70年代後半~80年代前半の日本のインディーズ・ロック関係の言葉だと思いますが
だとしたらNo.1の回答の通りです。
折角ですから、蛇足を若干。
70年代後半、日本のアンダーグラウンドなロックシーンに
英国のパンク・ムーブメントに触発された連中が出てきます。
79年、六本木に東京のパンクの拠点をめざした「S-Kenスタジオ」ってのが出来て
毎日曜日に「Blow Up! Tokyo Rockers」と題されたGIGが行われ
リザード、フリクション、ミラーズ、Mr.カイト、S-Ken
といったバンドを中心に盛り上がってきます。
とはいっても今みたいにインディーズが定着していない頃でしたから
本当にマイナーなムーブメントでしたが、内容は充実していて
やがてCBSソニーがこれに目をつけ「東京ロッカーズ」というタイトルで
リザード、フリクション、ミラーズ、Mr.カイト、S-Kenの5バンドのオムニバスLPを発売します。
まあ、これが所謂、世に言う「東京ロッカーズ」ですな。
同時期にビクターも「東京ニューウェーブ79」というオムニバスLPを発売し
フォロワーがどんどん出てきます。
一方、バンドではなくレーベルの方も
英国にならってメジャー資本に頼らず自分達でレコードを出そうという
所謂インディーズレーベルが続々誕生します。
「ナゴム」ってのは、その中でも後発の方で
有頂天のケラが主催し、コミック系バンドを多く揃えて人気を博しました。
同じ頃、オートモッドというバンド
-布袋寅泰や高橋まこと(元ボウイ)、渡辺貢(パーソンズ)が参加していた
いま考えるとすっげーバンドだった-
が中心となってゴシックパンク系のストリームをつくります。
(これこそが現在のビジュアル系のルーツです。)
ソドムは、そのストリームの中で出てきたバンドで
結構人気があったんですけど
この頃になるとインディーズ・ムーブメントが失速しだすんですよね。
原因は?一言では表せるモノではありませんが
現在のインディーズのように、メジャー予備軍になってきちゃったのが
大きいと感じています。
上の方で触れた「フリクション」なんてバンドは
2ndアルバムこそソニーから出しましたが
結局メジャーは性に合わない、と
現在でも超マイペースでアンダーグランドに、地道に活動を続けています。
(今は活動休止かな?)
で、忘れた頃に突然素晴らしいアルバムをリリースしてくれます。
お礼
懐かしいです。この頃、夢中になっていました。 告白しますが、今でも結構すきです。 ありがとうございます。