は、セル一枚にくらべ非常に長い間表示するので基本的に1枚絵です。そして動かないので凝ったグラデーションなども表現できます。昔は水彩画が主流でしたがデジタルになっても機能をフルに使った完成度の高い絵が使われています。 ここで、背景となっていたオブジェクトが動く場合、背景とできるだけ違和感無くつながるようにセルで塗るわけですが、背景といくらなじませようとしてもアニメ塗りになる時点でかなり違和感が出ますし、セルの場合使える色が決まっているのでどうしても差が現れます。 それが質問者さんの指摘してる部分だと思うのですが、どうでしょう。
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- FEX2053
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動く部分が「動画」で、動かない部分が「背景画」だからです。 これはデジタルが始まる以前からの問題でして、動かす部分の彩色は どうしても動かない部分より単純化せざるを得ないために、微妙に 色が違って見えてくるんですね。 書き込みがしっかりしている宮崎アニメだと、結構これが顕著に出て 来ます。例えば「となりのトトロ」や「紅の豚」で空を飛ぶシーン、 全部の景色を動画で書かざるを得ない正面から迫ってくる画面と、背景 として止めて構わない横に飛ぶ画面では、絵の細密度が全然違いますし 色も微妙に違っていますから、今度見る機会があったら注意して見て ください。絵にこだわる宮崎監督ですら・・・というわけです。 この細密度の違いは監督も分かっていて、「背景画自体を動かしながら 撮影する」ハーモニーという技法も、しばしば用いています。「ハウル の動く城」で、城が動く部分はこの「ハーモニー」を使っているので、 細密さが低下していないんです。 デジタル処理の場合、むしろ「細密すぎて背景画とバランスが取れない」 という問題もあり、最近の「ケロロ軍曹」の「ちびケロ」のように、 他の背景画やセル画から浮いて見えちゃう・・・ということもあります。 何にせよ、アニメの動画と背景画の問題は奥が深く、必死で背景画に 動画を合わせた「おもひでぽろぽろ」や、動画側に背景画を合わせた 「崖の上のポニョ」などは、各々一つの答えではあるものの、完全な 正解ではない、と私は思っています。
お礼
宮崎作品でも…ですか。海外の下請けに受注してるものはしょうがないにしても大変な作業なんですね。 宮崎作品はほとんど見ないので今度見てみようかと思います。 ケロロ軍曹の「ちびケロ」って初めて見ました。 あまり違和感ないですが何か違いますね(笑 回答ありがとうございました。
崩れる部分がデジタルセルで、崩れない部分が紙に描いた背景部分でしょう。 デジタル着色の際、パソコンのモニタによっては同じ色に見えるのですが、いざ合わせてみるとなんか違和感が残るときがあります。 現在着色や仕上げは海外に任せているので、細かい調節はできないのかもしれません。
お礼
回答ありがとうございます。 最近のアニメでもそんな風になってるんですね。最近は00ぐらいしか見てないのですがそんなに違和感ありませんでした。
お礼
回答ありがとうございます。 セルの部分はアニメ塗り(ベタ塗り)じゃないと出来ないんでしょうか? 質問文には書きませんでしたが最近のは割りと違和感ないですよね。 10年位前のアニメとかだと「この木が折れるのか」とかわかったりして楽しかったです。