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不登校の理由を教えてください

40代のおじさんです。おじさんには子供がいません。 ここの質問を読んでいると、「中学のほとんどを行かず高校に進学したい」質問が最近多くみうけられます。 そこで質問ですが、不登校になる理由を教えてください。 おじさんが中学生の時には「不登校」という言葉もありませんでしたので、今ひとつ理解ができません。 回答に役に立てたいと思いますので、多くの回答をお待ちしております。

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回答No.2

児童心理学を少し勉強しました。今は不登校のお子さんにボランティアでカウンセリングをしています。 なぜここまで不登校が増えてしまったのか・・・・背景には親子関係の密接化と対人関係の不器用さが絡んでいると思います。 核家族化し、祖父母の眼差しが家庭から消え、『他人は何をする人ぞ』という風潮の中で地域での関わりが消え、昔の子どもと比べると今の子どもは圧倒的に人と触れ合う経験が乏しいのです。 私には子どもがおりますが、小学生でも今は公園で泥んこになって夕方まで異年齢の子ども達と遊ぶ姿は見られません。 強きと戦い、弱きを守る、集団のルールを教えていた『ガキ大将』は日本から消えてしまいました。 放課後の子ども達は、一人一人がそれぞれに頑張る塾にいます。 家庭は密室化し母と子が密着しています。 親の常識がすべて、親の子育てがすべての世界です。 叱られた子どもを懐に入れて慰めてくれた祖父母はいないのです。 とぼとぼ歩いている子どもに「どうした?母さんに叱られたか?」と声をかけてくれる八百屋さんはいないのです。 子どもが多くいた時代には一人一人に手をかけてあげられない分、長男は勉強は嫌いだけど世話好きだから家業を、次男は職人肌、三男は本が好きだから進学をさせよう、4男は・・・・なんて、子どもの個性をありのままに受け止めて生き方を尊重してあげられました。 しかし現代は少子化のため、一人の子どもに期待がかかります。 親は何とかこの子に将来安定した職業についてもらおうとお金をかけます。 今の親は子どもにすべてを注ぎ込みます。期待も未来もすべてです。 子どもは親が大好きです。必死に期待に応えようとします。 でも、走り続けられる人間などいません。 必ずどこかで行き詰ります。 家庭で無理をしてきた子どもは学校で爆発します。問題行動を起こす子どもが増えます。 家で居場所をなくし、学校でも叱られる経験が多くなり、弱い者へとストレスが向かいます。いじめが起きます。 子ども達はもともと対人関係が未熟なものです。その上、仲間同士でもまれる経験が少ないため、喧嘩の仕方を知りません。 仲直りの方法も、仕切りなおしの方法も経験がないのです。 子どもにとっての唯一の逃げ場だった家庭が、子どもを更に追い込みます。親は子どもの将来が諦められないからです。 レールから外れる我が子を受け入れられません・・・。不安に勝てないのです。 親自身も自分の子育てを相談する場所がありません。どんどん追い詰められて不適切な対応を重ねてしまいます。 傷ついて苦しんでいる子に、登校を迫ります。 こうして不登校が長期化します。 不登校の子ども達は本当に繊細で優しい子ども達です。 頑張って走り続けてきた子ども達です。 そんな心が「もう頑張れないよ」と上げた小さな声が、不登校と言うSOSのサインなのだと思います。

noname#76841
質問者

お礼

経験者からの長文のご回答ありがとうございました。 確かに子供が一人という家庭が多いのでしょう。二人目が欲しくても仕事と育児の両立などから諦めるご夫婦もいるようです。 隣が学習塾なのですが、自家用車でお母さんが送り迎えされている家庭も結構あります。自転車くる子どものほうが多いですが。 親が子供に期待するのは理解できますが、やはり子供がいないと実感できません。 子供同士で喧嘩をして怪我をさせると、今や損害賠償という訴訟にまで発展していまう時代のようです。 なかなか難しい問題ですね。ご回答ありがとうございました。

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その他の回答 (3)

noname#78753
noname#78753
回答No.4

不登校の原因は、一言で単純に説明できるものではないように思います。 不登校体験者の手記を読むと、言葉を尽くして説明することのむなしさをいつも感じます。 不登校体験者の人の文章でさえ、自分の状態を無理やり世の中の理屈に合わせて説明しているため、本人の本当の気持ちが書けていないのではないか、と感じるものがあります。 もし、よろしければ、こちらの本を読んでいただけるとよいかと思います。 著者は、この理由を言葉で表現しようとすることのむなしさを的確に文章で表現している数少ない不登校体験者だと思います。 あまり長くない本ですので、早ければ1時間以内に読めます。 貴戸 理恵・常野 雄次郎「不登校、選んだわけじゃないんだぜ!」 理論社 http://www.amazon.co.jp/%E4%B8%8D%E7%99%BB%E6%A0%A1%E3%80%81%E9%81%B8%E3%82%93%E3%81%A0%E3%82%8F%E3%81%91%E3%81%98%E3%82%83%E3%81%AA%E3%81%84%E3%82%93%E3%81%A0%E3%81%9C-%E3%82%88%E3%82%8A%E3%81%BF%E3%81%A1%E3%83%91%E3%83%B3-%E3%82%BB/dp/4652078072 参考になれば幸いです。

noname#76841
質問者

お礼

ご回答ありがとうございました。 不登校体験者の手記が出版されているとは初めて知りました。 今度、本屋へ行くことがあれば探してみます。 貴重な情報ありがとうございました。 私も中学時代いじめられた体験はありますが、今のイジメとは違いましたので。

