今から崩れるところ・・・・

質問

最近のアニメはものすごく画面が綺麗なのですが、
TVのアニメとかだと、崖を上っていると今から崩れるぞ！
っていうところが色が変わっててわかりますよねえ
あれって映画とかのアニメだとちゃんとしてあるのに
安っぽく仕上げるのは何故なのでしょうか？
崩れるのが分かって面白くないような・・・

誰か分かる方います？
お願いします～～m(._.)m ペコッ

回答No.3

kenkenkent · ベストアンサー

まぁ、大体のところは他の方が回答されていますね。
ですので、さらに補足させて頂きます。

通常、アニメでは背景と動画部分のセルは別の担当者が描き（塗り）ます。
違う会社で描いている事も珍しくありません。
アニメの製作には人件費がかかりますので、最近では人件費の安い
韓国・香港・台湾などのアニメスタジオに外注していたりします。
まぁ、海外に限らず、国内でやる場合であっても、1社でやる場合であっても、
全てのセル画の着色を1人で行なう事は不可能ですね。
例えば、同じカットの1秒間に使われるセルでも、テレビアニメで
最低16～24枚、劇場版アニメになると、30～60枚も使ったりしますので、
とても1人では無理ですので、数人が並行して塗っていたりします。
そうなった際に、各人が別々の色を塗ってしまっては
アニメの時に色がバラバラになってしまいますので、
セル画は単純な線で塗り分け、ボカシなどもほとんど入れません。
決められた所に決められた色をはみ出さない様に塗っていくという、
簡単に言うと、子供の塗り絵の様な感じですね。

それに対して、背景と言うのは、ほとんど動く事がありません。
ですので、かなり力を入れて描いていたりします。
osafuneさんのおっしゃる様に、紙（と言ってもイラストボードと言ってかなり厚い紙です）
に絵の具で描かれています。画材は会社や人によってだとは思いますが
ポスターカラーだったり、水彩絵の具だったりアクリルガッシュだったりするかも知れません。
また、あくまでも動かない前提で作りますので、ボカシなんかもオッケーです。
時にはエアブラシ（スプレー）なんかも使います。
ですので、リアル系のアニメになればなる程、背景とセル部分の
ギャップが激しく見えたりします。
これの回避策としては、『セルも背景並のクオリティで仕上げる』
『背景もセル並のクオリティに落とす』の2つが考えられます。
例えば『サザエさん』なんかは後者の代表例だと思います。
前者の方は、さすがにキャラ全部を背景のクオリティに上げる事は不可能ですが、
iwasakinatさんのおっしゃる様な、『崩れる崖』程度のサイズでしたら、
ほぼ背景と同じ仕上がりにする事も可能ですので、実際にやっているアニメもありますよ。

お礼

こんばんは。
MADE　IN　TAIWANなんかもあるんですねえ(._.)φ
１秒間に何十枚！２０分とすると・・・１秒２５枚として・・・さんむゎんまい～～！（◎o◎；）ｸﾗｸﾗｸﾗ・・・
内職にも出しちゃいますよね・・・・(T-T)
私がわがままいっちゃうと、寝れないスタッフの人が数人でちゃうんでしょうか。

サザエさん！ちゃちいですよね～
視聴率はいいのに！
ほのぼの系だと許しちゃいますね・・
サザエさんが崖を登るかは疑問ですが、おっちょこちょいのサザエさんにはぜひやって貰いたいですね（笑）

たかが崩れる崖・・されど崩れる崖・・・
実際に色をそろえてやっているアニメ製作者にはこだわりがあるんでしょうね♪（予算も？？）

回答ありがとうございました。

回答No.4

kenkenkent

1秒30コマとして1時間のアニメを作ると、108000枚になります。
しかもこれは、1枚のセルだけを動かした場合ですので、
複数のキャラが同時に動いたりすると、さらにその数倍になったりします。
だから、劇場版のアニメだと、数10万枚なんて数になったりします。
ただ、テレビの場合はここまで枚数使ってません。
たとえば、昔やってた『ひみつのアッコちゃん』なんかだと、
3コマずつ同じカットを使っていたらしいです。つまり、秒間24コマとして、フィルムは24コマ使いますが、セルは8枚しか使っていない、と。
さらに、キャラがしゃべっている様なシーンでは、口の無いキャラの顔をバックに、
口だけ描かれたセルを差し換えて撮影したりします。
アニメショップで使用済セルを探すと、たまに透明なセルに
小さく口だけ描かれた物なんかがあったりします。

