音質の良さ=エラーが少ない(生の音に近い)という元で回答します。
答えは1ですね。
パソコンのデジタル出力がそのまま出力されたと仮定しても1です。
まず、1点はパソコンのCDドライブ(DVDドライブ)がどのように固定されているかを考える必要があります。次に、ベリファイはオーディオに対して有効かどうかです。
最後は、デジタル出力はそのまま出力されているのかどうかで、この3点が大事です。
1つ目は、振動の影響をドライブが受けるということです。
CDはデジタルだから影響などないと思いがちですが、読み取りは光学読み取りでアナログ手法を用いています。どこがアナログかというとCDにある凹凸を光の反射で読み取るため、振動などを受けるとその精度が低下することが多々あるのです。それを、CIRCと呼ばれる技術で前後データから訂正させるのですが、さらに傷などによってエラーが認められた場合は、その部分はバーストとしてスキップし、無難な音を取り込むのです。
ここで、既に正確な音声データとして取り込める可能性は下がります。
次に、ベリファイなどのチェックですが、まずベリファイはデータの全てをチェックするわけではありません。ベリファイが行うのは、あるルールに基づいてデータが正しい状態かを確認する作業です。頭と尻だけをチェックして、容量が一致していると読み取る方法も一種のベリファイですし、パリティ情報やメタデータなどから問題がないと識別するアルゴリズムを使ってもベリファイです。
データを確実にチェックする技術はコンペアと呼ばれるもので、データの内容の全てが正しいかを確認しますが、上記の訂正を使う以上無難にエラー訂正されたデータが収められている可能性が極めて高くなり、エラーがなくとも既にエラー状態のデータを無難に変換して読み取っているということになります。
(ちなみに、これはRed Bookに基づく仕様です。一般にYellow Bookに基づいているデータディスクはCIRCではなくECCを利用します)
3つ目は、デジタル出力の仕組みです。
パソコンはCD以外にも多々のオーディオデータを扱います。WMA、AAC、MP3、DD、DTS、MLPなどなど多種多様なビットストリームからPCMでも32KHz/44,1KHz/48KHzの16bit/20bit音声、48KHz/96KHz/192KHzの24bit音声を扱うことができます。
これらの音は全てそのままで出力されるわけではありません。ハードウェアに依存しますが、基本的には48KHzで出力され、サンプリングレートコンバータなどで設定を変更できるハードウェアに関しては、それ以下にもそれ以上に変更できます。(全てDD処理を施します)
また、ビットストリーム出力やHDオーディオ(24bitオーディオ)の生データ対応したハードウェアのみで行えできない機種は、48KHzで処理されます。
CDのオーディオサンプリングレートは44,1KHzステレオを基本としていますが、出力される際には48KHzになります。ハードウェアのD/Dコンバータ(サンプリングレートコンバータ)で音声のサンプルを変換し44,1KHz→48KHzにします。ここで精度の良い物が使われているかどうかです。パソコンでわざわざ高級なDD回路を搭載することは希です。オーディオに特化したカードぐらいです。
これが答えになります。
実際にオーディオに特化したソーテックのオーディオPCなど一部ではそういった部分を考慮した設計が行われていますが、パソコン全般が何もしなくとも生音声に近い質感になるかというとそうではありません。
尚、人には好みがあり生の音が良い音とは限りませんのでご注意を。
お礼
ご回答有り難うございます。 残念ながら、手持ちのONKYO-SE90PCIはASIO対応ではないようなので 次に買うときは気をつけて見ようと思います。