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  • taku1114
  • ベストアンサー率52% (11/21)
回答No.3

 私の学校でも不登校は1クラスに1人くらいいました.高校では見かけませんでしたが,数人不登校になっている人も他のクラスではいたようです.  まず,No.1さんも仰っているように虐め問題が一番の原因かと思います.「からかう」のと「虐め」のボーダーは個々人によって,違うので,他の人と同じように接していても,それを『虐め』と解釈されることもあるようです.私の友達の一人(結構やんちゃでした)は,虐めの件で学校に呼び出されていたことがありましたが,その人を格別からかっていたわけではなかったので,極めて意外でした.(皆それくらいからかいあっていましたし…).  メンタル面の弱さと言うのは,やはり昨今では外に出かけるのは危険だという判断から,外で遊ぶことが減っているということ,そして,それに伴う上下,同級生同士の交流の少なさにあると思います.  私の通っていた高校でも虐めがあったようですが,体育教師が,「昔は,喧嘩しかり強いものに立ち向かい,弱いものには無視とまでは行かないが,眼中になかったのだが,現在は弱いものを集団で苛めている.」と言っていました.その傾向は確かにあると思います.    不登校の原因の2つ目は学業的送れです.  私の学校では,そのような人のためにゆっくりと低学年の勉強から始める(対象は,手術などにより,長期間学校を休んだ人)クラスがあったので,不登校とまでは行きませんでしたが,近くの学校では,そのようなクラスがないため,勉強が出来ないことにコンプレックスを抱いて,不登校になるという人もいたようです.  不登校の原因の3つ目は精神的苦痛です.  これは「夜回り先生」の別称で知られる水谷 修さんがテレビ番組で行っていましたが,行きたくない!と思うと,学校に行こうと親が話すことにより熱を出したりと体自体が拒否反応を示すことによります.本人は学校に行かなくちゃ!って思っていても,虐めなどにあった人だと麻薬のフラッシュバック現象のように思い出し,魘されたりして身体が拒否反応を示すこともあるようです.水谷 修さんの著書『夜回り先生』シリーズは虐め問題やリストカットなどの問題に真摯に受け止めていますので,現代の若者現状を知りたいと仰るのであれば,図書館などで借りてきて,一読すると見識が広がるかもしれません.なお,水谷さんはリストカットは止めてはいけないという主義です,(自己嫌悪の表れだからという説明をなされていました.止めると,他人にまた迷惑をかけてしまったと思いつめ,余計にひどくなるそうです.番組では,水谷さんが嘗て相談を受けていた中学生が留守の間に処方されている薬の量を遥かに上回る睡眠薬を読み,亡くなってしまったことで,一人でも多くの若者を救いたいと発起しているといっていました.)   以上簡単ですが,こんな感じです.私は不登校にはなっていませんが,不登校になった友達もいます.理由は近くにいても分からないという場合も多いです. 特に昨今の虐めは陰密に行われているようなので,本当に苛める人苛められる人しか知らないということもあり,傍観者もいない状況のようです.

noname#76841
質問者

お礼

詳細なご回答ありがとうございました。 「いじめ問題」は理解できるのですが、私の時代と現在では「陰湿さ」が違うと思います。私の時代はどちらかと言えば「暴力的」でした。 加害者側は「ちょっとからかっただけ」という認識でも、被害者からは「いじめ」と認識されますね。少しは体験しているので、何となく言い分は理解できます。 子供が外で遊ばないというご指摘もうなずけます。昔は原っぱで草野球をしたものですが、今はそれをする場所もありません。 いろいろと参考になりました。ありがとうございました。

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  • syunANDa
  • ベストアンサー率38% (8/21)
回答No.1

まず、一番多いのが今、社会問題ともなっている"いじめ"だと思います。近年は悪質なモノも増えていますので(インターネットなどの書き込みとか)、被害者にとってもダメージは大きいようです。  後、あるとすれば、質問に書かれている発言からもわかるか、と思いますが、"学校の勉強などに、ついていけなくなってしまった"もしくは"学校内の規則が強すぎる生活に嫌気がさしてしまった"などではないかと思います。私も今は大学生ですが、昔を思い出すと、楽しかった反面、規則は高校、大学よりも幾分か強かったです。  また、その学校に何人かの友達がいない場合、学校に行く意義がより見つけ出せなくなるため、不登校になる傾向はより高まることもあります。

noname#76841
質問者

お礼

ご回答ありがとうございました。 「いじめ問題」は深刻ですね。中学だけでなく、私立高校(進学校)の特進クラスでも「いじめ」があるという書き込みを見て驚きました。 中学が一番規則ではうるさかったことは、私も同感です。靴下までも注意されましたので、「親が買ってきた靴下を履いているだけで、文句があるなら親に言ってくれ」とか「基準があるならプリントにして全員に配ってください。親に見せてその基準にあうものを買ってもらいますから」とも言いました。しかし、口頭のみでプリントを配布することはありませんでした。

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