教科書のインフレとデフレの項参照
その他もろもろの理由はありますが、小学生に説明するのなら
日本を1つ商店街にして考えましょう
A商店街では円を使ってます
B商店街ではドルをつかってます
Aでは平均で一人10万円の月給をもらってます。
Bでは平均で一人2000ドルの月給をもらってます。(大体倍として)
Aはちょっと貧乏なので、A商店街銀行がお金をいっぱい作りました
で、Aのみんなの給料を100万円にしました。
Aの人は大喜び、安い肉や、ちくわカレーとの生活はおさらば。豪華な生活が出来ます。
さて
みんなが高い肉や野菜、車、を欲しがるのですが、作る人が足りないので生産が間に合いません。作っても作ってもどんどん、売れます
ウハウハ、に見えますが、これでは「需要と供給」のバランスが崩れるので、肉も野菜も車も値上げしちゃいました。
なんで値上げするの?
それはね、ダイアモンドも、数が少ない貴重な物だから高いのです。
作るのが間に合わない=数が足りない=少ない=高くなったのです。
元々、100円の肉が1000円に、50円の野菜が500円に、10万円の車が100万円になりました。これでは前の給料のときと同じですよね?
さて、
A商店街の肉、野菜、車が値上がりして、生活水準は元の給料の時と同じになっちゃいました、もらうお金が10倍になっても、物も10倍になってますからね。
じゃぁ安いB商店街から買っちゃいましょう。
B商店街に旅行に行っちゃいましょう^^
旅行にいくには?
そう、円をドルにする=円を売ってドルを買うのです
どんどん、ドルが買われます。ドルが少なくなります。ドルが高くなります。
円はどんどん、売られます、円はドルに対して安くなりますね。
B商店街の物は沢山売れます、Bの人は大喜び、大繁盛
Aの物は高いから売れません
今度はBの人だって旅行に行きたいと言って、Aに行こうとしました
円が安いから、少しのドルでいっぱい円が手に入るんだから良いじゃない?
と、思って、Bの人がAに来たらびっくり
Aのお土産は高いのなんの。結局、Bの人はAには行かなくなりました。
観光客も減り、Aの人すら、Aの物を買わなくなったので、Aの野菜や肉や車を作ってる人は、商品を安くしました。でも、商品を安くしたので、給料も減ってしまいました。そうすると、魚や、豆腐、米は高いままなので、買えなくなっちゃいました、結局値下げは失敗。値下げしなかったら誰も買ってくれません。どれだけ作っても売れないので作らなくなりました。
Aの生産はストップ、でもBとAはケンカしちゃったのです。
Aは何も作る力がなくなってます。でもBから物を買えません
Aはどんどん、寂れていき、商店街はつぶれましたとさ。
と、言う事です。
本来はもっと複雑な経済の仕組みもありますが、このくらいわかれば良いんじゃないかと思います。