大変残念ですが、現在C型肝炎も及び肝炎の既往歴を持つ方に対して、これを被保険体として加入できる生命保険はありません。
肝臓というのは、大変強い臓器である一方、一度罹病すると中々完治しない臓器です。特に肝炎の場合は御存知でしょうが、肝細胞が多量に破壊されるので、強い臓器ゆえに、免疫機構か働き、結果肝臓機能の低下、たんぱく質の合成、解毒作用が行われないという症状になります。
急性肝炎の場合は、黄疸が生じ肝機能は修復いたします。その意味で、実は医学的には、急性肝炎は再発が無い場合、特に生命を脅かす疾病だとは考えていませんし、実際にアルコール肝炎であっても飲酒をやめれば肝硬変に至る前に治ったという例は高度医療の進歩によって沢山あります。
しかし、どうしても保険医学的には、近年特に、肝炎は肝硬変になり肝臓がんになるというルートで考えられています。
実際に友人でウィルス性肝炎の罹病暦のあ人間は、その後完治した6年を経過しておりますが、外資でも告知でNG。オンラインのある生保では生年月日だけで申し込みを断られています。
今お入りの保険で入院給付が下りるのであれば、医療給付はそのままで、もし商品が、定期付終身で終身部分が厚いのなら、一番良い時期で解約され、今後の治療費に充てることをお薦めいたします。又、単体終身であれば、満期時より後の方が溜りが増えますので、これも治療準備金に充ててください。
肝炎は大変お気の毒ですが、保険に加入されていたことは不幸中の幸いです。
お役に立てなくて申し訳ございませんでした。
補足
「お役に立てなくて」なんて、とんでもないです。 完治していてもだめなんですか・・・。 よく、告知の欄に、「3ヶ月以内にその病気の治療を受けたことがある」とか言うところがあったと思うのですが、3ヶ月間治療をしてなければOKという手もありかな?なんて思ってたりもしたもんで。 ところで当方、保険に強くないので、「終身部分が厚い」と、「単体終身であれば~」の意味がよくわからないんですが、もうすこし詳しく教えていただけませんか?お手数ですが、よろしくお願いします。