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有価証券評価損と有価証券含み損益の違い
新聞を見て疑問に思い質問させて頂きます、有価証券評価損と有価証券含み損益の違いを教えて下さい。
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有価証券というのは、株券や社債などのことですが、これらは市場取引により価格が時々刻々と変化します。 A社がB社の株式を買った場合、B社の株式の価格は時々刻々変化しますから、株価が上がれば得をしますし、下がれば損をします。しかし、利益や損失というのは売ってはじめて利益や損失になるわけです。5000円で仕入れた商品は10000円で売ってはじめて5000円の利益になるわけです。仕入れただけでは利益になりません。それと同じです。 しかし、現実に株価が変化しているわけですから、表には現れていないけれども、損失や利益が生じているわけです。これを含み損とか含み益とか呼びます。 含み損や含み益は、まだ株券を売っていないので財務諸表には反映されません。でもこれが大きくなると、会社の資産が変化しているわけですから、やはり財務諸表に載せて会社の業績に反映しなければなりません。 そこで保有している有価証券の評価替えをします。これが評価損です。 結局、財務諸表に反映させているものが評価損で、反映させていないものが含み損とお考え下さい。
お礼
早速のご回答頂き, ありがとうございます, 主要生保の2008年4-12月期決算の項目として、数字的には(有価証券評価損<有価証券含み損益)なのですが、両方が記載されています。