雨樋の勾配と選定の際の降雨強度について
まだ工務店は決まったない段階ですので、こちらで相談させていただきます。
雨樋(軒樋、竪樋)のサイズ選定の際に決定する数値「降雨強度」と「軒樋の勾配」について教えて下さい。
建築予定地はは愛知県(名古屋市近郊)です。
ネットであれば選定表もしくは自動計算式による簡易チェックが可能ですが、諸条件は各メーカーによって違ったりします。
パナソニック、デンカの場合は「地域別降雨強度:160、140、120、100mm/h」の採用を前提としてますので、愛知県の場合は、降雨強度:120mm/
(h水勾配:1/1000 、5/1000)になります。
タキロン:降雨強度 160mm/hr(水勾配1/1000 、5/1000)
タニタ:降雨強度160mm/hr(水勾配1/1000、4/1000)
セキスイは他社が採用してる地域別降雨強度とは違う基準に基づくようです。
セキスイ(エスロン):降雨強度100mm/hr
※「セキスイでは、日本各地における降雨強度を[以下の基準]で設定し、住宅用雨といには雨量計算上、IIの100mm/hrを推奨しています。」
[I:60mm/hr II:100mm/hr、III:120mm/hr]
降雨強度に関して、セキスイは100を推奨とのこと。
確かに県別の1時間降水量の最大記録調べてみますと愛知県は100mm/h未満でした。ただし「※降雨強度の最終決定は、設計監理者の判断を優先します。」との注意書きもありますので、あくまでも目安と理解してます。当たり前ですが、自己責任でということですね。
ちなみに東海豪雨(平成12年)について調べてみたところ、観測値は日最大1時間降水量=97mmで81年振りに更新とのことでした。
ただこの地域はそこまでではなかったので(特に被害もなかった)、このデーターからもセキスイの100mmが合理的な数値のような気もします。
また、仮に想定外の豪雨によって万が一オーバーフローしたとしても内樋ではないので建物への直接的被害もないことからも、あまりシビアに考えることも無いのかなと思ったりもします。
そんなこともあり160は過剰な気がしますが、メーカーや工務店としては一般的にはどんな数値を採用してるのでしょうか?
また計算上必要となる軒樋の水勾配の決め方ついてですが、1/1000、4/1000、5/1000という数値がある中で、見た目の問題(ほぼ水平かそうでないか)、計算結果への影響(竪樋の本数)以外にメリットデメリットのようなものがあるのでしょうか?
以上何かアドバイスいただけることがありましたら、どうぞよろしくお願い致します。