お礼

おはよ～ございます♪
あれ？私ってば計算機もろくにあつかえないとか？？（爆）
６０＊２５＝１５００ｱｯ＼(◎o◎)／！６０分に換算するの忘れてるし！（爆）気になって眠れなかったとか・・m(__)m
（馬鹿さ大爆発・・・・・(=^^ゞ）
１０８０００枚、こりゃあもう私の手には負えません・・

kentさんよくご存知なんですねえ・・・
アニメ好きなのでしょうか？
ひみつのあっこちゃん裏話まで・・いやはや・・

口だけのセルっていうのもなんかマニアックですね（笑）
劇場版って実写と同じくらい制作費いるときがありますよねえ・・・

すみませ～ん_(^^;)ゞイヤー
そしてありがとうございました～

補足

こんばんは～
皆様回答をありがとうございます。
今回は内情を詳しく教えてもらって
気になる崖崩れも”予算・・予算・・・”と
あきらめて見ることにします

ありがとうございましたm(__)m

回答No.2

osafune

iwasakinatさん、こんにちは。

そうですね、崩れる所がわかるので「あっ　そこ危ない！」と主人公につっこんでしまいます。

KOH_daさんの回答に少し補足しますね。
アニメでは、通常、主人公など動きのあるものはセル上に描かれ、背景（この場合は崖）は紙にポスターカラーで描かれます。
この法則に従うと、今後崩れ行く予定の崖の一部はセルで描かれ、動かない背景の崖は紙上にポスターカラーで描かれます。
ポスターカラーは水性の画材ですから水彩画のような風合いになります。また、セルはその名の通り素材はセルロイドですから描かれた絵はノッペリとしたものになります。
この差が画面上、如実に現れるため崩れる場所が目立ってしまうのです。
しかし、これらは技術上の問題ですので、壁全体をセルに描いてこれを目立たなくするとか、カット割りを工夫して自然に仕上げるとかいった事が可能です。

iwasakinatさんへの回答としては、「TVアニメの製作期間と予算が原因」とします。
TVアニメは通常週１で放送されるので、製作期間がとても短いのです。また、映画に比べると製作費用も低いので手っ取り早く、且つ安く仕上げるために不自然だと思っていても修正などしていられないのだと思います。

p.s.余談ですが、最近のアニメはセル上に彩色しないコンピュータ彩色が使われています、色の塗むらやセルの重ねによる微妙な色の違いなどが全く無く、非常にクリアでシャープな画像です。（ポケモンやデジモン、カードキャプターさくらなんかみんなそうですよね）ですが、どうも味が無い様な気がして好きになれないのは年のせい？

お礼

こんばんは

製作期間・・・そうですね、週一が多いですもんね～
製作者の方たちも、作りながら妥協しているんでしょうか

突っ込むときはひどいときになると”あ～～！そこの色変わってるのに登っちゃだめ～～！よく見てみなよ～～～！”と叫びたくなります。
ちょっと感情移入してしまうようなアニメだとなおさらです（笑）
せっかくなりきってるのに崖の色のせいで・・・・・

ポケモンってPC彩色だったんですか！？
現代っ子にはこれが普通なのかも・・(>_<)

あと昔のアニメの再放送なんかで、画面にホコリみたいなのがちらちらするのも気になりません？あはは(⌒∇⌒；）

回答ありがとうございました。

回答No.1

KOH_da

アニメのフィルムは、セルと呼ばれる透明なシートに描いた絵を重ねて、
それを撮影することで一コマの絵を作ります。
背景だけ描いたセルと、登場人物のセルを重ねると、
背景のセルを変更するだけで、好きな場所に移動できます。
これによりセルを使い回すことができ、コスト削減になります。

セルは膨大な枚数になります。
だから多くの人たちが作業を分担して描きます。
崖そのものは背景担当の人が描き、
崩れる部分を前景担当の人が描いていると、
微妙なところまで色を合わせることができないのです。

お礼

こんばんは
＞崖そのものは背景担当の人が描き、
崩れる部分を前景担当の人が描いていると、
微妙なところまで色を合わせることができないのです

とのことですが、崩れるところぐらいは一緒の人に書いてもらいたいと思うのは私のわがまま？でしょうか？（笑）

なんだかいつも主人公が崖に上ると”ほれほれ～ここが崩れるぞ～～”と揚げ足とりになってしまいます・・・

気にしないでおこう・・と思うのですがつい・・(=^^ゞ

コストの問題ならあんまりわがままいえないですねえ・・
じゃああんたが金を出してくれるのかい！っていわれたら（((((・・;)サササッ ですから・・・
我慢我慢・・・・

回答ありがとうございました。