一般的には「レンジフード」という商品名で売られているものは、換気扇のプロペラは天井側についています(レンジフード用の場合、正確にはプロペラとは呼ばずに、シロッコファンと呼ばれる筒型の羽根の場合がほとんどです)。レンジフードは換気扇組み込み済みフードで、そのための無駄なサイズの拡大を防ぐ意図があるからです。
「一般換気扇」+「フード」の組み合わせのときには、壁側に換気扇プロペラがつきます。この場合は本当に飛行機や扇風機のようないわゆるプロペラです。
レンジフードの各メーカー機種によってダンパーの位置は少しずつ違うと思いますが、排気側にダンパーがほとんどのばあい付いているはずです。
(そうでないとねずみやごきぶりが進入しほうだいのうえ、外から風が吹いたとき勝手にレンジフードのプロペラが回って困るからです)
「ダンパーが開けっ放しの状態」というのは、どこを見て判断されていますでしょうか?
レンジフードの点検そうじ用に、プロペラ(シロッコファン)が多分簡単にビスで外せるようになっていると思います。
通例はこのファンをそっくり取り外してしまうと、排気側のむこうにダンパーがぶらぶらいるのが見えるようになっているはずです。
もしくは、おっしゃるように「わざと施工時にダンパーを外してしまって無くなっている状態」であれば、ダンパー取り付け用の軸受けだけが無意味にそこに存在しているのが見えると思うのですが、ちょっとご確認してみてください。
マンションの外壁にあいている排気口の終点にあるダンパーが開けっ放しに見えているだけで、レンジフード組み込みのダンパーは、しっかり機能しているのではないかと思うのですが、羽根を外せばはっきりとわかります。
また、羽根を外すのが大変でしたら、ちょっとした風が外壁に当たっただけで、スイッチを入れないのに勝手に換気扇がぐるんぐるんと勢いよく回っているかどうか確かめて下さい。
いつも外の風のせいで、換気扇(シロッコファン)が勝手に逆回りで勢いよく回っているようでしたら、本当にダンパーがまったく無い状態といえます。
(またはダンパーがあるけれど、油汚れで固まってしまって、開きっぱなし状態になっているかもしれません)
外気の自由な往来で室内をあたためることと湿度の相関関係は、直接には無関係だと思います。
(たぶん結露のことを心配されているのだと思いますが、断熱のわるい窓ガラスのようなところが外気で冷えていると、室内の湿度に敏感に反応して結露が起きます。これは湿度が上がってしまうからではなく、同じ湿度でも断熱が悪くて急に冷やされてしまうことが原因です。)
お礼
大変ご丁寧な回答有難う御座います、とても参考に成りました。 早速ダンパーの確認をしようと思っております。又、結露の原因の方も一つ省ける事が出来たので、対処し易くなりました。 有難う御座いました。